イヤシロチと木に(よって)なる家・住まいについて

 当会(日本の住まいを良くする無垢材研究会)では、木について、そしてその木によってなる家・住まいについて、いつも想いを馳せています。

 人、とりわけ日本人にとっての家とは木とは切っても切り離せないことを確信しています。単なる木造住宅では、いわゆる大壁仕様(柱や梁の構造材としての木を壁や天井の中に隠してしまうやり方)等もあり、一概に木造だからいい家になるとは言い難い状況になっています。

 木は実に奥深い自然の賜物です。その存在だけでなく、木の構造自体、神秘的なまでに精巧に作られた生命体でもあります。

 木は大地に生育している状態のときだけでなく、伐採されてからもなお木の特性を発揮して、人々の生活に貢献しています。

 ケガレチをイヤシロチ化する際に使用する高伝導炭も、元はといえば木です。備長炭、竹炭、針葉樹炭などなど、すべて原料は木です。
 木を特殊に焼成すると、性質の変化が得られ、炭として、暖を取るために、また脱臭や除湿のために、そして電磁波の遮蔽用やイヤシロチ化材料ともなります。

 これらの効能は、木とは鉄や石と比べて特別際立つ特徴がない代わりに、ちょうどいい頃合いの位置で人間生活に役立っています。

 木の性質は、数億年前から徐々に進化しながら今日の形になったのですが、誕生当時のままの樹も多く見られます。

 ソテツや銀杏などは代表的かもしれません。針葉樹から広葉樹へと進化の連鎖は続きますが、だからと言って針葉樹がなくなったわけではなく、むしろその特性を独自に進化させながら今日まで来たと言えます。

 針葉樹や広葉樹は、その目的に応じた使い方が出来ます。竹もその中に入れるべきかもしれません。

 木になる家は家を支える構造材としてだけではなく、その姿を見せることで、その独特の木目は化粧材としても使用できる材料です。そしてその色合い、香り、肌触りは、心を和ませます。

 木を覆ってしまっては木の特性は活かせません。木をできるだけ露出させ、適切に配置することで、人の暮らしに陰に陽に貢献します。

 そして炭として利用された木は、更に人の生活環境を大きく改善させる力を発揮します。

 高伝導炭は地下に埋設されてそこの土地の本来の力を引き出し、人だけでなくすべての生物を活性化させます。更に機械や家電製品にも電気的な影響を与えて故障しにくくなります。土地自体が改善されるため、そこの建物にも当然いい影響を与えます。

 高伝導炭によってイヤシロチ化した土地の上に、木という生命体で造られた家や住まいを造れば、まさに同根の生命によって相乗効果を得られることは想像してみれば分かることです。

 これこそ木という生命体が人間にとって、とりわけ日本人にとってかけがえのない存在であることがお解かりいただけると思います。
[PR]
by MUKUZAIKENKYU | 2006-05-04 19:24 | 木 無垢材 自然
<< 家・住まいの健康 その1 家・住まいの教養 その17 >>