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トータルパーソンがあるならトータルハウスもあり!

 トータルパーソンとは、人生に必要不可欠な要素を全体的にバランスよく満たした状態の人のことを指します。

 あるノウハウでは、それは6分野に分別されていて、健康面、精神面、社会面、経済面、家庭面、教養面のそれぞれにおけるアイデンティティを確立するためにそれぞれの目標を設定し、優先順位を追って、逐次達成して、最終的にはトータルパーソンとして自己実現を果たすというものです。

トータルハウジング。ハウジングという言葉ははっきりいって好きではありません。日本語的な語感としてパッとしません。(○○ハウジングという会社の方がいらっしゃったらごめんなさい。)

HOUSE=家  HOME=家庭・本拠地 HOUSING=住宅供給

 トータルハウスとは何でしょうか?
(トータルハウスという言葉は理想的な状態としての家のことを意味しますが、世間にある「トータルハウス」という名の会社とは何の関係もありません。)


 上記の6分野がそのまま当てはまります。

 健康面=住まい手の健康にいい。不健康にならない。病気になる原因を除去する。

 精神面=住むということは住みつづけること。住まい手と建築家の想いが生きる、倫理観のある家。設計思想の高い家。

 社会面=家族だけでなく、多くの人が集いたくなる家。友人や知人の訪問が絶えないオープンな家。周囲の環境に良い影響を与える家。

 経済面=住みつづけるということはメンテナンスをすることにつながります。メンテナンスが出来るだけ必要のない家。仮にメンテナンスが必要になっても費用の掛からない家。
 さらに普段の生活の中でも、光熱水道費が極力低減できる家。

 家庭面=家族全員のそれぞれの立場と要望に応じた家の造りと間取り。疲れない、癒される家。一家の団欒を前提にした家。

 教養面=家作りの基本をしっかり踏襲している家。奇を衒わない、伝統とオリジナルを融合統一した家。素材をしっかりと吟味している家。

 これらのそれぞれの要素をきっちり満たしている家が本当の意味でいい家といえます。

 この中の分野のひとつでも欠けるといい家は出来ません。そして一つ一つの分野で本ができるほどの条件やノウハウがあります。

 例えば教養面だけでも、それを充実させるならば、家を建てる場所の地盤が磐石であることが要求されます。
 どんなに耐震とか免震といっても、地盤が軟弱だと軽い地震が来ただけで異常に揺れるだけでなく、傾いてしまうからです。

 そして最初から(完璧はないとしても)完璧を目指すのでなければ、中途半端な妥協の産物でしかないありふれた家が建てられることになります。

 いろんな工法が盛んに喧伝されていますが、そういう工法が出てきてまだ20年も経っていないのです。本当に正しい工法なのか、誰も実証していませんし、おそらくできないと思います。

 家は実証です。新?工法を合理化するための実証データや試験結果などもありますが、そういう宣伝をしているメーカーやそれを安易に信じてしまう人は、肝心なことを忘れています。

 その家の中に人が住むということ、住みつづけるということです。それは機能や性能を実証したからといって、家を守って、人を守らずが圧倒的に多いものです。

 家は人の五感を通して住みつづけることに応えることができなくては、どんな機能があっても性能が一見良くても、何の答えにもなっていないのです。

次回からひとつひとつ押えていこうと思います。

http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/
by MUKUZAIKENKYU | 2006-02-04 17:36 | ビジネス 
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