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困ったものです。再び偽善広告が出回っています

 先月10月9日にも述べましたが、やれやれこの大手ハウスメーカーは、どうやらグル-プで、広告の持ち回しをやっているようです。
 最初がDハウス、今度はSハウス。

 今度の場合は、太陽光発電を使用すれば、家庭から出るCO2を50~70%削減できます。当社の標準仕様でも、他社の家より、平均20%削減できますと謳っていました。

 その方法は、オール電化、省エネの給湯システム、そして断熱でした。

 家庭から出るCO2を減らすことも大切ですが、もっと肝心なことがあるでしょう。

 家そのものに掛かるCO2を減らすことが先決の課題です。

 鉄1トンを作り、現場に搬入されるまでに掛かる重油の消費量はドラム缶50缶以上です。木は輸送費しか掛かりません。
 しかし同じ木とはいっても、国産材であれば、わずかなガソリン代ですみます。しかしこれが輸入材になれば、国産材の数十倍の輸送コストがかかります。

 そしてその大手のハウスメーカーは、最近慌てて「木の家」を「生産」し始めましたが、使っているのは、すべて輸入材という体たらくなのです。
 元々木を知らないのですから、仕方ないといえば仕方ないのですが、もし真剣に地球温暖化を阻止することを考えるならば、まず第一に、生産の足元から正していかなくてはならないのではないでしょうか?

本を汚さず、末を乱さず、ですよ。

 鉄は有限資源です。採掘しきったら、二度とそこから鉄鉱石は取れなくなります。だから躍起になって、鉄のリサイクルのために、回収を急いでいますが、いずれ確実に失われしまう資源なのです。石油も同様です。有限化石資源でもあり、CO2発生の大本です。

 唯一木だけが、循環可能な資源であると同時に、CO2を吸収固定する生物であること。そして人間が、それを計画的に植林や伐採を反復しながら、森林を育成維持できるならば、確実にCO2を抑制し、温暖化を阻止する最も有効な自然資源なのです。

 それが分かっているなら、企業として取り組む方向や内容は、劇的に変わらなければならないはずです。

 ついでにもうひとつ言えば、鉄の熱伝導率は非常に高く、コンクリート同様、人などの生物から体温を奪ってしまいます。
 普通の木造住宅に使用されているような断熱材は、構造材が木だから効果がありますが、鉄などには、鉄の熱橋(熱が鉄から鉄へと伝わっていくこと)のために、半端な断熱材では効き目がないのです。そのため石油製品の分厚い断熱材を使用し、産廃材料の、これまた分厚い石膏ボードで壁を作るしかないのです。

 断熱を真剣に考えるならば、木を基本に考えることが肝心です。
by MUKUZAIKENKYU | 2005-11-04 10:11 | 木 無垢材 自然
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