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消費と浪費、投資と貯蓄

木の案内舎ゲインのゴトウです。


 人生のある時、私は自問自答の末に悩み始めました。
 建築業界の一部分に過ぎない材木業界にある一材木屋は、受けた注文通り(値段通り)の商品を届けるだけの存在。

 でもこんなんで良いのか?男子一生の仕事といえるのか?社会の役に立っているのか?この業界特有のブラックボックスを見てみぬ振りして、その場をしのぐ・・・存在意義なんて、どこにあるのか?

 たとえ独自の仕入ルートを開拓しても、これまでの常識を覆し、新たな次元の在り方を世に問いかけ、実現できなくては、見た目の清新さとは裏腹に、実際には古典の焼き直しを繰り返しているにすぎません。

 もうひとつの新しいブラックボックスを作っているに過ぎない。ローテクの最たる存在には、絶対に将来はない。・・・私は、私の仕事に誇りを持ちたかった。そのために必要なものを身につけても、それを生かす方法を見出さなくてはと試行しつづけて、今年で15年が経過しました。

 実践する内容が変わると、それまでの客層を捨て、新たな客層を開拓しなくてはなりませんでした。ここで一旦は売上や収入が激減することを覚悟しなくてはなりませんでした。

 「人間は考える葦である」

 そう、社会のどこにいても、どんな立場であっても、思考すること、思考することを通して、社会に還元できる存在であって、初めてまともな存在に成ることができるのだと思います。

 思考しない存在、何も生み出さない存在、それは人間として酸化されてしまったのと同じです。重力場がないため、誰も気にも留めない。誰からも関心を持たれないから、更に劣化してしまう。澱んだ水から出てくるのは、酸素でも栄養でもありません、メタンガスだけです。


 私の実践していることは、将来の「材木屋」のあるべき姿と確信しています。「犬の糞」並みの処遇に甘んじなければならないほど、材木屋はローテク、ローリターンな存在ではないはずです。

 でもいつの間にかそんな存在を、何の疑いもせずに生業としている「材木屋」が、「材木屋」と呼ばれるようになってしまった。電話帳にでさえジャンル分けできない、木のセミナーでも招聘されることがない存在としての「材木屋」は、あってもなくてもいい、存在価値の低い業態なのでしょう。

 その原因は「材木屋」にもあります。ただの流通ブローカーか建築資材専門搬送業者の位置づけでしかなくなった「材木屋」は、まず木を知りません。木について、本気で勉強してこなかった。

 木について勉強すると、その奥深さを知ることになります。一生かかっても、ここまでで良いということはありません。木以前に、勉強することの意味を知らないのでしょう。

 このことは、政治や学問、産業にも当てはまります。


 木を知らない材木屋は、どの業界にも位置できない、どこからも評価されにくい。換言すれば、だれからも評価されないほど、(やがて無くなると)影が薄いのです。

 研修旅行と称して、実際にはただの観光をする。これがOBがやるならまだしも、青年会という次代を担うはずの若い継承者自ら率先しているのですから、お先が知れているのです。

 今の浪費は、将来必ずツケとして帰ってくる。

 資本主義経済とは、エネルギー保存の法則から、盗るか盗られるかを実体としている。

 本当に富裕層といえる「お金持ち」は、概して倹約を習慣として持っています。お金を使うことは、消費や浪費、貯蓄と投資のいずれかに該当します。身の丈に応じた生活習慣をしっかりと守ることが、お金の浪費を防ぎます。良いブレーンを持てば持つほど、お金の使い方が賢くなります。

 将来設計を明確に持つ人は、お金を使う=消費するではなくて、=お金を産むことに集中します。

 でもやはり人生はバランスです。心身の健康と豊かさのために、お金を消費することは浪費ではありません。それは自分のための投資です。でもはっきりと分かるリターンがない場合は、浪費に転落してしまいます。

 現金資産を基準とした本当のお金持ちが、人口の数%しかいないのは、圧倒的多数の人々と同じ行動や習慣を持つことなく、独自の価値観とそこから生まれた生活習慣を持っているからに他なりません。

 人と同じことをやって、成功した者は皆無である。

 このGW、多くの人々が、1000円高速に唆されて消費に走りました。渋滞に巻き込まれ、大量のCO2を吸い込み、人混みの観光地を人を掻き分けて「遊ぶ」。良い思い出になった人もいるでしょう。

 今立っているところを疑うこと、思考すること、その借り物ではない自身の思考を100%活かすことこそが、本当の自分を取り戻すきっかけになると思います。


ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/
by MUKUZAIKENKYU | 2009-05-04 11:08 | 成功と裕福
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