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2009年 12月 31日 ( 1 )

無垢の木造の神社仏閣こそ原点

日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 今朝は、未明から激しく雪が降り続けました。そんな中、敢えてウォーキングを実践しましたが、いやあ~実に気持ちが良い。

 気温が低いので、雪は融けずにサラサラとパーカーを零れ落ちていきます。星は見えないが、大晦日の朝に、誰ともすれ違うことなく独り歩き続けました。

 気がついたのは、雪が似合う屋根は、やはり瓦葺でした。フェルトや鉄板では、ただ白くなるだけで、塗料をぶっ掛けただけの感じですが、瓦のそれは、規則的に際限なく繰り返す波間に、雪がたまり、日本の文化を実感できます。


 今日で、一応の区切りです。

 一年の終わりですが、明日から待ったなしの2010年が始まります。

 除夜の鐘がなる頃に、初詣をするのは、日本人の心性を表しています。ほとんどの方の動機は、「家内安全」「商売繁盛」でしょうが、私は2009年に素晴らしい出会いをいただけた方への御礼を、神に捧げる意識です。

 賽銭を放り込んで、願いをかけることも大切な行事でしょうが、私にとっては、今年一年に、それは神の采配というしかないような、多くの気づきや喜びをいただけたことへの心からの感謝を捧げることです。

 だからというわけでもありませんが、そんな気持ちを、雑踏の中で、慌しくうやむやにしたくないため、ゆっくりと独りっきりになれる元旦の早朝に、初詣を行います。


 大晦日の夜から未明まで、あれほど人混みだらけだった神社やお寺が、朝の5時過ぎには、まるで私だけのために用意してくれたかのように、人っ子一人いなくなります。

 数時間前の人いきれの余韻を残してはいるものの、静寂の中の神社の境内は、まだ暗い夜空の下にありながら、そこにだけ新たな太陽が昇っている気配を感じさせてくれます。


 でもね、参拝する神社やお寺は択びます。コンクリート製の本殿には、何の意志も感じません。美しさも歴史も感じません。コンクリートには、人の意志や歴史を吸い取る力がありません。

 どんなに古びていても、神社仏閣は、無垢の木で建てられて、初めて自然と人とを結びつける神域を持つと確信しています。

 堂内での神事で使う太鼓や鉦、鈴の音の響きを、神秘的に高めるのは、木以外にありません。

 コンクリート製のお堂では、それらの音が反響しすぎて、うるさいだけなのです。

 最近は、悪しき「建築基準法」のために木造の本殿を建てられないところもありますが、外観はコンクリート製でも、内装はすべて無垢の木で覆うぐらいの配慮は絶対に必要でしょう。

 ひどいところになると、床はコンクリートのままで、その場しのぎのように薄っぺらいゴザを敷いて、壁はコンクリートに直接塗装して仕上げているというお粗末な神社もあります。・・・こんなところには、絶対に神は降りてこないでしょう。


 では、新たな年を迎えるために、身を清め、心を安らかにして、元旦の昇り行く朝日に頭を垂れる準備を開始します。

 今年一年、ありがとうございました。心より、感謝申し上げます。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-12-31 12:05 | 木 無垢材 自然