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2010年 08月 31日 ( 2 )

日本の奇妙な商習慣

本の住まいを良くする無垢材研究会 
 
                     住まいの木案内舎ゲインのゴトウです


 相変わらず暑い日が続いていますね。

 でも少し変化が現れてきたような、…それは昼間に突然のスコールのような土砂降りの雨。雷を伴って、ゆっくりと北東に進んでいきます。

 雨が降れば、その後は少しは温度が下ります。まあ温度が下ったところで、湿度は否が上でも高くなるので、どうにもなりませんけど、…


 先週末からは、まあ交渉ばかりの毎日に明け暮れています。

 何の交渉かというと、支払い条件の折衝ばかりです。


 ゲインでは、レギュラーといえるのは建築家だけなので、工事を請け負う工務店やゼネコンさんとは、納品の前後の打ち合わせが中心になるのですが、一番気を使うのが支払い条件なのです。

 まあ、どうしてこうも、十人十色の支払い条件なのだろうと、少し呆れてしまいます。


 どこのゼネコンさんも、締めと支払のバランスを考えて、自社の支払い条件を決めるのでしょうが、見事にバラバラです。

 ゲインでも、もちろん支払い条件を設定していますが、できるだけノーマルに実施しています。

 ところが、ファクタリングの関係なのでしょう、月末締めがほとんどなくて、10日締めや20日締めがかなり多い。


 大手のゼネコンや工務店さんは、そういった締め日でも、一ヶ月を超える支払はほとんどありません。支払い条件がいい会社ほど、いい協力業者が集まります。

 しかしこれが少し田舎に行くと、なぜか締め後の40日は当たり前といった工務店が多くなる。ひどいところは、45日や60日というところもあります。

 よほど資金的な余裕がないと、付き合いきれません。


 ゲインは、木の産地に、より多くのお金を還元するために、より良い支払い条件を考えています。

 ベストなのは、締め後の20日以内の支払でしょう。

 でも実際に、それを実行すると、いつでも500万以上の立替資金をキープしておかなくてはなりません。これは、ゲインのようなコツコツ手作り態勢の会社にとっては、相当の圧力になります。


 この資本主義社会、せめて支払い条件ぐらいは、法律的に統一すべきじゃないかと思います。

 商法と建築法では、支払い方法が雲泥の差です。

 商法上の支払い条件は、ほとんど自由で、勝手に締め日を決めて、いつ支払うかも勝手に決められます。でもそんな自由は、力の関係で、歪になりやすい。

 その際たるものが、商業手形という紙っ切れです。

 この手形を振り出す企業の中には、手形で支払うという勘違いをしている業者が、実に多い。

 手形を振り出すということは、支払先から額面のお金を借金していることだという事実が、よく分かっていないようです。

 手形には、〇〇月の〇日と決済期日が記入されているのですが、本来は手形を振り出す日が決済日でなくてはならないのです。…ということは、手形そのものには、何の価値もないということなのです。

 商業手形を、最初に作ったのは日本ですが、この悪しき商習慣が、如何に日本の企業の成長スピードを奪ってきたか。…支払われるのは、売り手ですから、末端になればなるほど、紙っ切れの手形が溜まっていきます。

 そして振り出した当の企業が倒産でもしようものなら、本来は1か月分の焦げ付きで済んだものが、3ヶ月から、ひどい場合は6か月分の売上げ全てが焦げ付いてしまうことになります。

 これはどう考えても異常ですよね。

 手形を振り出すのは、今では信用を落とす元になります。手形を受け取るのは、焦げ付きのリスクを倍化します。

 手形の世界で、成長したり幸福になる企業や業界は、金融機関以外にはないということを肝に銘じておいた方がいいでしょう。


住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2010-08-31 16:31 | 倫理

月末に、なしか手形の話

日本の住まいを良くする無垢材研究会 
 
                     住まいの木案内舎ゲインのゴトウです


 相変わらず暑い日が続いていますね。

 でも少し変化が現れてきたような、…それは昼間に突然のスコールのような土砂降りの雨。雷を伴って、ゆっくりと北東に進んでいきます。

 雨が降れば、その後は少しは温度が下ります。まあ温度が下ったところで、湿度は否が上でも高くなるので、どうにもなりませんけど、…


 先週末からは、まあ交渉ばかりの毎日に明け暮れています。

 何の交渉かというと、支払い条件の折衝ばかりです。


 ゲインでは、レギュラーといえるのは建築家だけなので、工事を請け負う工務店やゼネコンさんとは、納品の前後の打ち合わせが中心になるのですが、一番気を使うのが支払い条件なのです。

 まあ、どうしてこうも、十人十色の支払い条件なのだろうと、少し呆れてしまいます。


 どこのゼネコンさんも、締めと支払のバランスを考えて、自社の支払い条件を決めるのでしょうが、見事にバラバラです。

 ゲインでも、もちろん支払い条件を設定していますが、できるだけノーマルに実施しています。

 ところが、ファクタリングの関係なのでしょう、月末締めがほとんどなくて、10日締めや20日締めがかなり多い。


 大手のゼネコンや工務店さんは、そういった締め日でも、一ヶ月を超える支払はほとんどありません。支払い条件がいい会社ほど、いい協力業者が集まります。

 しかしこれが少し田舎に行くと、なぜか締め後の40日は当たり前といった工務店が多くなる。ひどいところは、45日や60日というところもあります。

 よほど資金的な余裕がないと、付き合いきれません。


 ゲインは、木の産地に、より多くのお金を還元するために、より良い支払い条件を考えています。

 ベストなのは、締め後の20日以内の支払でしょう。

 でも実際に、それを実行すると、いつでも500万以上の立替資金をキープしておかなくてはなりません。これは、ゲインのようなコツコツ手作り態勢の会社にとっては、相当の圧力になります。


 この資本主義社会、せめて支払い条件ぐらいは、法律的に統一すべきじゃないかと思います。

 商法と建築法では、支払い方法が雲泥の差です。

 商法上の支払い条件は、ほとんど自由で、勝手に締め日を決めて、いつ支払うかも勝手に決められます。でもそんな自由は、力の関係で、歪になりやすい。

 その際たるものが、商業手形という紙っ切れです。

 この手形を振り出す企業の中には、手形で支払うという勘違いをしている業者が、実に多い。

 手形を振り出すということは、支払先から額面のお金を借金していることだという事実が、よく分かっていないようです。

 手形には、〇〇月の〇日と決済期日が記入されているのですが、本来は手形を振り出す日が決済日でなくてはならないのです。…ということは、手形そのものには、何の価値もないということなのです。

 商業手形を、最初に作ったのは日本ですが、この悪しき商習慣が、如何に日本の企業の成長スピードを奪ってきたか。…支払われるのは、売り手ですから、末端になればなるほど、紙っ切れの手形が溜まっていきます。

 そして振り出した当の企業が倒産でもしようものなら、本来は1か月分の焦げ付きで済んだものが、3ヶ月から、ひどい場合は6か月分の売上げ全てが焦げ付いてしまうことになります。

 これはどう考えても異常ですよね。

 手形を振り出すのは、今では信用を落とす元になります。手形を受け取るのは、焦げ付きのリスクを倍化します。

 手形の世界で、成長したり幸福になる企業や業界は、金融機関以外にはないということを肝に銘じておいた方がいいでしょう。


住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2010-08-31 08:02 | 材木・建築業界