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卒塔婆のような木の家?

日本の住まいを良くする無垢材研究会 
 
                     木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 今日も、爽やかな朝を迎えました。桜も、半分ぐらいが散り、若葉が目に付くようになりました。

 近くの庭では、ユキヤナギも花を落とし、ツツジが出番を待っているかのように蕾がかなり膨らんでいました。その周りにはスミレやハルリンドウが咲いていました。

 日本の朝には、いろんな表情があります。ウォーキングをしていると、その順番を辿るように空が変化します。まずは暁。そして東雲、最後に曙。日本の空には日本人の感性が広がっています。


 昨日は北九州市内の建築家を訪ねました。予定の30分が、いつの間にか90分話し合ってしまった。・・・なぜいつも予定時間をオーバーしてしまうのか?

 理由は簡単。盛り上がってしまうからです。そうだ、そうだと、お互いに相槌を打ち始めると、ゴングが鳴ります。

 話は多岐にわたりますが、結局日本の家には、もっとちゃんとした素材を使わんと、このままじゃ市場原理優先のダメ無垢の木がはびこってしまう、・・・美しい木じゃないと、・・・ 

 同じ杉材を使ったものでも、雲泥の差がある。杉だったら良いというものじゃない。特定の産地にまで分析が行きますが、要はホンモノの情報を伝え、それに応じた立派な杉じゃなきゃ、・・・それを可能にするには、どうすればいいか。

 やはり単なる材木屋では不可能だし、地域に縛られて、なんも考えないデリバリーをしているような自称「専門屋」でもダメということになります。

 宮崎はオビ杉で有名ですが、このオビ杉も実はピンからキリまであります。しかも製材所の考え方で、それは生きもすれば死にもします。人工乾燥ひとつ、やり方で、仕上りが相当異なります。

 関東や関西地方では、最近オビ杉のKD(人工乾燥)材が出回っていますが、そのほとんどが乾燥させすぎのパサパサの死んだ杉材ばかりです。

 こんなのを有り難がって使っていると、日本の木に対する思いがどんどん落ちてしまいます。

 木をユーザーさんに届けるということは、その木の命を伝えることでなくてはならないと、ゲインは考えています。だから製材所の規模ばかりを宣伝するようなおろかな誘導はしません。

 無垢の木、とりわけ杉の木は、その特性から考えて、理想的な乾燥方法は、葉枯らしであり、その後の天然乾燥にたっぷりと時間をかけることが、木を傷めない最善の方法です。

 それを無理矢理短時間で乾燥させるために、木肌を黒く焦がしてしまうほど人工的に熱を加え、木の有効成分をほとんど取り除いてしまっては、仏作って魂入れずになってしまいます。

 そんな木で作られる家は、まるで木の墓標で覆われた生命の墓地のようなものだと思います。


 さて今日はとびきり忙しい一日になります。時間が来ました。ではでは、・・・。


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by MUKUZAIKENKYU | 2010-04-08 10:25 | 木の家 国産材 無垢材
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