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2009年 02月 04日 ( 1 )

高品質構造材を使う意味


 木の住まい案内舎ゲインのゴトウです。

 2月に入って、気候が急に弛んできたようです。1月は冷雨と風の強い日ばかりでしたが、一日から、ストーブの要らない暖かい日が続いています。

 ゲインオリジナル製品であるSchwarzシュヴァルツは、追加製造中です。完成品を事務所に持ち込んで、さて出荷という段取りに・・・たまたまお訪ねになったユーザーさんが、一目見て「40個譲ってください」と・・・2週間後に上がってくるので、それまで待ってくださいと申し上げました。

 その後、そのユーザーさんの知り合いという方が訪問され、「私にも60個ください」と・・・有り難いことです。シュヴァルツは、原則的に受注生産なので、少量注文が五月雨のように舞い込むと、訪問スケジュールがガタガタズタズタになってしまいました。トホホッ・・・

 それにこんなときは、治療中のぎっくり腰が疼き始めます。腰が伸びないため、脚がスムーズに前に出ません。まるで、アヒルような歩き方で、動作スピードが著しく遅くなってしまっています。

 自動車を運転すると、倍返しで傷みが増幅します。しばし辛抱ですね。訪問先には、事情を説明して、当分の間は電話訪問にせざるを得ないようです。

 ハヨ治さんと、ドゲンもコゲンもならんタイ!


 ゲインの考える戸建住宅での高品質構造材とは?

 まず第一弾は、流通編から


 まず大切なことは、余分な二酸化炭素を発生させないために、より意識的な低炭素社会を実現するために、構造材の調達は運送費は元より、できるだけ近くの産地から調達することです。 

 近くの産地が、品質的に劣る木しか生産していない場合は、このかぎりにあらずで、品質を前提にしたより近い産地を探すことになります。

 経験上からいうと、九州と山口までは、九州内の産地で全て賄えます。杉の構造材では、優秀な製材所が南九州に集中しています。一般的な輸送流通システムの範囲内ですので、まったく問題はありません。将来の道州制から考えても、合理的な範囲といえるでしょう。

 中国地方には鳥取や広島、岡山に優良な生産地があります。四国では徳島と高知にあります。

 近畿では伊勢や尾鷲地方に集中しています。岐阜にもありますが、いまいちかな・・・

 東海では静岡が中心。北陸では立山地域と能登。関東では埼玉と山梨に優良な杉材が生産されています。

 ある地域で家を建てるときは、その地域で自立的に生産している製材所や卸会社を探すことが必要です。既存の流通システム内にある、いわゆる販売会社やビルダーには、安直に相談しない方がいいでしょう。まずまともなものは手に入りません。

 またいくら近くに良い産地や製材所がないからといって、たとえば九州の杉材を東北に移送するようなことは愚の骨頂といえます。販売する会社が輸送費を負担するのであれば、企業努力として納得できますが、これをもしユーザーさんに負担を強いているのであれば本末転倒といわねばなりません。

 なぜならたとえユーザーさんが負担する意思があっても、コーディネートやコンサルタンティングをする立場にある者は、むしろそういった考えを改めさせ、自社が持っているノウハウとネットワークをフル活用して、より品質の良い木を、より近くからお届けすることができなくては存在する意味がないと思います。

 ゲインは九州産の木は元より、全国の選ばれた無垢材を、産地よりお客様に直接お届けしています。でもね、お客様の意向が最優先しますが、だからといって無駄な考えをそのまま鵜呑みにすることはしません。

 適切なアドバイスやコンサルができるからこそ、ゲインがあるのです。それをした上での、無垢の木の販売に行くのです。その逆はありません。

 どういうわけか、ネットや一部の地域でもてはやされている「材木屋」のほとんどが、その逆を平気で行っているのが実情です。これをゲイン的に言うと、

“利”に走り、“義”を見失った、醜悪な本性を、見た目の良さで覆い隠している、品も格もない企業のひとつということになります。

 構造材は重厚長大で、輸送費の負担が必ず付いて回ります。だからこそ建築現場との時間をかけた綿密な打合せを行い、現場がスムーズに受け入れができるようにしてあげることも必要不可欠ですが、もっともコストのかからない方法を提案できることは、販売会社の最低限のノウハウでしょう。

 次回は材そのものの品質についてお話します。


ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/

 
by MUKUZAIKENKYU | 2009-02-04 15:43