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水と森の国

日本の住まいを良くする無垢材研究会 
 
                     住まいの木案内舎ゲインのゴトウです


 夜明けが、日一日と早くなっていますね。九州では、朝の4時半ぐらいから曙を迎えます。北海道は3時過ぎには明るくなります。

 夜は午後8時までは、陽の光が残っています。太陽の光には、重さを感じます。


 私は、ゲインという会社で、日本の素晴らしい無垢の木をご紹介してきました。常にアイエヌジーなので、全国の木の産地で、一所懸命に黙々と頑張っている方と知り合うと、昔から知っていたような感慨に包まれます。

 そんな人々のために頑張らねばと、毎日気持ちを奮い立たせて行動しています。


 日本には、素晴らしい無垢の木がたくさんあるのに、市場原理主義が横行して、既存の流通市場で歪められ排除されて、普通のルートでは絶対に手に入ることがなくなってしまった。

 壁の塗料でも、漆喰があり、安価で手に入るのに、誇張した宣伝と安いもの探しばかりが優先して、日本と日本人にとって大切な文化が、次々と隅に追いやられ、消滅しています。

 私たちは、これではいかんと、国産の無垢の木を通して、本物の在り方(日本と日本人のためになるもの)を志向してきました。

 すると、見掛け倒しの会社、詐欺まがいの業者や変節漢の社長、我利我利亡者が、あまりに多いことに、一時は絶望的な気持ちに陥ることもありました。

 でも諦めるわけには行きません。私が諦めて、誰が日本人の心を守るのか、ニセモノの横行を目の当りにしながら、見て見ぬ振りをするのか。

 マイナスの世界が幅を利かすと、多くの人が見かけに騙され、結果的に不幸に突き落とします。扱っている商品が、仮に同じであっても、それを紹介販売する人間がニセモノだと、すべてを台無しにしてしまうものです。

 対極のプラスが、本物を守るために、それ以上に自分自身の魂を磨くことを通じて、この歪んだ流通市場に風穴を開けなくてはならない。


 日本人にとって、心の起源は、日本の国土そのものにあります。水と森の国が日本です。

 その象徴的な存在が、数千年も引き継がれて守られてきた伊勢の杜だとおもいます。

 伊勢の周囲、半径100キロには、日本を象徴する木々が生長しています。杉然り、ヒノキ然り、木曽五木も有名ですね。そしてそこには必ず豊かな水量の河川が通っています。

  そこの光景を見ると、私のやっていることが天職だと改めて自覚します。そして最高に幸せな人間じゃないかって思うことがしばしばあります。

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 伊勢白山道からお借りしました。

 私が無限のエネルギーの中にあることを感じると、たとえどんな苦境に陥っても、逆境に立たされても、乗り越えられないことは、この世にひとつもないと確信できるのです。

 住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2010-05-30 14:23
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