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2006年 03月 30日 ( 1 )

家・住まいの教養 その14

家・住まいの教養編  もうひとつの構造材としての鉄骨について

 これからご自分の家を持ちたいと考え、住宅展示場に足を運ぶ方は多いと思います。有名なハウスメーカーのモデルハウスがずらりと並び、デザインを凝らした住宅が所狭しと展示してあります。

 外観はハウスメーカーにとって、如何にして見込み客を集められるか勝負のしどころです。そのためモデルハウスの建坪は50~60坪が当たり前のようです。

 そのくらいの規模でないと、工夫やデザインを表現しにくいのです。30坪前後では、どんな家も同じような間取りしか出来なくなります。建てる環境次第ですが、ご自分が求める家の坪数はどれくらいでしょうか?

 もし40坪もあれば十分と思っているなら、メーカーのモデルハウスの外観から依頼先を選ぶのは、元々無理があります。

 もちろんメーカーの営業マンは「あなたが求めている家では、当社のモデルハウスのようなデザインや間取りを求めるのは到底無理ですよ。」とは言いません。

 もしあなたが住宅展示場で、家探しを考えているなら、こういった錯覚を起す工夫がされていることを知った上で行かれてみては如何でしょうか。
 自分の求める家が40坪以下なら、このメーカーの家ならどうなるのかと自問しながら見分すると、いわゆるメーカーのデザインを生かすことはほとんど不可能だと気づくでしょう。

 さて本題に入ります。

 前回はRC造の建物の場合の主要構造材となるコンクリートについて若干触れました。コンクリートの性質上、RC造の建物はきわめて重い建築物になります。

 そのため基礎部分は地中深く作らなければなりません。躯体は十分に強いのですが、その重量は一長一短になります。躯体全体の重量を支えるだけの基礎を作らなければ、その建物自体が傾く恐れがあるからです。

 そう考えただけでも、他の工法の家と比べて経費の嵩む建物だといえます。

 今回は木材について述べる予定でしたが、その前にもうひとつ鉄骨について触れなくてはなりませんでした。

 日本の大手ハウスメーカーでは鉄骨プレハブ住宅仕様が多いからです。最近では慌てて「木造」部門を増やしていますが、どうして「木造」部門を増やしているかという疑問も含めて、この鉄骨プレハブ仕様について考察してみたいと思います。

 鉄骨プレハブ住宅の意味をまず知っておきましょう。外観は木造と同じだからといって、安易に考えると、その将来性を含めて結構愕然とすることになります。

 プレハブという意味は、正確にはプレとファブリケーションに分かれます。予め自社の工場で家の躯体を作り上げておくという意味と思っていただければいいでしょう。

 鉄骨はもちろん鉄製です。次回鉄製の構造材について考察した上で、木材に入ります。
 
by MUKUZAIKENKYU | 2006-03-30 15:41