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新月のときの樹の状態について

 新月や満月のときには、自然の生命界では世界中で象徴的な反応が見られることは、既にご存知でしょう。

 蟹やウミガメの産卵や植物の開花など、よく報道されています。

 そして新月のときに伐採された樹が、建築材として使用されるとき、燃えにくい、腐らない、白蟻が付かない、狂わないと、良いこと尽くめの結果が現れるのです。

 動物のように動いたり、急激な変化は見えませんが、実際には大きな変化が起きているのです。

 あくまで人間にとってという前提ですが、この変化は酸化しにくくなるということです。腐るということは、その物体の分子が崩壊して、原子レベルまで分解されることです。元の形を失うわけですから、当初の予め設定されていた原子と分子構成が、その目的を喪失して、分解・崩壊することになります。

 もっといえば、原子の周辺を回転している電子が、その原子核から離れていくことで、それを酸化と呼んでいるのです。
 その逆の現象、すなわち原子がその電子をしっかりと固定している状態、あるいは電子が外部から付加されて、原子がより完璧な姿になることを、還元と表現します。

 そういう意味から考えると、新月時の樹は還元された状態ということがいえると思います。

 太陽と地球の間に、地球を公転中の月が、重なるように位置する状態のとき、新月と呼びます。ほぼ28日周期で、地球を公転する月が、夜姿を見せることのない闇夜になります。
 それは月が何かの陰になって見えないというのではなく、昼間に太陽と同じ方向に位置しているために見ることが出来ないのです。

 素人考えですが、月の重力がそのとき太陽と重なることによって、地球の重力に微妙な影響を与える結果、つまり地中に向かって重力が働くことで、地表の地磁気や電場が同じように地中に向かって昂進されているではないかと思います。

 そこでは炭素埋設と同じ原理が働きます。その土地が、多くの電子を付加されることによって還元されるのです。土地は締まり、雑菌の繁殖を抑え、動植物の生命力を高めます。
 これと同じ現象が、新月のときの樹にも発生しているのではないかと思うのです。

 そしてこのことは人間にも当然影響しているはずです。
by MUKUZAIKENKYU | 2006-12-24 19:23 | 木 無垢材 自然

12月・1月は、木の伐採に、一番いい季節です。

当無垢材研究会では、HPトップページに、月齢を表示しています。

 そのわけは、樹と月の満ち欠けは、実に神秘的ながら、真実のつながりを持っているからです。

 新月の日に伐採した木は、容易にシロアリが付きません。そればかりか、火にも強く、また暴れることが極めて少なくなります。そしてそれ以外の日に伐採した樹と比べて、木の寿命が数倍にもなります。

 この世界では、商業主義が前提ですので、伐採時期(切り旬)を、かたくなに守っていては、商売が成り立ちませんので、一般の市場に流通している木の99.99%は、無頓着に伐採されて木ばかりです。

 この日本でも、新月伐採を目標に森林育成をしている業者は、数件ありますが、彼らが新月に伐採した木は、リクエストに応えるためもあって、一般市場に流通することはほぼ100%ありえません。

 樹の生長サイクルでは、春から夏にかけて、樹は大地の水分をバンバン吸収して、樹全体に充填します。利用する側から見れば、その時季に伐採された樹は、水分が多すぎて、容易に乾燥できません。含水率200%以上は当たり前の状態なのです。

 秋に入ると、樹は水分の吸い上げを停止して、実をならし、そして余計な葉っぱを落としていきます。そして次の春が来るまで、ジッとしているのです。
 それゆえその時季の樹は、一年の中で最も水分が少なく、体である幹はしまった状態になっているのです。
 
 この晩秋から冬にかけて、木の水分や養分など、建築には不向きな要素が最も抑制されているため、その時季に伐採する木は最も建築に向いた素材になるのです。

 一般的に、ここまでこだわると、それだけでこと足れりとする業者や工務店がいますが、たしかに夏場に伐採するよりは、はるかに木はいい状態で出荷されるため、ある程度の目的を達成することは可能です。

 でも本当は、それだけでは不十分なのです。素材である木自体の性質は、これだけでは何ひとつ向上していません。単に水分が少なたいために、雑菌や虫が付きにくいというだけで、また比較的早く乾燥するという段階で終っているからです。

 木の性質の向上とは、強度や耐久性、素材としてのしなやかさや安全性を、木本来の力を引き出すという意味で、さらに高める必要があります。
 日本の木造住宅の寿命が、欧米のそれと比べて、半分以下という統計がありますが、森林大国である日本、伝統的な木造建築が文化として根ざしていながら、なぜ欧米の半分以下しか耐久性がないのでしょうか?

 次回、木の還元と酸化について考えたいと思います。
by MUKUZAIKENKYU | 2006-12-20 11:09