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カテゴリ:材木・建築業界( 20 )

今日まで、そして明日から

この数日は、まるで夏が来たかのような暑い日が続いていますね

毎朝ウォーキングをしているので、体調を崩すことはありませんが

でも日中クルマを運転していると、ちょっと堪らんですね


クーラーを入れていると、降りたときからの寒暖差でばてるので

あえてクーラーは入れていませんでしたが

さすがに我慢の限界!クーラーを

脳内サーモスタットに合わせて調整しています


さてゲインは現在無垢の木を知り抜き

そのデザイン力で勝負している建築家を紹介しています

前回までに三人の建築家をご紹介しました


前回はALP建築工房の柳さんを紹介しました

ALP建築工房のホームページはこちらから



柳さんとの付き合いは、不思議な出会い方でした

倫理法人会の支部が同じだったことが分かってから

一気に親しくお付き合いさせていただくようになりました


人生に対する生き方や哲学の多くの部分が

語らずとも分かる「倫理法人会」の存在は大きなものです


私を必要としていただける方には

そのお気持ちに報いるだけでなく、その方がもっと上に上昇できるように

私ができる限りのサポートをさせていただいています


ALPさんのお話は次回に詳しくお伝えする予定です



ゲインは、現在の建築業界の中にある木材業界に絶望した時点から出発しました

彼らのほとんどが、みな組合やら何やらの市場などの同一の組織から仕入れをしています

だから差別化しようがありません

そのために皆横並びと足の引っ張り合いが主な生業になってしまって

「材木屋」本来の仕事を放棄してしまっています


建築現場に貢献する

木材業界の進歩に寄与する

それができなければ、材木屋など存在価値はありません


相場師のような零細企業や

日本の木も知らないままで、輸入材を無頓着に取り扱う

材木よりも新建材の売り上げが多いとか

材木屋を止めて運送業者を名乗った方が正しい似非「材木屋」が

何と多いことか!


本物の知識や経験を生かすことがない仕事なら

男子一生の仕事とはいえないと思います

ただのたちの悪いショウバイニンでしかありません

中間マージンにたかるだけ、ですか?

そんなショウバイニンがやる仕事は

私が思う限りでは、最も卑しいと思います


楽して儲けることしか考えていないからです


本物を伝える

真実を知って、真にハイグレードな生活を実現する一助となる

それがゲインの、否「材木屋」の普遍的なあり方でなくてはならない

そう確信しています



ゲインのホームページはこちらから

by MUKUZAIKENKYU | 2013-05-23 21:12 | 材木・建築業界

ゲインの立ち位置って?

連休も実質最後の日になってるようですね?

今の時点で、九州も交通事故も相俟って、九州道では十数キロの渋滞が

複数あるようです

気をつけてお帰りください…っていうか、親父さんお疲れ様でした…


昨日はから一人ひとり、エクセレントな建築家をご紹介していくことにしました

第一回目は「陶山設計工房」さんでした

さて次の回は「有島忠男設計工房」さんを予定しています


ゲインでは、どうして建築家とのお付き合いを大切にしているか!


それは打算や損得勘定に走るのではなく

ユーザーさんの想いを実現するために、何が最善かを熟慮して

提案できるのが(工務店ではなく)建築家なのです


もちろん建築家というか一級建築士にはいろんな立場の方がいます

工務店所属の方もいます

下請け専業の方もいます

建築士であっても、実際は不動産屋であったり保険屋であったり

斡旋専業で仲介屋であったりと

その実態はユーザーさんにはまず見抜くことが出来ないのです


また私はニッポン全国の木の産地を訪ね歩き

これは素晴らしいと思える無垢の木を生産しているメーカーさんとだけタイアップしています

これは実際に産地を知り、そこの人となりを知り

さらにその想いと技術力を知り

初めて皆様にご紹介できるようになりました



どうすれば本当の意味で人の役に立てるのだろうか

中間マージンを掠め取るだけの「材木屋」では絶対にできないことは

業界のヤドリギで生きるのは楽だけど

あえて茨の道に入り、真に人や建築の役にたつことができるために

材木屋という存在は、どうあらねばならないか

いつも自問自答しながら、何があっても神のオタメシと感謝しながら

これからもじっくり、しかし不退転の決意で

進んでいきます

by MUKUZAIKENKYU | 2013-05-05 19:00 | 材木・建築業界

名前と中身が違って儲かるのは誰?

今は、午前11時を回った時間帯

昼までの間、時間ができたので、慌てて更新作業に…


今日は大切な仕事が2件、他数件は優先順位は低いけど、やっておかねばならない仕事だから、やっぱり手を抜かずにやるしかない


「無垢の木」の仕事をしていて、いつも思うこと

それは日本国内に輸入される海外の木の名称が、実にいい加減なことです

ある意味、グラグラする


木の客観的な種類や分析によらず、見た目と売りやすさだけを優先したような

とんでもない名前の木が多すぎる


それに「材木屋」を名乗る業者が、あまりに不勉強なこと

唖然とします


典型的な例は「ベイスギ」

実際の名前は、「ウェスタン・レッド・シダー」

直訳すれば「西洋赤ヒノキ」?


これを一般的な材木屋に尋ねると、ほとんどが「アメリカの杉」と思い込んでいる

…ホント、情けなくなります

そんなんでも、儲けがどうの、粗利がなんぼと、計算だけはいっチョ前だから…


…それに最近、杉を中心にして産地を冠にした名称の木が多くなっています

でもそれも、販売業者が勝手に作り出したものばかりで、学術的な意味は皆無です


あるサイトで、「山都スギ」なる名称がありました

熊本県の阿蘇の南の地域が「山都町」だけど、そんな名前のスギは

地元の人も知りません


あざとい業者が多すぎます

消費者の方、建築家の方は騙されないようにね!



おっと今日は、こんなこと書くつもりはなかったのだ

書きたかったのは、福島原発事故直後の報道管制(自主規制?)によって

ほとんど知らされなかったことです


ひとつは、福島県内での火力発電所の爆発事故

もうひとつは、UFOが集団で出現したこと

そして野田さんは「収束宣言」をしたけど、実際には

いまだに夥しい量の高濃度放射能が漏出していることです


これらの事実を、あえてマスコミが報道しないのは

何のためだろう?


それでもって、東電は使用電力の値上げを宣言した

何の責任を果たさないまま、値上げして、賠償金を利用者に負担させるなんてのは

今の政権が、定数削減や歳費削減に大鉈を篩うことなく

消費税を一律に5%アップしようとしていることと同じじゃネエか!

絶対に許されることではないと思いますがね!
by MUKUZAIKENKYU | 2012-01-18 12:05 | 材木・建築業界

プロにとっての情報の価値

今日も予定がグチャグチャでした

優先順位を間違えないように、何とかギリギリやりこなすことはできました


昼から高校野球の福岡大会決勝が始まり、終了するまでは仕事が途切れ途切れ…


普段野球ファンでもない人が、こんなときだけは盛り上がる

不思議な現象というか、心理というか…

かくいう私もその一人、高校野球は文句なしに面白いんです

しかも今回は、同じ地続きのお隣さん同士の闘いだった

次男坊が通う「九国大付属高校」と

隣の西区の「東筑高校」…別に私の出身校でもないから関係はない

やっぱ九国大に甲子園に行ってもらわんとですね

圧倒勝ちでした


最近は、なしかレッドシダーの問合せが集中しています

そのひとつは、熊本の現場

まだ決まったわけじゃないけど、建築家のKさんに紹介されて

蓋を開けてみると、工事の段取りだけは進行中でした


まあ見積だけでもとお願いして始まったのですが、

その内容を確認すると、その商品は、現在欠品中。

次の入荷まで3ヶ月を要することが判明


当然情報は知っているだろうと尋ねたら、初めて知ったらしくて…

建築家から元請の工務店さん、協力会社の大工も建材屋も

だれも、その事実を知らなかった…ウソだろ!


このまま建材屋ルートでことを進めていたら、現場はパニックになっていたでしょう

肝心のリアルな情報を知らない。単価さえ見積れば、それで終わり

そんな世界なのです、木材や建材の商流の実体は…


誰がどのように見積ったのか知りませんが、無責任な連中が多すぎますね


その道のプロを自認するなら、常にリアルな情報を仕入れておくことは

プロの常識ですよ


これができないのは、商流に余計な中間業者(搾取の寄生虫)が多すぎるからです


後は、私が提案する方向で話が進行しています

そのため、またしてもやるべき仕事が増えました

いいことではあるけど、予定外で増えると、とにかくスケジュール全部が押してくるのです

毎度毎度のことですがね…(笑)



まずはお問合せください

住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2011-07-27 19:21 | 材木・建築業界

カップリング?何が反るの?

日本の住まいを良くする無垢材研究会

                  住まいの案内舎ゲインのゴトウです


まずはお問合せください

住まいの木案内舎ゲイン



超「材木屋」の仕事に専念して、14年が経過しました

振り返るにはまだ早いけど、まあいろいろなことがありました

でもその全てが、今のゲインを作り上げるには必須なことだったようです


〇〇〇〇を被ったお陰で、自立基盤を構築することができました

〇〇があったために、人間の本質について学ぶことができました

〇〇がないために、智慧を搾り出す方法を身につけました


素直に学ぶことがあれば、反面教師として、あるべき自らの姿を発見できました


無論そうなるために、少なくない代償を支払わされ、また支払いました

その都度、自分の至らなさを反省しながらも

あんな風になっちゃダメというお手本もしっかり見定めることもできました


お蔭で、一見本物の振りをして、実体はえげつない我利我利亡者がよく見える


これまで育ててくれたのは、私たちがお会いできた建築家の方々です

足を引っ張るわ、嘘をつくわ、裏切るわは、同業者ばかり


とりわけゲインと似たような営業システムを展開する似非「材木屋」は実に汚い

まあ化けの皮を剥がされることを怖れての愚挙というべきものでした


情けないですねえ。将来を展望できない業界というのは、少ないシェアの中で

消耗戦に精を出している



ちょっと蛇足ながら、どの業界にも、専門用語があり、スラングが使われているものです

多くの用語の中で、時々耳にする言葉に「カップリング」というのがあります

板が反ることを指しているようです

カップ?カッピングは、鍼灸院でやる「吸い玉」のこと

カップリングは、大体男女のカップルを作る、異なるものを結合するという意味のはず


「板が反る」ってのは、正しくはWARPでしょ?ワープです

なのに、多分カップというより、カップを置く皿のように弦を作る姿を

反った板に重ね合わせて表現しているのでしょう

片仮名で表現したいなら、せいぜいcurve(カーブ)かwarp(ワープ)です

前者は、反りというより、薙刀のような曲がり

後者が、焼イカのように両端から同じ方向に向かって反ることを指します



以前、一年に数回「講演」をすると自慢していた、関西のある自称「材木屋」

そこの社長さん、平気で「カップリング」と聴衆の前で連発してました

そこそこ教養のある聴衆なら、恐らく理解できないままだったでしょう


言葉とは、概念を伝える道具です。絵を描いてイメージを伝えるためにあるのではありません

カタカナで喋っても、英語圏の人にはcan't understandです


材木業界の品質と品格をアップさせるためにも、国際的にバカにされないためにも

是非正しい「カタカナ」を使いましょう

板が反ることは、ワーピングですよ~!
by MUKUZAIKENKYU | 2011-07-06 10:44 | 材木・建築業界

ゲインの「為さざるあるなり」

日本の住まいを良くする無垢材研究会

                  住まいの案内舎ゲインのゴトウです


まずはお問合せください

住まいの木案内舎ゲイン


あなたは、目の前の「利益」のためなら、何でもできる方ですか?

いやいや唐突な質問で、すみませんでした…


ゲインは、通常の仕事の大半が、建築家の方との打合せです

設計中の物件に応じて、どんな「無垢の木」が適しているか提案すること

その際のメリットとデメリット、またはユーザーさんの性向も鑑みて

多岐にわたるアドバイスをさせていただいています


そんな流れの中で、時々発生する障害が、いわゆる「予算」の障壁です

この「無垢の木」を使いたいが、全体の予算からは使えそうにない

何かもっと安くて、同じような質を提供できるものはないだろうか?


…一旦、下を向くと、落ちるところまで落ちるものです

「予算の範囲内で納める」という課題は、実に悩ましいのです


私も、この道数十年のキャリアがあるので、知らないものはまずありません

俗にいう「ピンからキリまで」の製品序列

もし全く同じもので、価格が安ければ、それに越したことはありません


でも現実では、同じ「名称」の製品で、質や生産者の生活を犠牲にすることに直結しています


東南アジアの諸国から、同じ「名称」の製品は、毎日のように輸入されています

その中身は、実際を知ると、とても使える代物ではありません

なんせ「コピー」や「パクリ」、偽装が得意中の得意な国だからね~


ある物件で、落札した工務店さんから要請されました

「予算が全く合わないので、後3,000/㎡は安くならないと難しい」、と


その要請に応えられる商品があることは知っていました

本音は、少しでも売上は欲しい、咽から手が出るほど、収益が欲しい…


要請に応えれば、即注文、売上につながることは分かってはいました

しかしここで、ゲインではない販売をやってしまったら、

否むしろゲインとしては、絶対にやってはならないことを破れば、どうなるか


目先の収益に飛びついて、ゲインの存在価値を失うことになれば

今後は、もはやそこら辺のタダの建材屋に堕してしまう

「お天道様は拝めないぜ、・・・」


ゲインは、国内の優良な無垢の木を生産している産地と共にある

疲弊しつつある産地に、少しでも多くのお金を還元すること

そうすることによって、産地が豊かになり、山が栄えること

そのためにも価格を優先する販売は善しとしない

適正価格を、常に見定めながら、お互いが豊かになる支点を作り出す

ゲインのスタンスは、ブローカーではない、飽くまで日本の森を豊かにすること

そのために、どんなに苦しいことがあっても頑張って来れたのだから


てなことで、折角の要請でしたが、敢えて丁寧にお断りしました


でも、ひもじさを卑しさに貶めなくてすみました

ひもじさは、皆同じ。

自分だけが得をしようと、自身の志を曲げてしまっては、

こんな人生、生きていく価値なんかありません

・・・でも、ジッとしていては腹は減るだけです

つながる時にはつながるもんです、必ず光はどこからでも差してきます
by MUKUZAIKENKYU | 2011-06-12 12:58 | 材木・建築業界

木材建材市場の荒廃

日本の住まいを良くする無垢材研究会(日本フォレス党)

                 住まいの木案内舎ゲインのゴトウです


 今日は、ちょっとゆっくりな金曜になりそうです。

 元々今日に予定していた仕事があったのですが、片時も無駄にしたくない意識が昂じてきたせいか、思い立って、昨夜に前倒ししてやり切りました。


 内容が、ある論文の評価と批判だったため、むしろちょうど良かった。

 昼間では、外野から干渉が入りやすいので集中できません。夜は邪魔するものがないので、心ゆくまで集中できますからね。

 3時間ほど寝て、早朝のモーニングセミナーに参加。

 それまでは調子もよく勢いがあったのが、事務所に戻ると、途端に眠気が差してきた。


 批評の仕事は、二回推敲したので、まあまあの出来。納得したら、ますます眠気が、・・・。


 木材や建材の業界では、いわゆる商社という存在が、中間に介在することがしばしばあります。

 これ自体悪いことではありません。いろんな製品が流通するこの市場では、窓口をできるだけ一本に絞った方が入手しやすいし、スケールメリットが働いて、単品をそのまま注文するよりも、比較的安価で入手しやすいというメリットがあります。

 でもこれはあまで機能面の長所であって、商社に頼めば、ノーリスクで入手できるという保証は、どこにもありません。

 それに製品を作るメーカーにとっても、販売先を大手の商社に依頼することで、販売コストを下げることができます。


 もうひとつの大きなメリットは、メーカーにとって貸し倒れリスクを低減できる面です。

 メーカーが販路を拡大するのは当たり前ですが、その分多数の顧客を持てば持つほど、貸し倒れリスクも比例して増加します。

 その点、商社経由で販売すれば、回収は一本化でき、貸し倒れ、つまり焦げ付くリスクは、限りなくゼロになります。


 でも商社も商売ですから、そんなことは端から分かっています。

 じゃあ商社ではどうかというと、やはり同じ動機が働いています。

 工務店やゼネコンへの直販(直接販売)は、できるだけ避けて、間に立つ中間業者をリスク回避のために利用するのです。

 中間業者である販売店や代理店を利用して、市場の末端にまで商品情報を浸透させると同時に、末端からの代金回収のリスクを、販売店が負うことで、貸し倒れリスクを回避します。


 結局回収のリスクを、最前線というか、モノを売りたがっている業者、すなわち販売店が、全部背負うように仕向けるのが、日本独特の多段階流通システムといわれる商流の特徴です。


 では商社は、まったく直販をしないのかというと、実はそうでもないのです。

 大手ゼネコンや優良顧客には、ちゃっかり直販しています。

 大口や低リスクな顧客に対しては、販売店に任せず、直接販売を仕掛けます。これが実態ですので、ある意味末端の中間業者は、いい意味でも悪い意味でも利用されているだけなのです。


メーカーにとっては、どうでしょうか?

 リスクはないのでしょうか?・・・販売店と違った意味で、大ありなのです。

 商社には、同等製品のメーカーが複数取引していますので、外部から引合が来ると、提示するものは、メーカー名と商品名、そして価格だけです。

 商品自体の説明は皆無です。

 それは商社にとって大切な商品とは、売れる商品であって、売りたい商品ではないからです。

 売れる商品にしか興味を示さないのが商社なのです。


 ということは、メーカーが丹精込めて作った商品であっても、どんなに素晴らしいものであっても、説明責任はメーカーにあるため、売れなかったら、あくまでメーカーの責任なのです。

 そしてそんな商品であっても、いつも他メーカーとの比較という俎上に載せられてしまいます。

 そこでは、商品の性能や独自性を無視した価格競争だけが突出することになります。


 実際、材木屋や建材屋が、打合せ現場に持ち込むモノは、自社製品ではない大手建材メーカーのカタログです。

 彼らは、買ってもらいたがっているのが見え見え透け透けの販売店なので、大手建材メーカーは、委託するのではなく、無報酬で販売店を宣伝マン代わりに利用しています。


 ・・・今日は、建築業界の中の建材木材流通の中身の一端をご紹介しました。

 一通り見て分かるように、この業界では、率先してリスクを負う業者が皆無です。それなのに、ああ、それなのに、それなのに、・・・中間に陣取って、マージンの確保に血眼になる。

 オリジナリティがない、あるいはまた創造することがない場には、そこに係わる人間も企業も、やってることも皆同じです。むしろ同じことしかできない重力が働いています。

 その大きな重力場が、ここでは商社になるでしょう。

 商社が扱うと、その商品を、すべて没個性にしてしまう。一個一個の物語があれば、すべて拭い去ってしまいます。

 商社にとっては、下手なオリジナリティは、かえって販売の邪魔になるだけだからです。

 そのためこんな商流が求める究極の姿は、末端に行けば行くほど、誰も説明もしない、責任も負わないことになるのです。

 それは同時に、末端に位置する販売店自体の没個性化に拍車をかけます。ただの中間業者は、寄生虫でしかありません。

 こんな業界が販売する商品を、あなただったら買いたいと思いますか?


 以前から、商社不要論が唱えられて久しいのですが、こんな商社が大多数を占めているのが、日本の商流でもあります。


住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2010-10-22 11:07 | 材木・建築業界

JIA全国大会から某組合に落ちる

日本の住まいを良くする無垢材研究会

                 住まいの木案内舎ゲインのゴトウです


 ちょっとぐつつき気味の空模様が続いています。少しずつ寒くなりつつある秋空が、この夏の長い酷暑を否が上でも振り返らせます。


 今週は、7日の木曜から今日までの三日間、 jia(日本建築家協会)の全国大会が、北九州小倉にある国際会議場で開催されました。

 どの日程も、濃厚な内容のイベントが満載でした。その中でも、とりわけ多くの聴衆を引き寄せたのは、やはり8日の記念講演会でした。

 講師は、姜尚中氏。テーマは「九州共同体構想―東アジアのゲイトウェイ」

 簡潔にまとめることができないほど、多岐にわたる内容でした。

 しかし今や時代の寵児的な存在になりつつある氏は、普段テレビに見て聴くような薄っぺらなコメントではなく、それこそ若干のユーモアも混ぜながらの、相当突っ込んだことをお話になっていました。


 …そして、何故か私が考えていた事と共通していました。聴き込むに従って、段々とイマジネーションが刺激されてきました。

 最後に、ある確信が、…よし、後はとことんやりきるしかないと、沸々と勇気が湧き上がってきました。

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 国際会議場をあとにして、何気なく裏に回ると、そこは波止場でした。

 何となく光の加減が良い。雲の様子も良い。ついシャッターを切っていました。

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 他にも数枚撮りましたが、ボチボチ公開しようと思います。

 しかしさすがは、全国から集まった建築家の方々でした。皆一匹狼的なオーラを放散して、500人以上が一堂に会していながら、朱に染まらない趣が充満していました。

 こんな個性の塊のような人間たちをまとめることは不可能でしょうが、大会主催者の福岡の協会員の苦労が手に取るように分かります。

 やはりインテリジェンスが不可欠な世界です。いい空気が流れていました。


 その日の夜は、材木屋を自称する組合の会合がありましたが、まあこれが…天国から地獄に落ちたような落差、格差?

 一部の人間とはいえ、目先の私利私欲に拘泥して、そのためには同じ組合員でも卑怯な手を使ってでも引きずり落とそうとする輩が巣食っています。

 真面目に材木業に励んでいる方もいますが、残念ながら、この業界の行く末が見えてしまった。

 いずれ電話帳から消えていくでしょう。

 無知が無知のままに「お金」を稼げる世界は、はっきり言って異常と言うしかありません。

 まあ言ってしまえば、本当の意味で「材木屋」ではなく、「材木ブローカー」です。だから木について、まともな知識を持たなくても、金儲けを企むことはできる。

 でもそれは、日本の無垢の木を守り、育て、木の文化を普及することとはまったく無縁です。

 むしろそれを阻害していると言っても過言ではないでしょう。情けないことですが事実です。


住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2010-10-10 08:07 | 材木・建築業界

日本フォレス党の正義

日本の住まいを良くする無垢材研究会 改め

日本フォレス党 
 
                     住まいの木案内舎ゲインのゴトウです


 やっと過ごしやすい季節の窓が開いたようです。

 夜が熟睡できるようになりました。改めて秋という季節に感謝です。


 昨日から、北九州の門司区の物件の対応に追われていました。

 福岡市の建築家K氏の推薦をいただいた物件ですが、いやあここまで来るのに、いろいろありました。

 私たちゲインのスタイルが通るのか、それとも一般商流のやり方が通るのか、際どいところまで綱引きがありました。

 そして、最終的には私たちゲインに勝利の旗が!

 その結果、施工を担当する工務店さんは、重要な施工要領やゲインでしか提供できない施工ノウハウを入手することができました。



 同じ無垢の外壁板ですが、これを一般商流に載せると、まず商品名があって、その価格を決めたら、後は納品という手順で進みます。

 そしてその商品の説明や施工ノウハウについては、その販売店が知る必要がありません。

 この仕事は、メーカーの仕事であって、販売店の仕事ではないという考え方が浸透しているからです。


 でも、それって正しい在り方なのだろうか?

 じゃあ販売店は、何のために存在しているのか?

 販売店にとって、取り扱う商品は、単なるマージンを搾取するための道具でしかないということなのか?

 
 100均でも、訊ねられたら、一応の商品説明をしてくれます。

 材木屋や建材店は、自分のところが取り扱う商品説明ができなくても販売できるなら、はっきり言ってバカでもできる商売です。

 これってただの価格競争を惹き起こすだけしか能がない「中間業者」のやり方でしょう。


 一応は、〇〇屋と名乗りながらも、実際はただのブローカー商売が実態なら、ユーザーさんのためにもない方がいい。

 無知で、値段をかさ上げするだけの存在では、社会的寄生虫業者といわれても否定はできません。


 無垢の木は、とりわけそれぞれの無垢の木に応じた知識とノウハウ、その周辺のしっかりとした智慧がなくては、販売する資格はありません。

 材木屋が、一番材木を舐めているという事実。

 こんな材木屋と取引している工務店さんには、残念ながら無垢の木で進化できる可能性はありません。

 いつも単価を安くすることだけに腐心して、そしていつもクレームを怖れて、逃げ口上だけが旨くなる。こんなのは、仕事以前の卑怯な人間の考え方で、人のお金をいただく資格などありません。


 今回は、幸い元請のゼネコンの現場監督さんが、当初1ヶ月に渡って、何度も行った打合せを通して、私を全幅的に信頼していただいたことが幸いしました。

 この行程がなかったら、あの忌まわしい似非「材木屋」Kに、「油揚げ」を持っていかれるところでした。


 時代は、より複雑になりつつあります。そして本物を装いながら、とんでもないやり方をしている業者も多くいます。

 一般商流の業者でなくて、独自の流通体制を築いているところでも、自分の都合で、協力者を平気で裏切る者もいます。


 日本フォレス党の行動規範は、“正義の実行”です。「本心良心に悖る行いはしない」ことです。

 そして構成メンバーの心構えは、どんな場合であっても、「打算や駆引きはしない」。とりわけ自分自身とは、絶対にしないことが、最優先の心構えになっています。


 本当に大切なことを伝えるには、まず伝えるに値する自分を作ることがなくてはなりません。

 そしてその規範を実行させるのは、まずは「やるべきこと」をやるのではありません。

 まずやってはならないことをはっきり決めておくことの方が大切な手順です。

 この優先順位を間違えると、たとえその時は「本物」であっても、必ず「ニセモノ」に転落します。


住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2010-09-10 14:46 | 材木・建築業界

月末に、なしか手形の話

日本の住まいを良くする無垢材研究会 
 
                     住まいの木案内舎ゲインのゴトウです


 相変わらず暑い日が続いていますね。

 でも少し変化が現れてきたような、…それは昼間に突然のスコールのような土砂降りの雨。雷を伴って、ゆっくりと北東に進んでいきます。

 雨が降れば、その後は少しは温度が下ります。まあ温度が下ったところで、湿度は否が上でも高くなるので、どうにもなりませんけど、…


 先週末からは、まあ交渉ばかりの毎日に明け暮れています。

 何の交渉かというと、支払い条件の折衝ばかりです。


 ゲインでは、レギュラーといえるのは建築家だけなので、工事を請け負う工務店やゼネコンさんとは、納品の前後の打ち合わせが中心になるのですが、一番気を使うのが支払い条件なのです。

 まあ、どうしてこうも、十人十色の支払い条件なのだろうと、少し呆れてしまいます。


 どこのゼネコンさんも、締めと支払のバランスを考えて、自社の支払い条件を決めるのでしょうが、見事にバラバラです。

 ゲインでも、もちろん支払い条件を設定していますが、できるだけノーマルに実施しています。

 ところが、ファクタリングの関係なのでしょう、月末締めがほとんどなくて、10日締めや20日締めがかなり多い。


 大手のゼネコンや工務店さんは、そういった締め日でも、一ヶ月を超える支払はほとんどありません。支払い条件がいい会社ほど、いい協力業者が集まります。

 しかしこれが少し田舎に行くと、なぜか締め後の40日は当たり前といった工務店が多くなる。ひどいところは、45日や60日というところもあります。

 よほど資金的な余裕がないと、付き合いきれません。


 ゲインは、木の産地に、より多くのお金を還元するために、より良い支払い条件を考えています。

 ベストなのは、締め後の20日以内の支払でしょう。

 でも実際に、それを実行すると、いつでも500万以上の立替資金をキープしておかなくてはなりません。これは、ゲインのようなコツコツ手作り態勢の会社にとっては、相当の圧力になります。


 この資本主義社会、せめて支払い条件ぐらいは、法律的に統一すべきじゃないかと思います。

 商法と建築法では、支払い方法が雲泥の差です。

 商法上の支払い条件は、ほとんど自由で、勝手に締め日を決めて、いつ支払うかも勝手に決められます。でもそんな自由は、力の関係で、歪になりやすい。

 その際たるものが、商業手形という紙っ切れです。

 この手形を振り出す企業の中には、手形で支払うという勘違いをしている業者が、実に多い。

 手形を振り出すということは、支払先から額面のお金を借金していることだという事実が、よく分かっていないようです。

 手形には、〇〇月の〇日と決済期日が記入されているのですが、本来は手形を振り出す日が決済日でなくてはならないのです。…ということは、手形そのものには、何の価値もないということなのです。

 商業手形を、最初に作ったのは日本ですが、この悪しき商習慣が、如何に日本の企業の成長スピードを奪ってきたか。…支払われるのは、売り手ですから、末端になればなるほど、紙っ切れの手形が溜まっていきます。

 そして振り出した当の企業が倒産でもしようものなら、本来は1か月分の焦げ付きで済んだものが、3ヶ月から、ひどい場合は6か月分の売上げ全てが焦げ付いてしまうことになります。

 これはどう考えても異常ですよね。

 手形を振り出すのは、今では信用を落とす元になります。手形を受け取るのは、焦げ付きのリスクを倍化します。

 手形の世界で、成長したり幸福になる企業や業界は、金融機関以外にはないということを肝に銘じておいた方がいいでしょう。


住まいの木案内舎ゲイン
by MUKUZAIKENKYU | 2010-08-31 08:02 | 材木・建築業界