人気ブログランキング | 話題のタグを見る

春分の日に思うこと

日本の住まいを良くする無垢材研究会 
 
                     木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 嵐のような昨日と打って変わって、今日はのどかな春日和。近くの公園の桜も、遠くから見ると桃色に染まり始めています。

 大量の黄砂と横殴りの雨で、汚れてしまった窓ガラスやクルマを、きれいに掃除してあげました。


 今日は春分。彼岸の中日でもあります。今日から昼の時間が勝ることになり、まさに太陽の季節の入り口です。

 今日は、何はさておき、先ずは墓参から始まります。25年前に世を去った妹、14年前に逝った親父が眠っています。そして私たちのご先祖様がおられるところでもあります。心をこめてお参りを済ませました。

 そして春分では、太陽への感謝を表すために、近くにある一宮神社を参拝しました。そこには二の鳥居を過ぎたところに、王子宮の古代祭場跡があります。

春分の日に思うこと_d0015306_17155426.jpg


 三の鳥居を過ぎたところに、蛭子(えびす)神社の御社があり、五の鳥居をくぐると本殿です。

 お参りしたときは、本殿の上に太陽があり、境内を暖かく照らしていました。

春分の日に思うこと_d0015306_1720257.jpg


 今日の一宮神社には、木漏れ日の中の静寂に神霊を感じました。「もうすぐだよ」と励ましてくれているようでした。


 人として、日本人として、当たり前のことを当たり前に行う。常に感謝の心を以て接することが、自分も相手も幸せにすることが分かってきました。

 感謝とは、自己卑下することではありません。謙る=へりくだることを、何かしら上下関係の服従的な意味で勘違いしている方がいます。心に不要なゴミをたくさん身に着けた人が陥りやすい心理的罠です。

 感謝とはむしろ、接する相手に、愛を放射することにつながると思います。


 仏教でいう三毒とは、私利私欲、怒り、愚痴といいます。この三毒にまみれると、人間はたちまち魂を穢してしまうといいます。それは人や自然をモノ扱いすることから始まるそうです。

 だから地上だけでなく宇宙のすべて、とりわけ相対する人や生物に対して愛を以て接することが、愛に恵まれることにつながるのだと思います。具体的には、してあげたら、相手が喜ぶこと、助かることを行うことでしょう。

 三毒を離れたら、後やるべきことは魂を磨くこと。これが難解で試行錯誤の連続です。でもこれができなければ、本当の成長につながりません。

 散々迷ったり、壁にぶち当たって苦悶していたときのことでした。自分の立ち位置と目指すこととの距離が一向に縮まらず、焦りと自分への怒りに陥っていたときでした。

 「もう、こんなことで悩むことはやめよう。いつ事が成るなんて、神様にしか分からないのだから、私がやるべきことは、明日を信じて、無心になって打ち込む以外にない」と、今の、何かにこだわって身動きが取れなくなっている自分に見切りをつけたときでした。

 小さな自分を捨て、やるべきことに一心不乱になり切ること。というか、一心不乱になれれば、小さな自分なんか、あっという間に蒸発してしまうことが分かりました。

 結果はいずれ現出します。自分が本心良心に恥じない行いであれば、お天道様がほっとくはずがない。

 全てはつながっています。良いことを行えば良いことが起きます。悪いことを行えば、いずれ必ず三倍になって戻ってきます。それが見えない世界の仕組みです。

 ゲインは日本国産の無垢の木を、より多くの人に使って欲しい一心で活動しています。この日本の木の原点が、どこにあるか。

 学問的に分析することも必要ですが、日本と日本人の心の中に、すでにあると思っています。そしてそのルーツは、すべて伊勢神宮に辿り着くように思えてなりません。

春分の日に思うこと_d0015306_1813329.jpg


ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/
 
by MUKUZAIKENKYU | 2010-03-21 18:13 | リッチな人生
<< 福寿草のようなサクラ咲く 生命のモノ化 >>