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木の家の基本 “木”を知らずに何を建てるのだろう?

家相について

 私はこういったものには半信半疑です。自己中心的に考えると「家相」は成立するでしょうが、現代のような自然が相当の範囲で失われている環境にあっては、環境との調整を優先して、利便性や快適性を慎重に考慮すれば、自ずと立派な家相の家ができると思います。

 風水という言葉がありますが、今でも中国では商売として成立しているようですが、日本においては実に際もの的な怪しげな商売として見られていることは否定できません。

 お金は良いもので、お金に代わるお金はありませんから、お金は大切にしてお金を有効に利用しなければならないと思います。

 お金を汚いものと思う人もいますが、そういう考え方は一部の成金的ゼニ亡者の層を利するだけで、その人にとって何の利益ももたらしません。ある意味、誰かの意図に操られているだけです。

 本当の富裕層はお金を大切に扱うので、お金に困ることがないのです。それにお金を忠実なシモベにしていて、お金に振り回されることもありません。どこかの○○○モンのように、お金で見栄を張ることほどみっともないものはありません。

 風水は運気の流れを良くする技術だと思います。“氣”は間違いなく存在します。ある意味、人間のみならずすべての自然や宇宙を形作っている元素です。“氣”はエネルギーそのものですから、その動きに対応するものであれば「風水」なのだと思います。

 それは日本では他力本願で「あやかる」技術と思われていますが、本来はそこに住む生身の人間の生活の仕方を基点に、運気を考えるものだと思います。

 ヒント:青龍 東 河
     朱雀 南 拓けた土地
     白虎 西 大きな道路
     玄武 北 山や丘


 おっと東の方角をあらわす青龍。頭に「朝」が付く人物は母国から真東のジパングで大成功しましたが、「高転び」して、日本から見た西の空の向こうに消えていきました。

 後門の狼、前門の虎という切羽詰った状況を表す言葉がありますが、この「青ざめた」龍さんは、ただのとぐろを巻いた蛇に戻ってしまうのでしょうか?

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ネズコ 

 この木は別名クロベあるいはクロベスギとも呼ばれています。味わいのある名称ですね。

 どんな木かというと、米杉そっくりといって差し支えないでしょう。この米杉は国産のネズコよりはるかに大きな木で、用途は多岐にわたります。

 辺材は黄白色で、芯材は黄褐色と褐色に分かれています。最近ではライトカラーとディープカラーに分けて販売して、前者が重宝されている傾向にあります。

 そのためか悪質な業者はライトカラーと称して、辺材まで混入して販売することが多くなっています。米杉は芯材の褐色部分にこそ耐水成分が多く含まれています。軽薄な販売をすると反って自分の首を絞めるだけです。立派な知識と誠実な販売を心がけて欲しいものです。

 ただこのネズコは杉ではありません。米杉といわれていますが、まったく素性が異なります。ヒノキ科で水湿に強い木です。

 最近地元の材木屋と話す機会があったのですが、米杉は北米産の杉と信じて疑わない業者もいました。心ある材木屋もいると思いますが、こういった無知な業者が「材木屋」を生業にしているのですから思いやられます。

 前回の高野槙と同じく、木曽地方を中心に自生している木です。

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 私たち研究会は、独自の視点と基準から選別した木を提供しています。これでいいということはありません。常に新たに本物を求め、全国にある国産材の中から“本物”と呼べる材をお届けしています。

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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-31 08:00 | 木 無垢材 自然

木の家の基本 “木”を知らずに何を建てるのだろう?

向上心

向上心―すじ金入りの自分論
サミュエル スマイルズ / / 三笠書房
ISBN : 4837956432
スコア選択: ※※※※※

 向上心と聞くと、何か堅苦しいと思う方もいらっしゃるかも知れません。

 でもあえて言いたい。向上心こそが、人間の格を高め、人生を望むとおりの輝かしい世界に満たすエンジンです。

 人生に具体的な目標が今はなくても、自分を磨くことはできます。自分を磨くためには、尊敬できる人物あるいは書物に出会うだけでなく、腹を決めてじっくりと付き合うことが不可欠になります。

 それが書物なら、得心するまで何度でも読み返すことです。

 最近は速読が再び流行っていますが、本当に自分の心の腑に落とすためには、この速読は何の役にも立ちません。目的が違うからです。

 速読は脳の記憶中枢を刺激する読書法で、脳の一部しか機能しません。そのため腑に落とすまではいきません。

 腑に落とす読書は、脳だけでなく、心である全身の60兆個の細胞に浸透させるため、一種の神経反射のように人生に影響します。

 生きた尊敬できる人物に出会えるなら、その方の生き方を直接真似ぶことができるので、一気に変化するでしょう。でも実際には生きた人物に出会えるチャンスはめったにありません。

 書物は座右に置くことができ、いつでも読み込むことで顧みることができます。だからいい書物をできるだけ多く読み込むことは、その人の人生を必ず素晴らしい方向に導いてくれます。

 巷には「人生なんて、そんなモン」と見切ったような顔をしている人に時たま会うことがありますが、それは「私はこんなモン」と、自分を見限っているのと同じです。

 人生を豊かにするには、望む現実を手にするには、向上心というエンジンを起動することからしか始まりません。

 いわゆる「成功オタク」は、量の「成功」情報を仕入れて「満足」していますが、最も人間らしい動機としての向上心には関心が行かない方が圧倒的に多いようです。

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 高野槙

 木曽五木のひとつですが、この木はじつにいいものです。

 何が?香りはまるで木の妖精に出会ったかのような気持ちにさせてくれます。

 色合は最初のうちはホワイトウッドのような色白ですが、やがて時とともに薄い黄色に変化していきます。

 大きな木はあまりないのですが、結構目の詰まった素直なものが多いようです。

 この木の特徴は何といっても抜群の耐水性です。実際に浴槽や水周りの壁材に多用されています。独得の香りが漂う風呂に浸かると、そのまま天国にいるかのような至福感に満たしてくれます。

 サワラやネズコも耐水性では劣りませんが、サワラが桧の白木部分のような色合で、ネズコは褐色。それらと比較すると、高野槙のやさしい木肌は初恋の人のような逸品です。

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 私たち研究会は、独自の視点と基準から選別した木を提供しています。これでいいということはありません。常に新たに本物を求め、全国にある国産材の中から“本物”と呼べる材をお届けしています。

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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-30 08:00 | 木の家 国産材 無垢材

木の家の基本 “木”を知らずに何を建てるのだろう?

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 岩手産クリの原木です。
 見ての通り、針葉樹と異なり芯材辺材の明確な違いがありません。

 今回の組閣についてはいろんな揶揄がされていますが、内閣人事とはいわゆる党派と異なり、広葉樹型でなくてはならないでしょう。

 その意味を述べます。

 針葉樹の存在は原始時代からの最初に生まれた樹木になります。広葉樹は針葉樹が進化した姿といわれています。

 広葉樹には道管や師管があり、大地から引き上げる水分を送る管と枝葉で光合成された栄養分を送る管との機能が明確に分かれています。針葉樹には仮道管という名称の部分はありますが、その機能が不鮮明です。

 未分化から分化、そして細分化が一般的な進化の形式ですので、広葉樹はそういう意味で針葉樹よりはるかに多くの種類の木が生まれています。

 ただ針葉樹はその細胞パターンの単純さゆえに生まれる年輪という組織パターンは、広葉樹の美しさとは別次元の雅さを現出しています。

 内閣と党派のあり方をここから類推していくと結構面白いと思います。

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 栂(つが)

 この木は今では一般的に見ることができなくなっています。蓄積量が年々少なくなっているからです。それと「米栂」という廉価材の普及に押され、安値を基準とするような市場での価値が急落してしまったからです。

 たしかに米栂は日本の栂によく似た木ですが、機能や性能面でははるかに劣るものです。とりわけ保存性は悪く、ちょっとした水湿でもすぐに腐ってしまいます。それと木目が粗くて簡単に暴れる木です。

 日本の栂(本栂ともいいます)は、北米産と比べて成長が遅く、その分年輪も詰まり、重厚な部類に入ります。また削ったときに現れることが多いのですが、木目の中に白い粉が固まったような部分が出ることがあります。

 これはフロコソイドという有機物質で、ねずみが嫌う成分ともいわれています。

 また年輪では緻密な上に、冬目が強く立っていて、光を当てると黄金色に反射して実に美しい。樹齢では200年から500年ぐらいまでが適正で、他の材を圧倒しています。

 木の深みや艶、見えないものを感じさせる木としてはダントツです。

 木が好きな住まい手の方が、ちょっと値段は高いけど、一生に一回のつもりなら、多少無理してでも、この日本の栂を指名されることが多いです。

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 私たち研究会は、独自の視点と基準から選別した木を提供しています。これでいいということはありません。常に新たに本物を求め、全国を巡り、また日進月歩で品質向上を怠ることなくまい進しています。

 どんなに素晴らしい木を見つけても、また必死で努力して立派な製品を作って、世に受け入れられたとしても、すぐに胡坐をかいて品質向上を普段から追求しない産地やそれをしっかりと管理しなくなると、その瞬間から凋落の一途を辿り始めます。

 “慢心”と“油断”はいつもセットですが、それにくっついて離れないもうひとつのセットがあります。それが“信用失墜”と“愚図(責任転嫁)”です。

 でもこのもうひとつのセットに結びつかせない方法があります。唯一の細い扉ですが、それは「初心に還り、初心を以て事態を解決する」ことです。謙虚さは人格と社格の成長に欠かせないもっとも大きな徳のひとつです。

 謙虚さは向上心に直結します。向上心は自分の弱さを真正面から見据え、勇気を持って乗り越えるための心構えです。

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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-28 09:25 | 木の家 国産材 無垢材

木の家の基本 “木”を知らずに何を建てるのだろう?

本日はとりあえず内閣の更新日ということです。

 これまで何とも不可解な顔ぶれの内閣でしたが、おそらく揺り戻し現象としての個性的重鎮組閣になることでしょう。目的は次の総選挙対策の陣営作りです。それ以外に動機はないでしょう。

 政治政策とその立法が主たる活動の政治家ですが、選挙対策は党利党略が最優先されるようになっています。国民の生活を離れた政策はやがて官僚主義社会を強化させ、政治家は省庁や官僚に飼い馴らされていきます。

 国家の経営と国民生活は、一部特権階級とその子分たちの利益を優先すると、自分たちの豊満な生活から、この世の圧倒的多数の労働者の生活の実態を忘れ、自分たちの自腹は肥やし、反対に彼らから「税金」という名の下で、国家の経営資金を強制的に収奪するようになります。

 その中には「福利厚生費」という名で、特定の省庁が自分の懐に入れることはあっても、国民生活のための福利厚生費が含まれていることはほとんどありません。

 こういった問題点をクリアしてこそ待望される政治家なのですが、果たして新内閣の顔ぶれはどうなるでしょか?超が付く鈍感リーダーの下です。旗を振るのは猫に鈴をつけるより難しいかもしれません。

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 以前にも述べましたが、杉は九州から本州北端まで自生林や植林地帯で覆われています。260種類以上という豊富な樹生を持った木です。

 ピンからキリまで実にバラエティーに富んだ木なので、その用途は土木材から高級銘木まで多岐にわたります。

 樹脂の豊富なものでは、建築に使用すれば、時間を経るにつれて、内部の油分がゆっくりと表面ににじみ出てきて、独特の艶を帯びていきます。とりわけ芯の赤身部分の経年変化は光を柔らかく反射してワックス以上の輝きを生みます。

 杉の杢目では柾目の赤身で目が詰まったものでは、ヒノキよりはるかに高価になります。

 杉の柔らかさ、手触り、香り、杢目、性能は、もっとも身近な木でありながら奥の深さを感じざるを得ません。

 ただ樹齢の浅い木や白太ばかりの杉では、そういう効果を期待するのは無理があります。

 “地産地消”で、最も利用される木は杉とヒノキですが、樹齢も含めて、建築に適した杉であるかどうか予め確かめる必要があるでしょう。
 そうでないと、“地産地消”という名で得をするユーザーもいますが、何も知らずにババを引かされる消費者も自動的に生まれてしまいます。

 本物の木をお届けするもののひとりとして、こういった“地産自縛”に変質してしまって、多くの善良な住まい手に損をさせてはならないと思います。

 私たち研究会は、独自の視点と基準から選別した木を提供しています。これでいいということはありません。常に新たに本物を求め、全国を巡り、また日進月歩で品質向上を怠ることなくまい進しています。

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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-27 09:36 | 木の家 国産材 無垢材

木の家の基本 “木”を知らずに何を建てるのだろう?

データです
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 このデータは日本の家屋の耐久性が国際水準と比較して、如何に劣っているかを示すものです。

 7年ぐらい前からは平均年数が4年ほど延びているようですが、逆算すれば1970年前後に建てられ始めた家屋からは、ある程度まともな施工法が行き渡ってきたともいえるかも知れません。

 とはいえ、それでも国際水準の50%にすぎません。
 70年といえば戦後25年です。敗戦直後はエネルギー源としての木は残っていましたが、建築などの有用材としての木は、戦争用に調達された結果ほとんど失われていました。

 木が生長して柱や梁などの建築用として使えるようになるには、最低でも50年から60年の樹齢が必要です。
 これから換算すれば、敗戦時に植林されたとして、1995年以降の木からやっとまともな木が採れるようになったといえます。

 じゃあそれまでに建った「木造住宅」は全部ダメなのかという疑問が生じると思いますが、戦後から、とりわけ70~80年代では盛んに北米産や南洋の輸入材が利用されました。

 戦勝国とはいいものです。敵国の領地を焼け野原にしておいて、さらに占領すればその地域の文化を根こそぎ戦勝国側にとって都合のいい制度に入れ替え、その上表向きは国内需要ですが、裏では自国のマテリアルとしての材木を強制的に使わざるを得なくするのですから。勝てば官軍とはよく言ったものです。

 その頃の都市部で建てられた木造住宅のほとんどが北米産の材木で造られています。日本にまともに成長した木がないのですから止むを得ないともいえますが、でもそのためにシロアリ被害が日本中に蔓延する原因ともなりました。

 欧米産の主な輸入材はシロアリに対する抵抗性が皆無ですから、家が長持ちするはずがないのです。

 だから日本の家屋の耐久性が国際水準と比較して見事に劣ることは当然なのです。

“欧米かあ(化)?”

 北米産の木が日本にある程度の量で輸入され始めたのは大正時代からですが、いわゆる戦後の復興事業としての住宅建設のために膨大な量が輸入され始めると、輸入材の欠点が露骨に現れるようになったのです。

 それゆえ日本の家屋の本当の耐久寿命を図るには、1995年以降に建てられた家屋から判断することが最も客観的なデータになるのです。ということはそれから50年から80年経ってから、初めて意味のあるデータが集めるということになります。

 北米や英国でのデータは戦勝国としてのイレギュラー無しのデータです。ドイツでは都市部のほとんどが石造りで、戦火を免れた農村部での木造家屋が基準になっています。

 日本は木造建築が日本独自の文化として長い歴史を持っています。東京大空襲で米軍は意図的に木造家屋の多い下町に焼夷弾を集中投下させ、東京中を火の海にさせました。
 
 だからいわゆるデータから日本の木造家屋は耐久性が低いとして早とちりをすると、日本人にとってもっとも大切な感性を見失うことになりかねません。十分な注意が必要なのです。

 もちろんそういったものとは関係なく、この世には悪徳業者はどこにでもゴキブリのようにいるものです。建築業界は特に多いといわれています。

 樹齢の若すぎる木、シロアリに弱い木、鉄や合板で造る家、石油製品で覆われた家等々、そんな本筋を忘れた家づくりが戦後当たり前のように行われてきました。世間でいわれる「手抜き」とは、敗戦国の後遺症として、独自の文化まで侵すほど深刻な病気といえなくもありません。

 そしてその後遺症が30年も40年間も続いてしまうと、その後遺症を病気だということも忘れた連中が、日本独自の文化を地に貶めてしまうお先棒を担ぐことになっているのだと思います。

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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-26 09:17 | 木の家 国産材 無垢材

木の家の基本 “木”を知らずに何を建てるのだろう?

立秋過ぎてもなお猛暑ならぬ暴暑ですが、そろそろ秋らしくなりそうな入道雲を見ました。
積乱雲の上部に、冷気が通っている証拠の綿雲が見受けられました。

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 本日は大分県の日出で上棟式です。
 H様の自宅ですが、ALP建築工房設計によるものですが、この木の家のメインはでかい大黒柱と現しの梁、そして踏み天井の杉床板です。
 いい家ができそうです。

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 今日の木は
 南部クリ

 クリといってしまえば良さそうなものですが、建築材(内装材)として使用できる材が出せる地域はほとんどありません。
 以前は山陰地方が主流でしたが、戦後の鉄道復旧のために大量に伐採されたため、栗の実は取れる程度に成長はしていますが、用材としてはまだまだで、今では岩手県が産地としてインフラも充実しています。

 クリの木肌は広葉樹にしては柔らかく、広葉樹特有の杢目の立ち方と異なり、やさしい曲線が全体を覆って、気持ちの落ち着く木です。

 色合は均質のベージュ色で、経年変化で少しずつ濃くなっていきます。

 性能的にはタンニンがたっぷり含まれている木のため、抗菌性と耐湿性に非常に優れているので、本来は家の土台には最適の木といえるでしょう。

 環境反応では水分には敏感に反応して、黒(強いねずみ色)変します。

 そのため内装材として利用するときは、仕上の保護塗料を塗布するまでは水分が付かないように十分管理しなければならないでしょう。

 しっかりとした乾燥工程を経たクリ材なら、床暖房にも使用できるので、応用範囲の広い木といえます。日本の産地の場合、しっかりとした乾燥設備と技術を持っているところがあるので、
そういう製材所の製品は安心して使えますが、輸入製品は要注意です。

 主に中国から輸入されていますが、他の木と同様に違法伐採によるものが多く、乾燥がいい加減なため、国内で使用された場合あちこちでクレームが起きているようです。主な内容は木が暴れて、床が突き上げたり透き過ぎたりという製品精度の問題が圧倒しています。

 もうひとついうと、輸入のクリ材は日本のクリと異なり、乾燥工程が甘いことも重なってか、淡いベージュではなく、やたらと赤い木肌をしたものが多いようです。一見すると、南洋材の(トラックの荷台の床材に多く使用される)アピトンと見間違います。


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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-23 10:12 | 木の家 国産材 無垢材

木の家の基本 “木”を知らずに何を建てるのだろう?

今朝の朝焼けです。


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 朝の5時30分過ぎ、朝焼けと一緒に日の出付近は黄金色に輝いています。
 夏空ではなく、どことなく秋の空に見えています。

建築は詩―建築家・吉村順三のことば一〇〇
吉村順三建築展実行委員会 永橋 爲成 / 彰国社
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 誰かが朝の来ない夜はないといっていました。また夜明け前が一番暗いとも。

 人生は一回こっきりですが、その間どんなことがあっても、それが自分では理不尽に思えて仕方ないような困難に遭遇することもありますが、希望と忍耐さえ失わなければ必ず報われる日は来ます。

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から松

 国内の松には大別して赤松と黒松、そしてから松があります。

 その中でから松は前二者と異なり、年輪の冬目が際立った木です。

 盗伐材では樹齢の高い目の詰まった木から盗まれるため、市場に流通し始めた当初は、それはそれは美しい材が合板製のカラーフロア並みの値段で出回っていた時期があります。

 でもその木が伐られた地点から地球温暖化の原因物質が噴出していることも知らないまま、当時の事情を知らない住まい手はずいぶん得をしたと思います。

 から松独特の赤身は、やがて茜色に経年変化していきます。ちょっと深みのある赤ワイン色とでもいいましょうか。色合から考えれば赤身ならダントツの良材といえます。

 赤松は樹木のとき樹皮が赤いためそう呼ばれるだけで、実際の木は淡い黄色身の夏目と赤褐色の冬目で美しい杢目を作り出します。

 輸入材でシロアリの大好物の欧州赤松やホワイトウッドでは逆立ちしても真似ができない国産材です。
 
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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-22 09:07 | 木の家 国産材 無垢材

木の家の基本 “木”を知ること

 うんざりするような話題:内閣の紛糾 朝青龍の引きこもり

 このふたつの問題に共通する点は、罰(あるいは否認)に対する自壊現象です。

 問題の原因は誰もが認めるほど明快なのに、当事者に対応能力が乏しいかあるいはない場合は、だいたいパニック反応になります。

 それは問題とその原因を真正面から受け止める意志(覚悟)がないと、ほとんど必ずこのような文字通り「愚図」を演じてしまうようです。

 内閣にあっては、とうとう内部の人間関係に軋みが音を立て、いずれどこか弱い部分に力が集中して弾ける(弾かれる?)事態に進展します。
 朝青龍?ここまで言明を避けるならば、どう思われて、どう謗られても仕方ないでしょう。ここまで引きこもると、仮に土俵に復活したいといっても、もはや暖かく応援する気もなくなりました。

 これらの当事者にも共通する点があります。
 どちらも「お子ちゃま」です。内閣を「お子ちゃま」というには語弊がありますが、麻生さんを除いたら、顔つき言動がどこまでも「お坊ちゃま」にしか見えません。だから官僚になめられるのです。

 あるJ党議員がテレビでこぼしていましたが、官僚や役人がサボタージュを決め込んでいて、何も進まず困っているということでした。

 官僚に言わせれば、風前の灯にしか見えない内閣のスタンドプレイに付き合わされたんじゃたまったもんじゃないということでしょうか。

 年金問題にしても、問題が大きくなるまでは、それまでJ党やK党の議員たちで当の社保庁や厚労省をかばってきたはずです。それを選挙用に意趣返しをされたためはぶてているといってもいいでしょう。

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 さて本題です。今回は
から松

 から松は飛騨辺りから長野、北海道の範囲でみられる独得な松です。落葉松ともいって、あき深くなると、葉は黄色くなって落葉します。

 松は元々常緑樹ですので、このから松は実に興味深い木です。学生の頃長野には何度も足を運びましたが、山肌が真黄色に覆われていたり、葉の落ちたから松の林を歩いたりと、思い出深い木でもあります。

 このから松はまたやたらと癖が強く、脂分が多く、ねじれながら成長するため、床壁材に使用できるように加工するのには、杉やヒノキ以上の労力を要します。

 コスト的には他の針葉樹と比べて安いのですが、から松を生かすには芯材を中心に選別しなければなりません。辺材の白太はから松の場合は杉などと違って意匠性や性能が極端に劣りますので使用しない方が無難でしょう。
 
 一時期、今でも時々輸入されていますが、中国から松とかロシアから松と呼ばれているもののほとんどが出所の怪しいものです。つまり違法伐採や盗伐の疑いが極めて高いのです。

 中国では、今では伐採禁止措置がとられていますが、内陸での違法伐採のため各地でそれに関連する犯罪が増え、また洪水が多発しました。
 ロシアではツンドラ地帯で永久凍土が溶け、広大な池が生まれています。この池はやがてその下にあるメタンハイドレートの噴出を促すでしょう。ロシアではまだ禁止措置は取られていません。

 メタンハイドレートは、温室効果ガスとして二酸化炭素の21倍以上の力を持っています。体積にすると、168倍です。この物質が一気に大気中に噴出せば、もはや人類の手に負えません。

 科学者は地球温暖化は30年分前倒しで進行していると発表しましたが、メタンハイドレートが噴出すれば今日の明日になります。

 から松(もっといえばナラ材も)の違法伐採や盗伐は、地球上の生命を脅かす直接の引き金です。人類の一人として絶対に扱ってはならないもので、ここでの取引という商行為は犯罪行為と等しいといえるでしょう。

 日本の材木屋と名のつく業者や問屋は、あまりに無知過ぎます。己のスタンディングポジション(立ち位置)に無頓着過ぎます。
by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-21 08:00 | 木の家 国産材 無垢材

ヴァーチャル我が家の詳細 その4

 我が家の間仕切壁は基本的にすべて可動式になっています。ふた間をひと間に、ひと間をふた間に仕切り直すことができます。

 そのため床先行施工で、壁はその上に乗っている状態になっています。普通壁のあるところに柱があるのですが、家屋の構造的な強度を確保するためにはどこに柱を配置すればよいかを優先した上で、間仕切りを別個に考えていきます。

 そんなことしたら部屋の中に柱が孤立するのではという疑問が生じるかもしれませんが、我が家の強度は外壁で完全に確保しているので、内部の間仕切りに頼らないつくりになっています。

 後円形の円筒形総二階造りでは、通し柱が中心の直径360㎜の通し柱兼大黒柱に対峙して、すべて90度の角度で立っています。外壁の通し柱は8本配置されています。合計9本。

 円筒形の建築物ではねじれ対策を完璧にしておけば、どんな衝撃や振動にも耐えることができます。壁のブレースだけでなく、水平ブレースを配置しているので引っ張りの応力に対してとりわけ頑丈にできています。

 二階の小屋では四方から登り梁が大黒柱に添えつけられています。そのため屋根の荷重は二階の間仕切りにかかることなく、そのまま外壁を伝って、階下に逃がされるのです。だから間仕切りが自由に変更できるのです。

 円形の家なので、部屋の隅は一部だけ90度で、その他は円形(アール面といいます)の壁になります。家具には四角いものが多いので不便ではないかと思われるかも知れませんが、それほどでもないのです。むしろ若干のスペースができることで、無垢の木が呼吸しやすいので、家の持久性を高める工夫のひとつといえます。

 そして外壁に面した部分はすべて高電導炭を塗った仕上になっています。

 この効果は数え切れないくらいあります。そして同時に怪しげな業者の選別が必要になります。

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by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-20 08:00 | 木の家 国産材 無垢材

北京五輪はホント大丈夫なのだろうか?

 日本は中国の北京五輪景気のあおりを食らって、経済的に悲喜こもごもです。

 五輪のためのインフラ整備のために建設ラッシュが北京と上海を中心に活発に進行しています。

 そのため鉄などの金属需要が急激に高まり、鉄の価格急騰が高止まりしたままです。またビル建設に欠かせない型枠用の合板は日本を素通りして中国に流れたため、日本の市場は欠品と急騰のダブルダメージを受けました。

 東京や名古屋などの一部の都市の活況とは別に、それ以外の地方では不況は克服できていないため、この市場の余波を受けて、地方ゼネコンや工務店などが次々と倒産に追い込まれています。

 もちろん市場の動きだけでなく、金融機関の与信審査は更に厳しくなり、いわゆるツナギ資金さえ貸し出さないという施策を行いました。そのため資金余力に乏しい会社はバタバタと音を立てて倒産。

 いまや金融機関の本質が更に露出しています。それは「資金力には乏しいが誠実に努力している企業」のために資金を融通する表向きのパフォーマンスから、露骨に「資金余力のある」あるいは金持ちのためにしか資金を使わないのが金融機関であることを鮮明にしています。

 元々「晴天のときに傘を貸して、雨が降ると貸した傘を取り上げる」のが銀行と昔からいわれていますが、今では「晴天のとき」どころか、永遠に晴天続きでないかぎり貸さないようになったといえます。

 金融機関は資本主義社会の申し子ですが、生産を持たない究極の虚業ですので、うかつに信用するととんでもない目にあうことは火を見るより明らかです。

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 北京五輪? それとも北京コリン?

 来年には開催されるオリンピックですが、数千年の歴史とこの数十年の近代化というゆがみは、中国全体に大きな疑問を投げかけているように見えます。

 これまでに報道された「遅れた」中国:農薬付け農産物、防腐剤や殺虫剤入り薬品、鉛などの重金属混入食器と食品、化学有害物質垂れ流しの工場群、有害物質で汚染された山や河川、奴隷労働を強いる地方企業、移転保証もしない強制立ち退き、そしてずさんな工事による建築物の相次ぐ倒壊、共産党幹部の汚職、賄賂金品要求の日常化、・・・。

 これらはすべて中国の役人が許可したことで、官民一体の「犯罪」行為が、中国のどの地域にでも発生しているという絶望的な社会状況が見て取れます。

 サッカー等のスポーツ観戦にしても、平気でグランドに降りて来たり、物は投げつけるは、他の応援観戦者に向けて暴力は振るうはと、一時期の韓国よりはるかに劣っていると断言できます。

 こんなんでオリンピックが開催できるとはとても思えません。

 さらに北京市の周辺は化学工場が多く、また自動車の排ガスなどによって、野外スポーツなどすれば選手が気管支を傷めてしまうほど、大気汚染が深刻化しています。

 今回の橋の倒壊にしても、先日発生した米国での倒壊とは異なり、新築物で、しかも竣工間近の建物が倒壊したのですから、唖然とします。

 人の生命が絶えず脅かされるような環境で、オリンピックが強行開催されては、勝手知ったる中国の「身びいき」判定で、大量の金メダルを取るのは十分予想できることです。

 私は中国という国は好きなのですが、最近の動向では失望の連続です。法律を超えて、守銭奴が跋扈するようでは、間違いなく国と国民の意識は荒廃します。
by MUKUZAIKENKYU | 2007-08-19 08:00 | コラム 政治・経済・社会