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2010年 08月 16日 ( 1 )

夏の思い出~よもぎ

日本の住まいを良くする無垢材研究会 
 
                     住まいの木案内舎ゲインのゴトウです



 いい天気の幕開けです。

 朝の6時には、黄金色に輝く太陽が、東に聳える帆柱山の麓から昇ってくると、空一面が深い青色に、…、まるで大海原を見るような曙でした。


 根が単純だからか、そんな朝と空を体験できただけで、今年の残りは、最高の展開になると予感。期待感にワクワクしてしまった。

 しかしこんなときは、以前にもあったことだが、ほとんど必ず的中している。不思議だが、事実である。


 当然ハプニングやアクシデントもあるかもしれないが、それはそれで授業料と思って、やり過ごすに限る。

 盆の間は、久しぶりに読書三昧。

 家族で楽しむ時期は過ぎ、子どもらは、アルバイトに勤しみ、友人たちとの親睦に明け暮れていた。


 親は、今日から一所懸命仕事にまい進する日々に戻るが、子どもらは、長い夏休みを自由に楽しんでいる。

 これでいいのだ。



 私が生まれて初めて経験したアルバイトは、小学校5年生のときだった。

 別にしたくてしたわけではない。結果的にアルバイトになってしまったといった方が適切だろう。


 自宅の近くに、大きな市民会館があったのだが、そこの土手には、蓬(よもぎ)を始めに、沢山の種類の薬草が自生していた。せりや土筆、蕨に菜の花、…食用の植物に事欠かなかった。

 お袋に、よく饅頭を作ってもらって食べたものだ。何かのきっかけで、ヨモギ饅頭を作ってもらうために、友人3人と、そこの土手にいって、背丈分ほどのよもぎを摘んだことがある。

 土手から自宅の間には、お菓子屋が一軒あった。楠本製菓といっていた。


 私たちが、また作ってもらうために、ヨモギを摘みに行ったとき、その帰りがけに、声をかけられた。

 振り向くと、おっさんがニコニコしながら、「僕たち、そのよもぎ、どうするん?」と問いかけてきた。

 「家で、ヨモギ餅作ってもらうんよ」というと、「そげんたくさん採ったら、採りすぎバイ。余るやろうけん、おいさんが少しもらっちゃろうか」と来た。

 一瞬「誰が、やるか」と思ったが、間髪入れずに「50円やるバイ」といわれ、当時の小遣いが5円の時代である。まんまと乗せられてしまった。

 その後二三度摘みに行っては、待ち伏せされて、50円から25円、しまいには15円と、勝手に値踏みされ、ガキの私たちは、あのオッサンのいいように使われてしまった。

 しかしガキであってもバカではない。友人たちと話し合い、これは搾取されとるバイと気付く。

 その後リベンジしたことはいうまでもない。最後のヨモギが大量に入った袋の中に、数百匹のミミズとナメクジを混入してやったのである。


住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2010-08-16 09:50 | スローライフ