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未熟な愛ほど迷惑なものはない

木の住まい取扱説明書 木の輝きはリッチの源!

日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 昨夜から降り続く雨、ほとんどの人が嫌がる雨ですが、私は雨音がけっこう好きです。

 雨から連想するものは、観音様かマリア様か分からないけど、“慈雨”なのです。雨は、降りすぎれば豪雨となり、川を氾濫させ、農作物を腐らせ、山を崩すこともあります。でも、この雨がなければ、地球上の生物は生きていけないことも、厳粛な事実。

 被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げますが、雨はやはり自然の恵みなのだと思います。


 “慈雨”は、いろんなこだわりを洗い流してくれます。どこまでも限りのない寛容さに溢れた優しさで、人間の小さな心の障害を消し去ってくれます。

 以前、ある気功をされる方から、仏の世界とキリストの世界を観させていただく機会がありました。その一端を垣間見た時、突然止め処もなく涙が溢れてきたことがあります。

 「生まれて来て、良かった」「ここまで生かしてもらって、私は何と幸せな人間なのだろう」「人間は、その起源はやはり宇宙にあったのだ」「本当の慈悲とは、人間を超えていながら、人間の中にあるのだ」・・・


 時々思うことですが、ストーカー事件や親の子殺し、子の親殺し等々、そこまで極端ではないけれど、若い頃の恋人同士の別れから夫婦の離婚に至るまで、どこかでいつも共通している内容があります。

 それは、相手を攻める思いであり、「こんなはずじゃなかった」という当てが外れたときの感情です。自分のことは棚に上げて、いつも相手に何かを期待し、要求する。それが旨くいかなければ、相手のせいにする。

 そう思う自分が、相手から当てにされるだけの価値があるのか、十分に考えもせず、一方的に相手に「期待」する思いは、まだ親に育てられなければ生きていけない幼児期の感情レベルに止まっているということです。

 乳児や幼児は可愛い。でも中学校も卒業した「子ども」は、もはや子どもではありません。肉親の愛情は必要ですが、ここで親自身の感情レベル(いわゆる情操)が低いと、子どもも、その家庭にいる間は、それ以上に成長できません。


 経験上なので一概には言えないとは思いますが、ストーカーやDVを繰り返す男や女は、幼い時に愛情の少ない環境か、もっといえば愛情より憎しみの多い家庭か親の下で育った可能性が高いように思います。偏見かもしれませんが、そんな気がしてなりません。

 誰かをいつも憎んでいるように条件付けられた彼・彼女は、その条件がそろうと、見計らったように異常行動を反復するようになります。これは単なる犯罪行為というより、強迫神経症の条件反射です。ただこの場合、対象がモノではなく、生身の人間に向けられるから事件につながってしまうのです。


 ロストジェネレーションの世代に限らず、その子どもたちを持つ親にも、その傾向が高いようです。子は親の鏡だからです。

 愛のない社会ならまだしも、愛を踏みにじる社会を造ってきた腐れ官僚や政治家、経営者は、亡国の輩ですが、そんなこと言っても世界は変わりません。

 気づいた者が、まず自分の身の回りから、愛を植える行いを開始すること。自分の生活と係わる人全てに、愛を発信すればいい。

 もちろんこの世界、魑魅魍魎ということも忘れてはならない。赤の他人が、勝手にあなたを当てにして擦り寄ってくる者もいないとは限らない。


 何かを愛するということは、少々のことではへこたれない逞しさを持っていなくては成し得ないのかもしれません。・・・ということは、人間には、その力が与えられていることになります。多くの人が、自分の内奥に潜む本物の力に気づいていないということか、・・・。


 下の写真は、ウェスタンレッドシダーの外壁です。

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 チャネルオリジナル社の施工例から借用したものですが、ゲインでは、美しい街並を実現するために、いわゆる窯業系の暑苦しいセメント版ではない、自然の無垢の木で覆われた家々を提唱しています。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-30 18:38 | スローライフ

シュヴァルツバルトの白い木

木の住まい取扱説明書 木の輝きはリッチの源!

日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 空梅雨かと思っていたら、土曜辺りからジワジワと低く垂れ込めた雲が、北九州の空に居座り始めました。

 景気がガタガタなので、せめてそんな空気に汚染されないように、心をしっかり健全に保つことは、現状打破の要でしょう。

 昨日は、死んだ振りをしながら、ゴルフのミズノオープンを観ていましたが、17歳の石川君が優勝。彼の大胆にして繊細なコース攻略は、驚嘆に値します。経験がモノを言うスポーツなのですが、彼には「選ばれた者」としてのぴか一のセンスを感じました。天晴れ、です。


 今月も、残すところ今日を入れて2日間。6月の反省と7月の新たな展望をしっかりと抱き、更に前進あるのみ。

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 上の写真は、人吉の青井阿蘇神社の境内にある樟。先日も紹介しましたが、本殿の横にある司祭所でしたが、そこの空気は、一種独特の高貴さを漂わせていました。認定困難な高樹齢の樟に挟まれた、簡素な造りの空間は、濃密な流れを保っていました。

 福岡に戻ってからは、打合せや納品現場訪問の繰り返しでした。そのため、普段の学習が疎かになってしまった。

 7月からの後半戦に備え、しっかりと脳みそに栄養を蓄え、目的を見据えて、行動開始です。

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 ドイツはシュヴァルツバルトの中心的な存在、樅の木の性能と白の美しさに惚れました。

 この木は、日本で当たり前のように流通している植林による人工の木ではありません。森林の中で、育ちすぎた樅の木を、森林保護のために伐採したもの。苗木でも挿し木でもない、親木から落ちた種子から育った本物の天然の無垢の木です。


 間違いなく、生命力にあふれる木といえます。それに目が詰まった柾目の表情には、日本の木にはない独特の緻密さを持った針葉樹です。クリスマスツリーの木には、人々を癒すだけのちゃんとした理由があるんですね。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-29 17:23 | 木 無垢材 自然

天然林の無垢の木、自然乾燥に勝るものなし

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日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 今日はゆっくりと起床。夜中に降った雨のせいか、蒸し暑さは半端ではなく、クーラーを入れていても、湿気がまとわりつきます。

 昨日は、今月の締めくくりの準備に追われ、明日からの二日間は事務仕事に集中、・・・と言いたいのだが、実は下関に行く用事ができました。

 南区の建築家Iさんのご指定を受けて、レッドシダーの外壁板を納品するための打合せです。明日から、再びかなり忙しい一週間になりそうです。

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 上の写真は天然のクリを製材して、天日で乾燥させているところです。

 背景の山々が、青く見えますね。これは人体に良いフィトンチッドが、森林に充満しているのです。


 クリは日本全国どこでも自生しています。太平洋戦争までは、クリの産地としては中国地方と九州が中心でしたが、戦後復興の鉄道用枕木として、無節操に伐採されたために、中国地方はクリがなくなり、その代わりにたくさんの杉と桧が植林されました。

 今は、東北の岩手が有名です。ここのクリは、食用のために植林された人工林が中心です。

 そのためか、天然のクリと比べて、全然艶がない。比較的真っ直ぐな栗の木が多いので、建築用としてはおとなしい材になって重宝されるのですが、広葉樹らしいダイナミックさには、どうしても欠けるようです。

 それに乾燥させるために、人工乾燥の処理をすると、樹脂が抜けて、更に艶がなくなってしまう。

 人間は経済的な要求に応えるために、自然の本物の良さを犠牲にしていることに、もういい加減気づくべきです。

 最近は、スローライフという言葉が注目されていますが、それは自然のリズムを大切にすることからしか始まりません。天然の無垢の木は、植林などの人工的な無垢の木と比べて、比較にならないほどの生命力を持っています。

 人工乾燥の在り方、プレカット工場優先の商流は、私たちを、自然からより遠ざけ、滑稽な「ナチュラリスト」や「自然」を謳う似非ビルダーを増やしているようです。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-28 21:07 | 木 無垢材 自然

天然林と人工林との格差は歴然

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日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 今回の鹿児島・熊本出張では、多くの気付きを得ることができました。数人のツアーでも良かったのですが、私は初回の訪問のときは、できるだけひとりで行くようにしています。

 そのわけは、まず自分の眼と脳みそだけで、しっかりとハートで昇華(消化)したいからです。行動は熱意の塊ですが、その場を見究め、それと同時に自分の立ち位置を確認するためには、脳みそとハートの一部分は、完璧な静けさを確保していなくてはなりません。

 心の中の静溢は、目的との距離を測ったり、共感か単なる動揺か、本物か見せ掛けだけの食わせ物か、それらを全て判別できる高性能アンテナなのです。それを確保するために、最初だけは敢えて一人だけで行動します。

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 上の写真は九州山地でとれる栂(ツガ)の木です。この丸太は、まだ細い方ですが、それでも樹齢150年以上なのです。


 今回最後の訪問地では、肥後クリ(ⓒ)と霧島マツ、そして高千穂ツガ(ⓒ)に出会うことができました。昨日が、極上の白木、ドイツトウヒとも呼ばれる樹齢200年以上の樅の木との出逢いでした。

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 そういった本物の無垢の木と出会うためには、自分自身がそれに匹敵するものを発信していなくてはなりません。どんなに良いと思われる無垢の木でも、それを扱う人間がいい加減だとまともなものができるわけがない。

 私自身、そんなことを言っていても、実際にはまだまだの存在と力しかありません。ただ求めるモノは本物であり、それに見合うだけの、いやそれ以上の目的意識と熱意を持ち続け、そしていつ如何なるときでも、決して油断しないこと、信義を要として、常に謙虚であることしかありません。

 自然の広大無辺の豊かさと奥深さを知れば、またそれを紹介して販売することを生業とする者はとりわけ、産地偽装は元より、見栄やハッタリで仕事をしてはならないと考えています。自分はもちろん、同業の方々にも同様のことを要求する理由が、ここにあるのです。


 天然林から伐採された木には、太古からの遺伝子が引き継がれています。自然にも、宇宙の意志が反映されていて、その棲み分けの采配が、まさに絶妙なバランスで敷衍しています。

 人工林では、そこの人間の価値観が尺度のため、時間意識という制限があります。50年とか100年という尺度で、苗を移植するため、そこで育つ木も、自然という言葉で修飾していても、実際には天然林とは比べ物にならないほど、寿命が短いのです。

 必然的に、同じ名前の木でも、天然林は、質を犠牲にした量を目的とした人工林が、どんなに頑張っても追いつかない、それはそれは素晴らしい輝きを持っているのです。

 
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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-27 17:24 | 木 無垢材 自然

熊本県市房山の麓からレポート

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日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 日課のウォーキングで脚がかなり重くなってきました。少し休まなくてはならないような雰囲気です。

 そこでしばらく欠席していた倫理法人会のモーニングセミナーに出席しました。今日は小倉南区のある菓子会社の社長のスピーチでした。肩肘張らない簡潔なスピーチは、モーニングコーヒーの目覚まし効果抜群でした。


 宮崎を「どげんかせんといけん」と鳴り物入りで知事になった東国原知事さん、今が国政に出る「天の時」なのだろうか?確かに大きな成果を出してはいるものの、まだ道半ば。ここで宮崎をほったらかして国政に移動するなら、それこそ変節ではなかろうか?

 宮崎県民の失望を背景に、国政に打って出ても、「策士策に溺れる」。折角の潮流を自ら打ち消すことになると思いますよ。


 下の写真は、人吉の青井阿蘇神社境内の御神木、樟の巨木です。この幹に触れると、永遠の命の交代を見届けてきた、自然を代表する宇宙の意志を感じました。樹齢は、かるく1千年を超えています。

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 阿蘇神社を参拝して、一路市房山に向かって出発進行です。

 目的地に到着して、昼食も含めて3時間以上、社長のSさんとゆっくり会談ができました。近くの球磨焼酎の醸造所に行き、ヒレカツをご馳走になりました。

 そこの会社の焼酎は、湧水を電子チャージして、根本的に改善した、まさにとろけるような米焼酎でした。


 ここでは、天然林のクリと人工林のそれが、如何に違うか実感できました。

 すべてが天然の無垢の木でした。クリは元より、ツガ、赤松の素肌は、まるで別世界の極上品の輝きを放っていました。近いうちに、公開できるでしょう。

 下の写真は、クリの原木の山です。ゲインでは地元の職人さんたちの想いと技術、そして九州の照葉樹林帯の無限の豊かさに敬意を表して、“肥後クリ”として、より多くの皆様にお届けしていきます。お問合せは、直接ゲインまで。

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 後背の山々は、市房山の連峰です。ここを越えると、宮崎県。霧島連峰が眺望できる絶好の地形を湛えるところです。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-26 18:30 | 木 無垢材 自然

人吉の風景 九州自然の光景 空気を観る

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日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 市房山に向けて出発する前に、この土地に入ったら、まずはこの土地の鎮守社である“青井阿蘇神社”に挨拶することは、義に通じる礼儀でしょう。

 前の日では鹿児島でしたが、時間の都合上土地の神社にお参りすることができませんでしたが、今日はバッチリ実践できます。

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 粛然。・・・茅葺の神社は、そうありません。枡木に組まれた腕木細工が、古人の意匠の豊かさを感じました。・・・ただ塗装がイマイチかな~。艶もなく、ベンガラやワニスのような清々しさが感じられない。でも、この歴史ある建物に、心より敬意を込めてお参りしてきました。

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 本殿の左半分しか映っていませんが、その横にある樟の見事さに惹かれ、フォーカスが移動してしまった。それほど見事だったのです。

 樹齢推定ができないほどの大きさは、幹周りが軽く3メートルを超えていました。

 この後、約20kmの道程で、目的地のSさんを訪ねることになっているのですが、次回に詳しくということで、・・・。

 6月20日は、入梅中の空天気、朝からやたらに暑い日でした。天気も良くて、神社には、早いうちから観光客が二三十人は参拝に来ていました。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-25 12:05 | 木 無垢材 自然

人吉レポート 青井阿蘇神社

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日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 昨日からの続きです。

 その店“鮎道楽”に入ると、一気に疲れが出てきて、まだ調子が戻っていない脚が異常に重くなってきました。カウンターの前にへたり込むように座り込むと、まずは何はともあれ、生ビールを注文。

 ご主人に勧められるまま、鮎料理のコースを頼みました。その内容と価格は驚きの一言。満喫しました。でもその前に食べたのは、 “鮎の刺身”です。

 普通川魚は生臭いため、すんなり食べられるように調味料や調理法を工夫するものですが、生まれて初めて食べる“鮎の刺身”です。

 恐る恐る箸を進めると、・・・美味い、美味い、これは美味い。同皿のワタ(肝)を摘まんで、活きのいい刺身は、じつに上品な味がしました。

 ここのご主人は、長野県出身でした。それで信州そばだったのか!元々鮎釣りが趣味で、毎年球磨川に来ていたが、それが嵩じて人吉に移住した方ですが、その鮎の釣り場にもこだわっておられた。そのこだわりの釣り場で獲れた活きが良くてきれいな鮎を出しているとのこと。

 先客の方の話に、無理矢理混ぜていただき、いろんな話を聞いていると、その方は、横浜の方で、昨日から人吉入りして、ご主人と一緒に鮎釣りをしてきたとのことでした。

 鮎釣りのメッカともいわれる球磨川ですが、ホントに鮎ファンが全国から集まっているんだと、初めて実感しました。

 食事の最後を飾るのは信州そばのザルでした。

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 鮎三昧で、口が少し重くなった段階で、ざるそばは格好のフィニッシュ食です。個性的で、奥深い味の信州そばでした。久しぶりに、当り~!の満足でした。

 そしてそれ以上に、驚きが、・・・そこのご主人が、「電話をしてくれれば、その日に獲れた鮎を送ってあげるよ」と云ってくれました。・・・もう、最高バイ!ご主人、一杯呑まんね~!

 もうルンルン気分で、球磨焼酎を数杯痛飲しました。一瞬でしたが、疲れが吹き飛びました。

 1時間余りいて、店を後にしました。ホテルに戻って、風呂に入って、缶ビールを手にしていたら、・・・いつの間にか爆睡してました。こんな感じで、出張の第1日目が終わりました。


 九州で可能なかぎり素敵な無垢の木を発見することが目的の、今回の出張でしたが、今日はどこに行っても、素晴らしい出逢いが充満していました。


 翌朝、市房山方向に向かって出発する予定ですが、その前に行かねばならないところがあります。それは“青井阿蘇神社”です。

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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-24 17:13 | 成功と裕福

人吉レポート 九州山地は無垢材の宝庫

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日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 一日、蒸し暑さと、降れば土砂降りの雨。昨日まで、福岡市城南区の建築家Aさんの「クライミングウォールの家」関連のお仕事に右往左往していました。

 そこでご指定していただいたものがAさん肝いりの“ジャポニカパネル”と、本当に品格のある自然塗料“木蝋ワックス”です。・・・詳しくは別の機会にご説明しますが、もしそれって何?と興味をもたれたら、一度ゲインの事務所をお訪ねになるか、電話でご相談ください。

 本音は、・・・まあ、とにかく一度使ってみらんね。使って生活の一部にしたら、その良さが実感できるってモンです。理屈より、実感する方が、心の底から納得できるのです。


 さて鹿児島から熊本の人吉に移動後、6時を過ぎると、やっぱ腹が減ってきました。疲れも出てるけど、ここは郷土の料理を食べて、まずは腹の虫をなだめることが先決です。

 ホテルのカウンターの「おばちゃん」に尋ねると、人吉の街のガイドを手渡されました。料理店、居酒屋、レストラン、スナック等々が記載されていて、その中から、ある店Nを紹介されました。

 「よっしゃあ、バッチリ腹ごしらえバするバイ」と気負っていくと、奥の方にカウンターがある小料理屋でした。そこまで入ってみると、カウンターの上は、仕込み用の野菜やら肉、魚がてんこ盛り状態。

 「あの~、ここ空いてないんですか?」と尋ねると、「見ての通りイッパイなんです。すんません。」と、・・・周りを見渡すと、小部屋はガラガラ。私が一人だからか、一見さんだからなのか、・・・ちょっと不信感を感じながら、次の店を探しました。

 ガイドにあった、もうひとつの鮎専門店Wは、確かここら辺にあったはずと歩きながらキョロキョロしてはみたけど、そこは更地になっていて、何にもない。他の店は、金曜の夕方というのに、シャッターは下りたままばかり。

 ・・・あのガイドマップ、相当昔に制作したのでしょうね、ほとんど役に立たないことが分かりました。

 朝からの移動疲れと空腹を引き摺りながら、一帯を一周しましたが、パッとしない。郷土性のない店が増え、昔ながらの雰囲気のある店の大半が扉を閉めたまま。

 「もう、どこでもいいや。コンビニがあれば、おにぎりでも買って、球磨川でも見ながら、腹を足すかあ」と思い始めた時、50メートルほど先にある看板が目に飛び込んできました。

 「鮎道楽」という看板、その下に「信州そば」とあります。

 何ともいえない、この組合せ。鮎とそば、・・・熊本の人吉と信州、山だらけの共通点はあるものの、・・・

 もうこれ以上探し回るのはやめよう。ここがどんな店かは知らないけど、その看板から「あんた、疲れとっちゃろ?いい加減腹バ決めて、ここに来んしゃい。うまか魚バ喰わんね」と聞こえてきました。

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上の写真は、ある紹介サイトの写真を借用しています。

 扉を開けると、奥に足を置ける堀造りの小さなカウンターと、後ろには10人ぐらいが座れる座卓が見えました。先客が一人いて、何やら関東言葉で、店のご主人と、釣りの話で盛り上がっています。人の良さそうな朴訥な感じのご主人でした。

 さてここからは、ビ・コンティニュウド。

 ご主人とお客さん、そこから始まるひとつの物語です。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-23 17:32 | 木 無垢材 自然

ジェイターン鹿児島から熊本へ 美しき木を求めて

木の住まい取扱説明書 木の輝きはリッチの源!

日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 更新が、みごとに遅れてしまった。・・・仕方あるまい、・・・朝から出社した途端、見積から問合せの連続で、懸案物件の交通整理等々、・・・気がつけば、もう夕方バイ

 FAXの原稿は20枚は書いたでしょう。それを各方面に連絡しての繰り返しでした。


 今回の鹿児島~熊本出張では、たくさんの気づきや情報、面白い出会いなど、10日分の話題がてんこ盛りなので、少しずつでもお知らせしないと、タイムスケジュールが狂ってしまうと、心中で焦りつつも、「できることしかできんタイ」。

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 フォレストキング 樅の床 柾目浮造り

 張ったばかりの時は、その白さが際立っています。木蝋ワックスなどで塗装すると、若干クリーム色に染まりますが、白と柾目の美しさは、まさに悠久の自然の造形の一部を垣間見る想いがするでしょう。

 写真は、すでに5年以上の年月が過ぎ、経年変化が顕著に見られます。それは、この真っ白い樅の木は、やがて深い赤味に変化するのです。

 樅といい、栂といい、同じ植生を持っていることもあって、良く似ています。しかも人間世界にデヴューするときは、ともに樹齢200年以上です。

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 さて鹿児島から、約100km北上したところに、熊本と鹿児島の県境に人吉があります。

 その日の宿泊場所で、その日のうちに、鹿児島からひとっ走り。でも疲れがジワジワと、・・・。

 上の写真は、そこの宿泊ホテルの窓から撮った人吉城址。一帯に、不思議な品の良さを感じます。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-22 17:47 | 木の家 国産材 無垢材

鹿児島レポート2

木の住まい取扱説明書 木の輝きはリッチの源

日本の住まいを良くする無垢材研究会   木の案内舎ゲインのゴトウです


 木の美しさは、その色気にあり。

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 フォレストバンクさんの樅の木の家、小屋裏の一部分です。すべてが白く、細かく詰んだ柾目が、木の素性の良さを静かに主張しています。樹齢は最低でも150年以上、中には300年を優に超えているものもありました。

 社長のSさんと主任のKさん、お世話になりました。たくさんの氣付きを得ることができました。

 お話の中から、話しながら、ジワジワッと気になってきたことがあります。それは、同じ種類の木でも、また樹齢が同じものでも、木の美しさや耐久性には、大きな開きができることがあります。なぜか?・・・

 天然林と人工林、混交林と単一林、自然乾燥と人工乾燥、後者はすべて人間の経済活動のために造られた世界です。そこに育つ木はすべて、元々そこにあったのではなく、移植されたものです。

 日本の杉や桧の林は、90%が人工林です。ドイツでも植林はされていますが、木の熟成(成熟度)は100年以上が単位なのに比べて、日本では50年から60年が普通。この違いが、木の性能の差に現れているのかもしれない、・・・そうとしか思えないことが、多く発生しているのです。

 このことについては、後日お話しましょう。


 S社長との談話の中で、先代のお父上が2ヶ月前にお亡くなりになったことを、初めて知りました。人は、血をつなぐだけではなく、想いと信義を紡いでいくことを感じました。

 利は義の和であって、欲の和ではありません。欲の和からは、共有できる利がありません。必ず誰かの犠牲の上からしか生まれませんが、義の和からは、そこに係わるすべての人が喜びを共有できます。

 ・・・やっぱ、九州バイ!九州の人間たちの熱か想いが、ひとつの想いの元に結集すると、不可能なことはありません。想いの詰まった優良な無垢の木を、皆が喜ぶ価格で供給する善の循環が、がっちり構築できれば、今のような不況なんか、どこの世の話ね?となるでしょう。

 ましてや、ゲインのオリジナル製品シュヴァルツが、このような形でつながっていくことは想像だにしなかった。


 日本のどこかには、同じ無垢の木を、ブランド名にかこつけて、異常な高額で販売している会社もあります。私たちは、適正な利益とは、売買された結果動くお金が、木の産地に還元されて、より良い無垢の木が再生産されることが第一義です。

 そして私たちが、無垢の木のプロジェクトが完成され、次のステージに上るために必要な資金を得ることです。

 利益とは、懐を温めることではなく、次の世界を創造するために必要な投資資金です。原価の2~3倍以上の価格で販売するといったとんでもない材木屋もいますが、この世はピンからキリまでだから仕方ありませんが、薬屋じゃないんだから、無垢の木には無垢の木の適正があるはずです。

 本当に人のために世のために役立つ事業を支えるものが、本来の利益の在り方だと思います。


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by MUKUZAIKENKYU | 2009-06-21 17:31 | 木の家 国産材 無垢材