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日曜閑話:国際的な関心事

“木の住まい案内舎”ゲインのゴトウです

 昨日は昼過ぎから、福岡でも吹雪になり、10センチ以上は積もりました。昨年も一度は積もったのですが、今年の積雪はまともでした。

 でも冬は寒いだけじゃ当たり前、やはりたっぷり雪が積もって、冬だな~と納得できます。

 私を含めて、クルマを利用する者にとっては、迷惑千万な自然現象ですが、自然の営為を呪ったところで、自分の顔に唾を吐き掛けけているようなものです。ここは有り難いと感謝しましょう。

 今も、昨日の粉雪の吹雪ではありませんが、綿雪がジャンジャン降り注いでいます。・・・やっぱ、寒い!!


今日は久しぶりに“政治経済”について、ひとこと・・・


(国際紛争:パレスチナについて)

 パレスチナのガザ地区では、イスラエルからジェノサイドミサイルと砲弾の嵐が降り注いでいます。あんな狭い地区に150万人のパレスチナ人が押し込まれています。砲弾を適当に打っても、どんなにピンポイント爆撃をしても、市民が巻き添えになるのは火を見るより明らかです。

 報道から見るたびに、核爆弾を含めて圧倒的な量の殺人兵器を所有するイスラエルが、まるでかごの鳥を外からいびり殺しているような、新兵器の効果をパレスチナ人で人体実験をしているようにしか見えません。

 もし私が「神」であれば、せめてこの地域のあらゆる武器を消滅させ、エルサレムを中心におそらく根付いているであろう憎しみを煽る「死神」を退治したい気持ちです。


(結局世界金融恐慌とは何だったのか)

 現在の米国発の世界金融恐慌は、資本主義の究極的な姿を呈しているようです。資本主義は人類に経済活動が生まれてから、必然的に進化した経済構造です。

 1800年代から150年間、資本主義を克服した社会構造として、共産主義が台頭しましたが、結果的には崩壊してしまいました。経済構造とイデオロギー制度を混同したために、必然的に崩壊する運命にあったといえます。

 米国を頂点にした資本主義社会は、当初の現金社会から、現代の金融クレジット社会へと移行し始めて以来、いわゆる複利というマジックを駆使したレバレッジという名の錬金術が、さも普遍的であるかのように喧伝されました。

 貯蓄ではなく、複利や差益での収益は、確かに将来に豊かさを約束するかのような印象を与えますが、それを小さな力で、より大きな力を生み出すという梃子の連鎖が発生する仕掛け作りが優先することで、出資者のリスクを担保できる力量を無視してしまったことから、多くの過誤の原因になってしまったようです。

 レバレッジ社会の崩壊は、結局人間の止まることのない多欲と貪欲がもたらした必然的な結果です。

 
レバレッジ経済とは、目には見えないけど、他人の資産を踏み台にして、自分だけが成り上がろうとするシステムだった
ということが明らかになったと思います。

 一方ではどんどん富を増殖させ、もう一方ではどこまでも借金という負債に苦しむ両極社会。
 まさに金満の幻想の後ろには金融機関の裏の顔である貧乏神が待ち構えていた。これは別々に存在しているのではありません。メダルの裏表なのです。

 だから国も、証券会社は葬っても、金融機関には公的融資を行使してでも、そのままでは絶対に崩壊させないのです。表の顔がなくなって、後に残るのは「貧乏神」が成長した姿である「疫病神」だけだからです。

 日本は、政治も官僚行政も、いまだに我田引水ばかり。・・・器が小さすぎる。

 オバマ米大統領が誕生しましたが、一条の希望の光とはいえます。期待したいと思います。

ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/
by MUKUZAIKENKYU | 2009-01-25 10:40 | 成功と裕福
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