沖縄、あれから40年

今日は5月13日

明後日の5月15日は、沖縄が米国から返還された日である

1972年から40年になる


沖縄の歴史は江戸時代の島津藩の侵略から悲劇の連続といえるだろう

明治時代の「琉球処分」より、琉球国は「令制地」とされ

太平洋戦争で日本が敗北した後

旧琉球は、沖縄と奄美とが分断されて、現在に至っている


そんな歴史からか…

敗戦後、米軍に占領された沖縄は、米国のアジア戦略の要の地となった

とりわけベトナム戦争においては、重要な兵站地であった


米国はベトナム戦争の泥沼化から敗戦色が濃くなると

日本はその戦略的な条件(ベトナム戦争継続のための後方基地として)を丸呑みする格好で「返還」を勝ち取った

返還後は、米軍基地はなくなるどころか、逆に強化される

当時は、70年安保反対闘争や原爆を装備した空母や爆撃機の日本常駐化反対闘争が必然的に盛り上がる

日本(ヤマト)では、学生を中心に全国的な反対闘争が先鋭化していた


そして運動が下火になると

沖縄は「補助金」漬けの「自治体」へと馴らされていく


日本政府は、そんな歴史に目を瞑ったまま、形だけで「保障」しようとすればするほど

沖縄住民の本当の意識から遠ざかってしまう

駐留米軍の横暴が問題になっても

日本政府は本気で抗議して現状を改善する努力をしたつもりでも

沖縄の住民から見れば、まるで縁の薄い遠い親戚のような接し方に

改めて絶望感に襲われるという繰り返しだった


もし日本が沖縄を日本の国土であり領土として真剣に考えるならば

米軍米国との駆け引きの材料とせずに

自国の住民を守り国土を保全する気概で

もっと速やかに、かつ強行に交渉できていただろうと思う


40年前の今日は、沖縄が返還されるまでの最後の抵抗の日だった

その戦術の幼稚さは如何ともし難いが

当時の学生や知識人たちの命懸けの闘いは

このまま無駄にしてはならない


沖縄のアイデンティティからしっかりと読み解き

かつ共感と共同行動は、日本人のアイデンティティとしなければならない

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by MUKUZAIKENKYU | 2012-05-13 19:59 | コラム 政治・経済・社会
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