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木の家の基本 違法伐採の輸入材を使わない

 参院選後の安倍首相の一連の言動を見るかぎり、小泉さんの悪癖だけを引き継いだように感じます。

 すなわち
言いっ放し


 言動の無責任な者は政治家以前ですが、これまでの国会議員を初めとして地方議員の隅々まで、ご都合主義的言動=信念なき言い逃れに終始することが蔓延して、これをとがめない風土が日本にあります。

 これを倫理観に欠けるといいます。倫理というと堅苦しく聞こえますが、倫は人であり、同時に人間である存在、集団や社会における人間の生き方、理にかなった生き方を表していると思います。

 これは人間が幸福に生きるうえでなくてはならない絶対不可欠の精神要素(ホロン)です。

 これを失くすと、人間はこの宇宙を貫く法則から零れ落ちてしまうため、あらゆる混乱と苦難を引き寄せてしまいます。
 たとえ一時期は免れても、必ず報いを受けることになります。

 ことの事態を理解して、腹を決めて受け入れる胆力があれば、この苦難は“試練”に変化します。一枚皮がむける成長の糧になります。一回り大きくなれます。

 政治家を志す者は、私財をなげうってでも自分の政治信念を貫く覚悟を持っていなくてはなりません。それが本来のあり方ですが、ところが実際には政治家になって私財を蓄えようとする不届きな輩が、国会に限らず地方議会にもたくさんいます。

 議員になることで私財を蓄え、公費で遊興に耽る万死に値する者も時々現れます。

 でもこんな連中を議会に送り込んだのは、他ならぬ有権者です。投票に行かない者がこういった輩をはびこらせているといってもいいかもしれません。

 投票に行って、自分の意思をしっかりと示せば、今回の参院選のように巨大なパワーになることもあります。

 小泉さんは見事に自民党の土台(地方組織)から脆弱化させることに成功しました。上澄みたる国会では品性、見識、教養どれをとっても議員足りえないスカタンをたくさん送り込みました。

 安倍内閣(外務大臣だけがまともかな?)に象徴されるように、今の自民党には有用な人材は数えるほどしかいなくなりました。

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 日本を代表する木のひとつですが、全世界に桧と称する物は8種類あります。

 台桧(たいひ:台湾に自生する桧)、オーストラリア桧、ラオス桧、スプルース等が有名ですが、日本には2種類があり、大きく分けて九州に集中する「さくら桧」と本州に集中する「日本桧(大和桧)」と呼ばれています。

 どこが違うかというと、前者は赤身が強く白太との境界が鮮明です。比較的節が多い。後者は赤身といってもほんのりとしたピンク色で木目が緻密な傾向があり、節が比較的少ないといえます。

 好みの問題ですので、どちらが良いとはいえませんが、桧が桧らしい性能を発揮するにはある程度の樹齢が必要になります。どの木にも当てはまることですが、ある程度の樹齢がないと、その木をその木足らしめる成分が蓄積されません。

 桧の良さは、杉と同じようにその樹脂の豊富さにあります。とりわけ桧は油分が命です。

 この油分が耐水性や耐久性に直結しています。また独特の芳香もこの油分から発生するため多くの人を魅了する原因ともなっています。

 もちろんこれは芯材部分である赤身から出るものですので、より赤身の多い桧を使うことが建築用材としての胆になります。

 ただし桧は杉と異なり、赤身がそれほど大きくならない傾向を持っていますが、しっかりとした赤身を持つ桧を求めるなら、樹齢は最低でも100年以上なければならないと思います。
 妥協できる線としても樹齢は60年は欲しいところです。

 抗菌性や防蟻性の成分として「ヒノキチオール」がありますが、台桧やひばに含まれていますが、日本の桧にはまったく含まれていません。

 また杉には銘木と呼ばれる高級品がありますが、桧ではほとんどありません。それだけ種類が少ないからかもしれませんが、地域的には「木曽桧」(きそひ)と呼ばれる良木がたくさん取れるところもあります。

 言葉の連想(桧=ヒノキ・チオール)から勘違いしている方が多い(工務店や住宅会社はほとんど知らない)のですが、しっかりした知識がなくてはホントに良い木の家を建てることはできません。

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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-03 11:23 | 木 無垢材 自然
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