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苦難福門 捨我得全

 大晦日から今日まで、やりたいことは山ほどあるのですが、いつものことながら雑雑な諸事に追われ、気がつけば、正月休みは明日の一日を残すだけ・・・

 昨年は、実に多くの方と知り合いになれました。感謝!感謝!です。

 今年はさらにいろんな方々と巡り合うことと思います。

 これまでの巡り合いは、自発的に動いた結果もありますが、人の紹介で新たな出会いを経験できることは、実にしあわせなことです。


 でも反省することもあります。どんどん人の輪が広がるにつれて、紹介をしてくださった建築家やビルダー、ユーザーの方々への再訪問が希薄になってしまった、・・・

 私は高エネルギー体ではあれ、ひとり電子の存在(汗)だから、その場を還元できるのはそのときだけなのです。

 ひとつところに身を置き、そこを無心に穿つのでなければ、範囲は広がっても、生一本植えることもできない。高い欲はいいけれど、多欲はいけませんなあ・・・分かってはいたものの、人の勧めもあって、自分のキャパを超えてしまった・・・

 今年は昨年の縁を大切にしながら、欲に振り回されることなく、ゲインの名前どおりに確実に一歩一歩前進していきます。


 2009年は「苦難福門」がピッタリ当てはまる年になるでしょう。
 苦難は幸福の門という意味。お天道様の与えてくださる折角の試練、ありがたく全身で受け止め、それを誠意を以て乗り越えて見せましょう。

 人は苦しいときに、その真価を問われます。

 切羽詰って、恥も外聞もなくして、利己化我執化して、道徳や倫理から零れ落ちて、人を裏切り、傷つける行為に走ることがあります。

 また人によっては、今までの出会いを活かし、さらに人との縁を深め、多くの正しい知恵を得て、その苦難を真正面から乗り越えていきます。

 そのどちらを選ぶのも、人の自由ではあるでしょう。

 でも人は一人で生きていくことができないのは誰でも知っていることです。また安易に人と群れることによって、自分を見失うこともあります。

 ただの物売りに堕すことなく、信念と理想を持って、人との縁を大切にして生きていくことは、インスタントな利益ではなく、後世に残せるような本当の宝を創ることにつながることだと思います。

 見掛け倒しのかっこよさはうんざりするほど見てきました。

 多少カッコが悪くても、自分に正直に、自分の信じる道を縁を大切にしながら黙々と前進すること、・・・2009年の私のあり方です。

 捨我得全=得るは捨つるにあり
by MUKUZAIKENKYU | 2009-01-03 12:02 | 富裕層
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