閑話 30代の若い世代に
木の住まい取扱説明書 木の輝きはリッチの源!
日本の住まいを良くする無垢材研究会 木の案内舎ゲインのゴトウです 昨日仕事の帰りに、ちょっとユニクロに立ち寄りました。安くて、品揃えが豊富、しかもそこそこのシンプルなセンスがある衣類が並べられていて、見て回るだけでも、何となく気持ちが良い。 このクソッタレといいたくなるような不況下、こういった見掛けも悪くなくて、リーズナブルな商品はありがたい。私のようなオッサンも入れるから、気持ちが良い。 さて前回で、30代の若者の置かれている状況について、簡単に述べましたが、彼らの自意識が、反って自分の状況を固定化してしまう悪循環を惹き起こしていると思います。 これはあくまで、昨日のNHKの報道を観ての感想です。 彼らの自意識には、何かかなり強いブレーキが働いているようです。それは、一時期マスコミが煽動した言葉である「自己責任」という、自分も他人も突き放すような無責任で冷酷なメッセージです。 失敗したら、どうせ「自己責任」といわれて、誰も大して助けてはくれない。失敗したら、「負け犬」呼ばわりされる。 彼らにとって、失敗は、即、恥に結びつくようです。だから失敗は、ひたすら隠す。あるいはなかったことにして、その場をごまかす。成功はしていないけど、失敗もしていない状態、・・・。 こんな状態はふたつしかありません。ひとつは失敗から這い上がって、もうすぐ成功に辿り着く時。それともうひとつが、何もしない時です。 何もしなければ、成功することはないだろうけど、失敗することもないと思っている。このとんでもない勘違いの感情が、いずれ僻みや嫉みの感情に変異することを知らない。それが「自己責任」という一言で済まされてしまう。 失敗を経験しないで成功した人は、絶対にいません。多くの間違いや試行錯誤の結果、人は初めて成功を手にします。それ以外のケースはありえません。換言すれば、成功するまでは失敗を重ねることが成功への唯一の道です。 人の目が気になるという見栄や虚栄心が強い世代なのかもしれません。 失敗という言葉にびびる!失敗して、無一文になったことがありますか?居場所をなくしたことがありますか?臭い飯を食ったことがありますか?その原因が、たとえ裏切りや騙しにあったためといっても、失敗は失敗です。 だからびびる心は当然なのですが、そのビビッている自分を救い上げるのも、自分以外にいない。二度同じ過ちを犯さないように、過去の記憶やびびる気持ちは持っていなくてはなりませんが、それが今を支配しては、将来がありません。 でもそのとき味わった屈辱は、強烈な動機付けには持って来いです。あのときの屈辱は忘れない。何が何でも這い上がってみせると、人の何倍も努力して、ついに手にした勝利の美酒は、そういう経験をした人にしか分かりません。 成功とは、そういうものではないでしょうか?失敗なんか、生きてりゃ、関所みたいに、必ず通る道です。 でも人の評判ほど当てにならないモノはありません。 この世界、目的があればなおさら、周囲との摩擦や軋轢が生じるのは当たり前です。むしろそういった摩擦を最善の形で解決しながら、一歩一歩目標に近づく努力をすると、昨日バカ呼ばわりしていた者が、笑顔で擦り寄ってくるのも現実です。 だから失敗は、何ら恥ではありません。失敗を怖れて、何もせず、他人を非難することが恥だと思います。 たしかに派遣社員として生きる動機を問えば、かなりいい加減な動機があったかもしれない。でもその当時は、それ以外に選択の道がなかった人も大勢います。 今のように、自公政権が造ったダメ日本では、将来性溢れる人ほど生きにくい社会になっています。でもだからといって人のせいばかりしていても、社会も生活も改善することはありません。 まずは今が谷底と認めて、生活保護でも何でも、社会的な福祉制度に頼り、いずれの捲土重来を図る。これからの日本を変えてやるんだと、皆で力を合わせれば、変わらないモノはありません。 次回から、本編に戻ります。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/
by MUKUZAIKENKYU
| 2009-10-08 17:22
| リッチな人生
|
![]() 単なる木の家では幸せにはなれない。すべては人と人との熱意と誠意のつながり。人が本物であって、初めて木が生きるのです。 by MUKUZAIKENKYU
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