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良い木にめぐり合うコツ

日本の住まいを良くする無垢材研究会 
 
                     住まいの木案内舎ゲインのゴトウです


 先日、ご紹介しました“樅の木”のグッズが完成しました。

 来月始めには公開できる予定です。


 そしてもうひとつのグッズが上がってきました。

 それは“皇杉”による新境地です。

 “皇杉”は、床や壁に利用していただける製品が中心ですが、それをより身近に感じていただけるように開発したモノです。

 この製品は、ゲインのオリジナルではありませんが、産地の想いがエクセレントに昇華したカッコいい姿になっています。

 
 木は、人の想いとアイデアひとつで、どこまでも使い勝手が拡がる自然の賜物ですね。

 もちろんそこら辺のへんてこな木では為しえない。

 想いの足らない、ある意味ブローカーのような輩には、猫に小判の代物です。


 木にも、品と格があるのです。

 ほとんどの方が知らないのですが、木の姿で、樹齢で、そして誰が作るかで、木に注がれる想いの差が、決定的な品質の違いとなって現れます。

 だから安易に、近所の材木屋に相談したらダメ。

 世の材木屋の95%は、材木ブローカーと思って間違いありませんから、…。


 工事をするのが工務店さんなので、工務店さんには、思い切りデマンドしましょう。

 できれば、この木じゃないとダメとこだわって指定しましょう。

 その要望に応えられないなら、縁がなかったと思って、別の工務店さんのドアをノックすればいいだけです。


 でもユーザーさんも、品格のある木を求めるならば、「何でも安ければいい」という発想はしてはいけない。

 上を見ると切りがないけど、下を見ても切りがないのです。

 それにボロほど、たくさん流通しているのが、市場の原理なのです。

 安物は、どこでも簡単に入手できますから。

 ボロを手に入れても、誰も喜びません。多分工務店さんにも喜ばれていないでしょう。

 二言目には、「安く、安く」と言われれば、仕事への情熱に水をかけているようなものですから。

 それにボロを買ったのは、ご自分だから、「ボロじゃないか」と、誰にも文句は言えませんよ。


 ご自分のしっかりした予算とリクエストを伝えることが、家・住まいの品質を必要以上に落とさないコツです。


 安物で手に入れた住まいは、見掛けだけ良くしても、分かる人には分かるものです。そんな住まいを自慢すると、かっこ悪いでしょ?


住まいの木案内舎ゲイン

魂の在り方
by MUKUZAIKENKYU | 2010-08-27 11:22 | 木の家 国産材 無垢材
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