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樅の木と肥後クリの共通点とは?

木の住まい取扱説明書 木の輝きはリッチの源!

日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 時々の降雨は、この数日過度に暑くなった日中を冷やしてくれて、まさに慈雨そのものです。

 サブプライムローン世界不況から、丸1年が経とうとしていますが、日本の政治は、戦後最低ではないかと思ってしまうほど、近視眼的な対策ばかり。自民党は、自眠党とか自見ん党と揶揄されることがありますが、その実体が、常に経済と権威におんぶに抱っこだったことが判明してしまいましたね。

 経済が落ち目になると、内紛発生。権威が失墜すると、犯人探し。醜悪な集団です。こんなときこそ、国民の健康な生活を保障するために、命がけで取組むのが、国会の政治家ではないのか?

 米国のポチ取引のスケープゴートにされた郵便局、それに集った小泉チルドレンらは、郵政そっちのけで、麻生降ろしに血道をあげています。まさに政治とは無縁な輩が、一時の権威にしがみついた挙句、やっと自民党内の権力闘争に利用されただけだったことに気がついたようです。・・・時、すでに遅し


 昨日の福岡は暑いというもんじゃなかった。お客さんの事務所に辿り着く直前までは、ユニクロのTシャツだけで走り、到着した時点で、やはりユニクロのオックスフォードシャツを着て訪問します。

 シャツは毎日着替えないと、汗臭くなって気分が悪くなります。お客さんを訪ねるということは、そのときそのときが勝負です。言い訳を用意しても、相手には関係ありません。最低限の清潔さは、身だしなみの基本でしょう。


 てなわけで、暑さのために、半分ヨレヨレになりながら、眼光だけは正気を保って走り回りました。


 そこで、昨日のテーマは、 ゲインの新製品“肥後クリ”と“フォレストキング”“ユングフラウ”の紹介でした。

 昼前に出発予定だったのが、プリンターの不具合が発生して、結局午後1時過ぎからに。訪問予定が3軒から2軒に、・・・とはいえ、話が盛り上がって(盛り上げて?)、帰社したのは、午後7時でした。


 でも確信できました。シュヴァルツバルトの樅の木 Picea Abies(ピセア・アビエス)(ドイツトウヒ)でできた床材“フォレストキング”と壁“ユングフラウ”は、私がこれまでご紹介してきた製品の一二を争う無垢の木であることを確信しました。

 さらに“肥後クリ”こそは、中国などから輸入されているクリや植林材のクリとは比較にならないほど美しいということです。

 このふたつの製品に出会って、私は「今まで、何をしていたのか?」と、自責の念が生まれてしまうほどでした。


 これまでも、当ブログで何度か紹介しましたが、決して手前味噌ではなく、客観的に素晴らしい無垢の木であることが分かりました。肥後クリは、植林材にはない、まさに厳しい生存競争を生き抜いた天然ならではの輝きと風合いに満ち満ちています。

 樅の木(ドウツトウヒ)の白肌は、150年から300年の歴史から生まれた深みがあります。せいぜい40年前後の樹齢しかない、しかも植林のとど松では、その同種の木といっても、足元にも及びません。

 
 人々の生活に直接役立つ木とは、名前ではありません、その中身です。

 こういった無垢の木をご紹介するに当っては、それを生産するメーカーや販売する者の考え方が、その製品の在り方を決めてしまいます。肥後クリにしても、ドイツトウヒにしても、彼らは、メディアが取材したいとか建築雑誌へ紹介したいとオファーしてきても、頑として拒否します。

 それには使ってくれるお客さんとの関係を重視しているからで、何でもかんでも建築雑誌に載せて宣伝したがる一部の材木業者とは、思わず唸ってしまうほど一線を画しています。


ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/
by MUKUZAIKENKYU | 2009-07-16 22:16 | 木の家 国産材 無垢材
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