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木の家の基本 エコロジーを知らない「エコ」住宅会社

参院選の結果が出ました。

 いろんな人の思惑が交差することは当然ですが、今回は単に党派を選択したものではなく、政治を委託できる人に投票した結果です。

 ある意味自民党でも民主党でも良かったのかも知れません。

 自民党などの与党にはあまりに質の低い「議員」が増えすぎました。先の郵政選挙では、S村T蔵を筆頭にした数合わせのための泡沫議員ばかりが目立ち、その陰では古参議員が事務所費をちょろまかすようなせこいことをやらかしました。

 安倍首相は、官僚と役人天国と化した官庁をコントロールできなかった、それとは逆にかえって擁護するとは開いた口がふさがらない。

 安倍さんは守るべきものと変えるべきものが分からなかった。政治家に、またトップに立つものにあってはならない優柔不断が命取りになったといえるでしょう。

 大河ドラマ「風林火山」でも、武田晴信が言っていました。
 「わしは甲斐に城は造らぬ。人は城、人は石垣、人は濠。情けは味方、仇は敵なり。」

 この意味、安倍さん分かるかなあ? …わかんねえだろうなあ!


 一句!

        美しく? こすくきたなく 酔う党の 末路辿らん 蝉命かな

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 いわゆる坪予算先行の「経済建築」では、見えなくなる部分には呆れるほど無節操です。

 「エコ」を標榜しながら、住まい手には「地球に優しい、人に優しい」といいながら、蓋を開けてみたら「より安く、より見栄えのする」エコノミーハウスだったということがあまりに多い。

 英語もよく知らないなら使うべきではありません。みっともないだけです。

 それと同じような現象ですが、この10年来注目されている「耐震」住宅では、構造的な設計意匠ではなく、金物や小道具ばかりを強調する広告が蔓延しています。

 本末転倒です。日本での建築の本質はその木組みにあると思います。木組みの良さを追究すれば必然的に耐震性を持つことになります。それを知らずに「木造住宅」を販売する業者って一体何なのか理解に苦しみます。

 こういう業者に限って、「当社は無垢材建築が得意です」とかいって、中国から輸入される材を平気で使っていることが多いのです。国内の無垢材にもピンからキリまであります。安いものに流れれば当然質も限りなく低下します。

 エコロジーはそのまま訳せば生態学、標語としては自然環境保護運動です。無垢材を使用するすべての業者は、この意味を深く読み解き、腑に落とさなくてはならないはずです。

 行政を動かすことに腐心して「地産地消」を唱える一部の業者は、産地の木材を本当に大切にしているのでしょうか?

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by MUKUZAIKENKYU | 2007-07-30 09:40 | 木 無垢材 自然
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