人気ブログランキング | 話題のタグを見る

スイッチが入る

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 昨夜、ある方法での瞑想を行っていたとき、突然スイッチが入りました。

 それは、それまで必死で本を読み、またいろんな実践を通して、何とかして自分のものにしようと悪戦苦闘していたことが、突然実体とともに腑に落ちたのです。

 理論では分かるものの、確かにそうだと納得してはいたものの、どうしても自分の体の一部にならないというか、完璧な実感として消化できなかったことでした。

 それが、瞑想中に、突然実体として現れました。回路がつながった瞬間です。脳全体が熱くなり、それから体中も熱くなってきて、しばらくして脳に余韻を残した状態で醒めていきました。

 これは、理論的な認識を超えて、実体化した認識というか、まさに体感できる姿として、その流れが現れました。


思考と現実

 具体的には公表できませんが、その内容は「現実は、思考の結果である」ということです。

 換言すれば、思考という原因から、現実が結果するということです。その逆はありません。

 私たちを取り巻く宇宙も、自然も、文明や文化、そして個人的な環境や事情も、それらは、複数と単数の違いはあれ、すべて思考されたものが結果として現れているのが現実だということです。

 いろんな支流が合流して、大きな本流の川になるように、本流は現実として自然の法則に従っています。

 
 ほとんどの人々は、結果でしかない現実から考えようとします。「客観的」という思考方法で、分析や推論をして、「結果」を導き出そうとします。でもこれは本当の意味で、全く無意味なことが多い。

 結果は、厳密にいって原因にはなりません。人間が、結果としての現実から思考するために、その現実を元にした次の現実が現れるだけなのです。そこには創造がないのです。


 いわゆる発見や発明も、じっくり観察すると、現実的な切望感や不足感から生まれたように見えるのですが、動機は何であれ、実は原因ではありません。原因となるものは、動機より以前から存在しています。

 不足感や恐怖感から生み出される現実は、不足を感じる、あるいは恐怖におびえる状況しかありません。ただそれをきっかけにして、心の内奥に潜んでいた完全な姿としての思考が飛び出してきたといった方が正確かも知れません。

 それがまったく別の次元の現実を惹き出したのだと思います。


 思考とは、本来は次元を越えたエネルギーということです。人間が人間社会で共有できるように、勝手に尺度を作っているだけで、元々宇宙には、時間もなければ、大きさもありません。

 それが理解でき、心に実体として認識できると、今ある現実は、無限の選択肢から、人間がたまたま選び出した「現実」のひとつでしかないということが分かるようになります。

 それは自分の思考のあり方、またその使い方によって、別の現実を引き出すことが出来るということでもあります。現実は結果であって、原因ではありません。また原因にしてはならないものです。
by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-27 12:08 | リッチな人生
<< 高天原に行ってきました ゲイン提供の木の家プロジェクト進行中 >>