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会氣 感情と想像力 その2

 総裁選の行方を見ていました。

 福田総裁誕生へのシナリオは、まさに調略によって作られていたといっても過言ではないでしょう。

 動機は小泉さんの郵政選挙への振り戻りを阻止するためでした。構造改革といっても、成し遂げられたのは郵政民営化だけです。それ以外の構造「再編」はすべて国民での負担増を前提にしたものばかりです。

 国を救うために国民に犠牲を強いることは、構造改革でも何でもありません。直接税を増やし、保険料は着服、医療費は増やし、社会的弱者は見捨て、地方格差を助長し、さらに消費税増税は時間の問題等々、これは立派な悪政です。

 この動向に鈍感であってはならないと思います。

 パフォーマンスの上手い小泉さんは、見事に論点をずらせて、いわゆる大衆心理をコントロールして、国民の生活を圧迫する政策を次々に実行しました。

 だから今回の総裁選では、自分の政治への揺り戻しになる動向をいち早く叩き潰したともいえます。つまり麻生さんと与謝野さんのラインを悪玉に仕立ててデマを飛ばし、飼いならしたチルドレンたちの軽率な行動を読みきった上で、影から扇動したというわけです。

 この推測は邪推といえば邪推ですが、権謀術数を駆使する政治家の多い自民党内権力闘争にあっては、これぐらいのことは当たり前にやってのけるはずです。

 麻生さんはこれまでは明らかにしてきませんでしたが、心の中では小泉路線を現実的な目線で改善する信念を持った政治家です。福田さんは小泉グループにとって与しやすい人物といえますが、新人事では反小泉グループで脇を固めたようです。

 守旧派による巻き返しは成功しました。

 小泉政治の終焉ともいえますが、やはり小泉さんは自民党内での孤立を大衆操作によるリーダーシップでしのぎきったのですが、残念ながら党内ではほとんどが烏合の衆であるチルドレン以外にはまともな同士や仲間を作り切れなかったのでしょう。

 あまりに強いキャラ立ちのリーダーの下では、しっかりした基盤のある組織ができにくい弊害も発生しやすく、これは企業のみならず政治の世界でも、そこの主役が人間である以上やむをえない傾向なのでしょう。

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 想像力とは本来自分の意志でコントロールする力です。意志の煥発こそすべてです。

 でも実際にはこの点が最も難しく、また順番が逆に考えられやすい繊細な部分です。なぜならいわゆる想像力は悪い方向には勝手に働いてしまう始末の悪い心の力でもあるからです。
(次回へ)

 
by MUKUZAIKENKYU | 2007-09-24 07:40 | 木の家 国産材 無垢材
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