蜜蝋ワックスの選び方

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上の写真は「蜜蝋ワックス」

さすがに秋深くなってくると、自然塗料の「木蝋ワックス」ともども

低温による凝結が出て、ゲル化してしまいますね


使用時には、缶ごと湯煎して、塗料を溶かしてからスタート

固化すると透明度は失われますが、品質には影響がありません


この塗料は、無垢の床や壁、建具などに使用します


いわゆる「蜜蝋ワックス」は、生産方法は単純なので

国内でもあちこちで生産されています

ただ「蜜蝋ワックス」とひと言で言っても

同じ製品はひとつもありません


蜜蝋の品質

溶剤の種類によって、伸びも艶も異なってきます


元来蜜蝋はそのままではなかなか「伸び」が出ないのです

それに乾燥も遅い

そういった施工上の難点を補うために溶剤を使います


この溶剤で「蜜蝋ワックス」は、全く性質が異なってきます

「艶」に重点を置いた製品があれば、「伸び」ばかりを追求した製品もあります

だからどんな溶剤を使っているかを知ることが

この「蜜蝋ワックス」の使い方の最初の一歩といえます


何でもかんでも「蜜蝋ワックス」では、まるで安っぽい信者と同じでしょう


「荏油」の混合比で「伸び」を調整しているメーカーもあります


ゲインのお奨めするものは、「カルバナ蝋」「テレピン油」「亜麻仁油」を

溶剤として利用しています

これは蜜蝋の性能を最大限に引き出すために利用されています

「伸び」だけを求めるなら「荏油」になりますが、如何せん耐久性を犠牲にしてしまいます


無垢の木に光沢と耐久性を持たせるためには、断然「カルバナ蝋」と

「亜麻仁油」を混合することが必要になります


ゲインの推奨製品は、400mlで20㎡の塗装面積ですが

中にはスプーン一杯で一坪(3.3㎡)塗れると謳っているメーカーもありますが

これは利用する側の損得勘定と目的意識で決まることですね


自然塗料とは、「伸び」がいいから「良い塗料」ではありません

それはコスト優先の考え方であって、自然塗料を使う目的とは正反対にあるものです

これから自然塗料をお考えの方に、利用上のヒントとして

受け止めていただければ幸いです



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by MUKUZAIKENKYU | 2012-11-02 16:09 | 木の家 国産材 無垢材
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