欧米では大丈夫でも、日本では危険そのものの木とは

材木屋の犯した罪について


今日はちょっと衝撃的な事実について

何も知らない知らされていないユーザーさんや

建築家の方にお伝えします


日本には大正時代からたくさんの海外の木が

輸入されていますね


途中の経緯は省きますが、日本の建築の世界では

およそ20年前から「ホワイトウッド」という建築材が

やたら利用されるようになりました


その訳は、簡単に言えば、それまで利用してきた

北米産の「米栂(ウェスタンヘムロック)の乱伐による森林破壊が

深刻化して、しまふくろうを守る運動が盛んになって

ついには有用な材が量的に賄えなくなって

いわゆる「樅の木」がツガの代用として混ざり始め

多くの建築現場で、その性能や機能とは関係なく

代用品としてこぞって取引され始めました



その結果「欧州赤松=レッドパイン」と

もうひとつの「ドウツトウヒ=ホワイトパイン」とが

大量に輸入されるようになりました


まあ本日のテーマは、「材木屋の罪」ですから

これ以上の歴史的背景について述べても意味がありません


問題は、木についての無知や偽名が

プロを名乗る材木業界と建築業界に蔓延していることです


ウェブ上でも、とんでもないネット販売をしている

自称「材木屋」「無垢フローリング専門店」が

堂々と嘘の記述をして紹介しているため注意しましょう


そのひとつ

「樅の木」は学術名「アビエス フィルマ」ですが、

その樅の木を「ドイツトウヒ」「ヨーロッパスプルース」と

一緒の木として扱っていました


ちょっと勉強すれば分かりそうなものですが、

米杉をアメリカ産の杉と思い込んでいる材木屋と同じですね



「樅の木」と「ドウツトウヒ」とは、外観も葉の形も異なります

しかし樹皮を剥がされてしまうと、容易に見分けができなくなります

それだけ似ている木同士ですが、

含有成分や強度も全然違うのです


「ホワイトウッド」は、当初から警告していたのですが、

日本の土壌には全く合いません

シロアリに弱く、水湿にはすぐに腐れてしまうからです

米栂の代用品として大量に輸入されているこの木は

今でも、ある大手ハウスメーカーが、構造用の梁として

集成材化した上で、バンバン利用しています


それまでは鉄骨プレハブ住宅しか建てたことがないメーカーですので

その無知を棚に上げて、突然「木の家」と称して利用し始めました


その元凶は、30年ぐらい前から普及し始めた

ツーバイフォー住宅でしょう

ここで使われている木がSPFといって

ホワイトウッドそのものだからです


いやあ、怖いものですね

市場原理や経済原理を優先すると、如何にして

その国の文化を破壊し、人々の生活を脅かすことになるか

その典型的な見本といえるでしょう



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by MUKUZAIKENKYU | 2014-04-16 11:04 | 木の家 国産材 無垢材
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