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製品には人生が宿っています

気がつけば、あっという間に時は過ぎ

明日は末日です

毎度のことながら、会社を出たり入ったり

〆作業や現場への調整連絡作業等々

一日が完全に埋まっています


それはそれで仕方ないけど

7月に入ってから、ずっと気がかりなことを引き摺っています


時々発生することですが、実は発生してはならないことです


それは折角建築家が考え抜いて作成した図面に落とし込んだ製品

図面に書き込まれた内容を精査して、工務店さんは入札に参加します

図面の拾い落しは、自己責任で保証しなくてはなりません


ところが、たまにそんな図面をまともに見ず、指定されている製品ではなく

「同等品」で見積もる業者がいます

図面に指定されているのだから、当然その内容通りに見積もる

当たり前のことです


もしそれをやらずに落札するのであれば、公平の原則に違反します

「安かろう悪かろう」を地で行くことになり

そうやって建築される建物は、間違いなく品質に問題が起きます


だって指定された製品を使わずに、家を建てるのだったら

入札する意味なんかなくなってしまいます


たまに気づかずに、つまり拾い落した結果ということもあります

でもそんなときは、落札した業者の方が潔ければ

必ず指定された製品を使います


今回は、その可能性が半分半分の物件が4件もあるのです

落札された工務店さんの真意を訊ねることが必要になります

なかにはホッとしたところがありますが

ええっ!と驚くような他の廉価品で見積もったという方もいました


そういった経緯を知らされない建築家もいます

そのまま通ったら、今度はゲインの信用に係わる問題が起きます


品質の悪い製品をゲインの製品と勘違いされては堪ったものではありません

だから建築家も逐一報告することを望まれます


以前ゲインの製品でない床材のサンプルの裏に、マジックでgainと

書き込んだものを現場に持ち込んだ業者がいました


偽造されるほど有名になったもんだと呆れましたが

一番困るのは、施主であり、建築家なのです

もちろんゲインの信用を傷つけられることにもなります


私が今の製品を開発して市場に出すまでに、どれほどの労苦を経験してきたか

もしその内容を知っていたら、絶対に偽造品も「同等品」も使えなくなるでしょう




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by MUKUZAIKENKYU | 2013-07-30 18:40 | 木の家 国産材 無垢材
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