家の教養という分野

 教養面=家作りの基本をしっかり踏襲している家。奇を衒わない、伝統とオリジナルを融合統一した家。素材をしっかりと吟味している家。

 家の教養は、人の教養と同じく、その後の格を決定付けるもっとも大事な部分です。

 教養のない人は、どうしても思慮に欠ける傾向が強くなります。さらに感情のレベルが低くなりがちです。だから世界観や価値観が狭隘になってしまいます。

 感情面では短絡的に同化したり、その反対に拒絶の態度を取り、中庸という肝心な態度ができません。粗野な傾向は、支配-服従といった主従関係に利用されるとき、暴力に変質します。

 家の教養は、上記の内容を必ず持っていなくてはならないでしょう。如何に質の高い、そして多くの教養を持つかで、家の品格が決まるからです。

 品格に欠ける家は財産価値のない家です。法律的な価値基準ではなく、人がどう評価するかです。たとえ中古住宅でも、こういう家に住みたかったと言わせることが出来れば家の価値は下がりません。

 それは気配りが行き届いた家です。単なる機能性や性能評価ではなく、人がそこに住み続けたいと思わせる配慮が、家の構造から間取り、内装材の質と配置にわたって満たされていることが肝心です。とりわけ見えないところに想いが行き渡っていることは大切なことです。

 ここで妥協したり手を抜くと、ろくな家は出来ません。

 家の安定性や耐久性、住み心地、ひいては家族の団欒や繁栄に関わってくるからです。
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by MUKUZAIKENKYU | 2006-02-08 11:14
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