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スイッチが入る

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 昨夜、ある方法での瞑想を行っていたとき、突然スイッチが入りました。

 それは、それまで必死で本を読み、またいろんな実践を通して、何とかして自分のものにしようと悪戦苦闘していたことが、突然実体とともに腑に落ちたのです。

 理論では分かるものの、確かにそうだと納得してはいたものの、どうしても自分の体の一部にならないというか、完璧な実感として消化できなかったことでした。

 それが、瞑想中に、突然実体として現れました。回路がつながった瞬間です。脳全体が熱くなり、それから体中も熱くなってきて、しばらくして脳に余韻を残した状態で醒めていきました。

 これは、理論的な認識を超えて、実体化した認識というか、まさに体感できる姿として、その流れが現れました。


思考と現実

 具体的には公表できませんが、その内容は「現実は、思考の結果である」ということです。

 換言すれば、思考という原因から、現実が結果するということです。その逆はありません。

 私たちを取り巻く宇宙も、自然も、文明や文化、そして個人的な環境や事情も、それらは、複数と単数の違いはあれ、すべて思考されたものが結果として現れているのが現実だということです。

 いろんな支流が合流して、大きな本流の川になるように、本流は現実として自然の法則に従っています。

 
 ほとんどの人々は、結果でしかない現実から考えようとします。「客観的」という思考方法で、分析や推論をして、「結果」を導き出そうとします。でもこれは本当の意味で、全く無意味なことが多い。

 結果は、厳密にいって原因にはなりません。人間が、結果としての現実から思考するために、その現実を元にした次の現実が現れるだけなのです。そこには創造がないのです。


 いわゆる発見や発明も、じっくり観察すると、現実的な切望感や不足感から生まれたように見えるのですが、動機は何であれ、実は原因ではありません。原因となるものは、動機より以前から存在しています。

 不足感や恐怖感から生み出される現実は、不足を感じる、あるいは恐怖におびえる状況しかありません。ただそれをきっかけにして、心の内奥に潜んでいた完全な姿としての思考が飛び出してきたといった方が正確かも知れません。

 それがまったく別の次元の現実を惹き出したのだと思います。


 思考とは、本来は次元を越えたエネルギーということです。人間が人間社会で共有できるように、勝手に尺度を作っているだけで、元々宇宙には、時間もなければ、大きさもありません。

 それが理解でき、心に実体として認識できると、今ある現実は、無限の選択肢から、人間がたまたま選び出した「現実」のひとつでしかないということが分かるようになります。

 それは自分の思考のあり方、またその使い方によって、別の現実を引き出すことが出来るということでもあります。現実は結果であって、原因ではありません。また原因にしてはならないものです。
by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-27 12:08 | リッチな人生

ゲイン提供の木の家プロジェクト進行中

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 夏までには完成予定の木造戸建、S様の要望でゲインの構造材が指定になりました。

 ホントは落札した工務店が、そこの取引先の材木屋に発注しかかっていたのですが、元々図面にゲインが指定になっていたのに、それを無視しようとしたことからスッタモンダの始まりでした。

 その工務店さん、落札したら、後は自分の思い通りに手配できると勘違いしていたようです。・・・田舎の工務店ほど、この傾向が強いようです。

 建築家のAさんが気づいて、直ちに取りやめさせました。工務店に、その理由を問いただしたら、「木はどこでも同じでしょう。乾燥してれば良いんだから、内のシタウケも取り扱っているから問題ないと思った。」という答えが返ってきました。

 施主のSさんは、いろんな住宅展示場を見学され、またネットも散々検索した上で、ゲインのコンセプトに共鳴された方です。

 建築家のAさんも、それを知っていたので、図面に盛り込んだのですが、いわゆる業界の商流の常識に囚われた業者は、そういうところの理解力がない。


 その工務店さんに、ゲインの構造材のサンプルを見てもらい、その生産工程の説明を行いました。

 すると、「内は長年木造住宅を造ってきたが、木がこんなに奥深いものとは知らなかった。今まで、何をやってきたのかと思うと恥ずかしい。」と、・・・。

 私は「木の世界は日進月歩で、10年20年前とははるかに進化しています。今当たり前のように思われているやり方が、正しいとは限りませんからね。でも良かったです、本当のことを知っていただくことができて、私の存在価値も認めていただいたのだから。」

 工務店の社長のTさんは50代後半の方でしたが、「これからもいろいろ教えてください。Sさんの家で、いろいろアドバイスをしていただければ助かります。」と、仰ってくださいました。

 私も当然「いえ、こちらこそ、お役に立てるなら、何でもしますよ。よろしくお願いします。」と応えました。これからワクワク楽しみながら、家づくりのサポートができそうです。

 こんな流れで決まった現場が、今年に入って、すでに3件生まれました。私は宣伝らしいことは、何もやっていないのですが、施主さんは皆ネットで知って、事務所に訪問されて、私から説明を受けて確信していただいています。

 今後は、内装に使う床や壁材の打合せの予定が目白押しです。構造材の産地の見学会も、3月には2回、5月からは最低でも2回、すでに決まっています。

 ゲインは、材木ブローカーではありません。まして質より量のプレカット屋でもありません。指定のスギ構造材とその指定工場を、その都度吟味しながら進めていきます。

 数回使ったからといって、その後も高品質のものを作るという保障はありませんから、ひとつの指定工場に条件反射のように委託することはありません。

 もしそんなことをやっていたら、お客さんを騙すための癒着が生まれてしまうからです。ネットの世界でも、「こだわり」を謳い文句にしている「材木屋」にも、そんな業者が多いので注意が必要です。


 世界は広い!一産地を大切にしながらも、しかしそれ以上に、リクエストをしてくださるユーザーさんや建築家の方が、「ゲインを択んで良かった」と言っていただけるために、毎日が「魂を磨く」作業です。

ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/
by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-27 09:40 | リッチな人生

見えるモノと見えないもの

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 今朝は、昨夜から降っていた雨も上がり、曇天の中、倫理法人会のモーニングセミナーに出席。

 今回はなにゆえか参加者が多かったせいか、駐車場がほぼ満杯で、車を停める場所を探していたら、開始時間を3分過ぎてしまった。


 倫理の決め手は、やはり朝の早起きにあります。起床してから身支度を整えて出発するには、どうしても小一時間を要します。6時から始まるセミナーなので、5時前には起床しないといけません。

 でもこの清々しさは良いモンです。皆きちっとした身なりで参加して、万人幸福のしおりを朗読するときは、参加者全員の意識がひとつにまとまります。

 運を引き寄せるという言葉があります。それは同時に、運を手放すことがどういうことなのか知っておく必要もあります。

 私は、とにかく身の回りの整理整頓と定期的な掃除を実践しています。とりわけ不要なものはドンドン捨てる。室内は簡潔を基本として、置きっぱなしややりっ放しはご法度です。神棚への水遣りと感謝の祈りは欠かせません。

 見えるモノについては、そういう日常と氣が澱んできた場所は調度品を置き換えたりして、氣を入れ直します。


 肝心なのが、見えないものです。つまり自分の思考。この刷新と浄化には、特に気をつけます。なんせ見えないものは、油断するとドンドン増殖してしまうからです。

 常に「今、自分は何を思っているのか。引き寄せてはならないことを、つい無意識に考えていないか」と、自分の気持ちを監視しています。

 世間は、マイナスと同化の洗脳情報に溢れていますから、いつでもどこからでも浸透していると思っておいて間違いはないでしょう。

 生活にしても仕事にしても、個性と自由を基調にしなくてはなりません。それを確保するには、芯のある考え方を持つことと、自分に不足感や恐怖感を斥け、より強い期待感の元で励まなくてはなりません。

 偉人は別として、生活や仕事は、右顧左眄しながら、人の物真似で旨く行くほど機械的ではないからです。

 逆に、つねに見込み客への優良な情報提供と良い家にマッチする商品群をお知らせし続けていると、その中から同調する格好で「今度の現場の分、指定しといたから、後はきっちり頼むよ」と、ありがたい反応を得ることができます。

 昨年暮れから、ずっとその流れが続いています。もうそろそろ種が尽きてきたなあと、若干焦る気持ちが出て来そうになると、突然「指定物件の見積依頼」が飛び込んできました。

 これで10件を超えました。内心の望みは100件です。でも確実にこの波というか、発信したものが返信されてきて、今後相当量に増加するでしょう。

 この現実世界は、毀誉褒貶、紆余曲折があるのは当たり前です。山高ければ谷深し、これも真理です。だからいちいち一喜一憂するなかれ。向かい風が吹けば、飛行機のようにそれを利用して上昇できるチャンス到来なのです。


 ゲインの商品群が、昨年から集中的に充実して来ました。これもひとえに木の産地の熱い想いに同調したからです。

 そういった縁を恵んでくれた天の采配に、心から感謝しながらも、より質の高い情報を継続して発信していきます。

 人間の思考は、電波に似ています。人間は何かを考えると、同時にそれを周囲に発信しています。それも想像以上に強大なエネルギーです。だから潜在意識に不快な感情を伴ったマイナス思考があると、嫌なことが次々と発生することになります。

 潜在意識をコントロールする力は、人間にはありませんが、その中身をチェンジすることはできます。強大な力を持つ、この見えないものに、自分が心底から望む内容物を注ぎ込み、充満させれば、それが現実になるのは必然です。

 受け取ることを先に考えると、必ずと言っていいほど失敗します。なぜなら「そこにない」こと、つまり欠乏や不足を前提に「欲しがる」ため、いつでも「欲しがる」状況が再現されるからです。

 多少は無理をしても、まずは与えることを実践するしかありません。与えることが先で、受け取るのは、常にその後だから、先に受け取ろうとすると、運から見放されてしまうようです。

 与えることは、高級な満足感を得ることにつながります。「その人のために、自分に何ができるだろうか」と試行する。

 相手のために、何もできないならば、それは機が熟していないということです。相手のために、何かができる自分を作り上げるのが最優先でしょう。

 ゲインの商品群、まだまだ微力ですが、一度使えば、お客様が最高の満足を得られることは間違いありません。それだけ考え抜いたからです。それを当然のように実行しているからです。実行できているから、自信に溢れているのです。


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by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-26 11:38 | リッチな人生

クーリッジ効果


日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


第30代米国大統領夫妻が、ある養鶏場を訪れたときの話。


最初に鶏小屋を訪れた夫人は、飼育係に質問した。

「この雄鶏は1日に何回くらい雌鶏に求愛するんですか?」

飼育係は「何十回もですよ」と答えた。

すると夫人は喜んで「その話を主人にもしてやってください」と言い残して出て行った。


その後、鶏小屋を訪れた大統領は、飼育係からその話を聞かされ「では、その雄鶏はいつも同じ相手に求愛するんですか?」と質問した。

飼育係は「いいえ、毎回違う雌鶏です」と答えた。

すると大統領はにっこり笑ってこう言った。「じゃあ、その話を女房に伝えてもらえないか?」


・・・てなお話です。

 新しい女を目の前にすると、男は燃え上がる!・・・真理・・・ではあるでしょう。でもこの逆もまた然りでしょう。

 仕事でも生活でもマンネリはいかんということです。

 これをなぜ「クーリッジ効果」というのは分からないのですが、おそらくクーリッジ大統領は、夫婦関係だけを除いて、政務にもつねにメリハリを持たせマンネリ化を避けていたのでしょう。

 でも正直おもろいジョークですね。

 夫婦で面と向かって話すことではないし、話せば喧嘩になるのは必定。飼育係の立場に立たされる職場の人は、けっこう大勢いるでしょう。

 この世は、オトコとオンナしかいないからと言って、呑気に遊びまわっていた悪友がいたことを思い出しました。その結果は、・・・今でもご夫婦仲良くしています。外で遊んでも、自分の奥様はもっと大切にしていたようです。

 次回から、本業に戻ります。
 
by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-25 09:25 | リッチな人生

クーリッジのことば

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


今日は趣向を変えて、・・・


第30代米国大統領 カルヴァン・クーリッジの言葉

その1

「必要以上の税を集めるのは合法的強盗である」

 クーリッジは、在任中、税を低減させるだけでなく国債の縮小にも力を注いだ。こんな人物が日本にも現れないものだろうか。

 今後間違いなく上がる消費税や法人税、所得税。同時に劣化する社会保障や公的サービス。これらのために、多くのお金持ちや優良企業が確実に国外に脱出しています。まだしていない企業やお金持ちも、その機会をうかがっています。

 国内に数千あるという独立行政法人を窓口に、官僚どもが税金を貪り取っている現実を改革するために、民主党は政権を取ったんだろう?

 税制が不公平で、社会の健全な発展のための税金の使われ方ができていないと声を上げたのではなかったのか?できなきゃサッサと下野したら?

 はっきりいって、国を富ませるのは、多くのお金が集まっている人や企業が主役です。お金の使い方や集め方、増やし方を知っていて、実行しているからです。

 税金を上げるのは勝手だが、公平の前に平等でないと、裕福が悪いことであるかのような貧乏人の妬みのための社会になってしまう。そういう私も、間違いなく貧乏人ではあるが、・・・

 でも貧乏人は、国のサービスにぶら下がることはあっても、国を富ませることはできません。

 心が貧乏な者は、どんなにお金を手に入れても足ることを知らない。


 クーリッジは、在任中、議会の圧力に屈して「排日移民法」にサインしたが、あくまでこの法律は間違っていると主張した人物でもあります。


その2

「何かを成し遂げるのに、粘り強さほど大切なものはない。

才能があっても、それを生かせないまま失敗する人が何と多いことか。

一生を報われないまま終わる天才というのもよく聞く話だ。

高学歴の落伍者は大勢いる。

固い決意と粘り強さがひとつになったとき初めて、

不可能が可能になるのである。」


 ネット社会での「目が覚めたら金持ちに」誘導商法やフォ〇スト出版が出す「成功」オタク本は、はっきりいって人間を堕落させる内容が多すぎます。

 成功を、まるで薬のように「最小限の努力で、最大の成果」を得られるかのように宣伝して、それを通して、読む人の心を怠け者にしてしまう白昼夢ノウハウが氾濫しています。

 本当に成功したいなら、裕福になりたいなら、まずそんなとぼけた誘いを期待しないことです。絶対接触しないことです。

 そうすると、初めて自分自身で一生懸命に考え抜いた、独自のアイデアを生むことができます。自分のアイデアだから、何よりも大切にします。何といっても、本気とやる気、情熱が違います。だからそんな人は、迷うことなく成功できるのだと思います。

 この世は、才能でもなければ、ましてや学歴でもない。決意と執念以外にないということです。

 目標達成のためなら、すべてを犠牲にするという並々ならぬ決意。

 そして如何なることがあっても、絶対に諦めないで、やり続ける。粘り強さとは、信念まで高めた目的意識です。四六時中、寝ても覚めても、その目的のことばかりを考え続け、それに一歩でも近づく努力を実践する。

 やっぱり、人間を鍛え上げ、強靭にするのは、執念、粘り強さしかありません。


 面白い話。クーリッジ効果って知ってますか?おなじ大統領夫妻の演じた話ですが、これが実に面白い。次回に書くつもりです。
by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-24 09:30 | リッチな人生

ネズコ

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 30年前ぐらいから本格的に輸入され始めた北米材に、ウェスタンレッドシダーという木があります。

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 木肌は赤みや白太の混在で、独特の成分を持っていて、水湿や菌に強く、外部の壁や屋根板に利用されています。

 独特の甘い芳香を持っていて、雨に濡れると、周囲に良い香りが漂います。

 カナダのインディアンでは、トーテムポールに利用されていた木です。

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 樹齢も数百年に上るため、目の詰まった美しい柾目の板が取れるので、日本では杉の造作材の代用品として重宝されています。

 でも日本では「ベイスギ」という名で取引されていて、木のプロであるはずの材木屋の多くが、アメリカのスギと信じている。

 まあいわゆる材木屋は、材木に関するプロではなく、木材流通のプロ、すなわち木材ブローカーなので、木に対する想いや知識を要求することに無理があるでしょう。


 ところで、このウェスタンレッドシダーに類似する木が日本にもあります。それが木曽五木のひとつ、ネズコです。

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 ある程度の蓄積はあるのですが、本格的な造林がなされておらず、量的な対応が不可能なためか、全国の建築材として利用されることは、まずありません。

 アクセサリーや風呂周りの小物として、よく見かけるのですが、もっと広範に利用して欲しい木です。


 ネズコもウェスタンレッドシダーも、学術的にはヒノキに属する木で、ともに水湿には十分な耐久性がありますが、前者が軽くて樹脂分が少ないのに対して、後者のネズコは樹脂分が多く、良い艶を出します。

 高温多湿な気候の日本で成長する木は、北米のように年中ほとんど雨が降らない地域と比べて、耐水性においては圧倒している木が多いようです。

 日本人は森を杜と呼ぶほど、自然への畏敬心を強く持っている国民ですが、どういうわけかその自然を怖れるあまりか、森林を保護するとか、森林と人間の生活といった観点が、欧米と比べて、かなり劣っていることは否めません。


 森林大国でありながら、木材自給率20%という数値は、亡国の政策の結果といわざるを得ません。

 この政策の歴史的な主人公は、戦後50年以上つづいた自民党政権ですが、今回政権をとった民主党にしても、元は自民党出身者ばかりです。

 本当の見識を持った政治家は、この日本にどれくらいいるのだろうか?

 一刻も早く都市と森林とのかかわりや人間と自然との本来的な在り方を射程に入れながら、自給率100%復帰を目指して、運動を起さなくてはならないと痛切に感じています。


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by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-23 09:29 | 木 無垢材 自然

木の文化 日本の文化

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 
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 桧の樹皮模様  ウィキペディア掲載写真をお借りしました。

 日本を代表する樹種は、杉とヒノキですが、杉の樹皮はゴツゴツしているのに比べて、ヒノキは実に滑らかで、紅さも際立っています。

 かつては日本の林業を支えた付加価値の高い木だったのですが、2005年にはマイナスに転落してしまいました。つまり投資価値のない木になってしまった。残念なことです。

 今でも伊勢神宮の式年遷宮では、大量に利用されていて、既設のヒノキ材は、全国の摂社や末社に配られています。歴史ある神社にはなくてはならない風格をもたらす素材です。

 でも本格的な大径木は、実質的に枯渇していて、全国の産地から調達されているのが現状のようです。

 法隆寺の柱や梁も、古代のヒノキ材が利用されていますが、その奈良時代で、樹齢が千年を越すヒノキは、ほぼ刈り出されてしまった。まあその損失を考えるより、そのお蔭で、世界一の木造建築物が造られたのだと納得するしかありません。


 この20数年間で、日本人の生活様式が著しく変化してきたようで、日本の住まい空間から「和」の様式がどんどんそぎ落とされているように感じます。

 床の間はもちろん、和室というべき畳の間も、・・・そこには日本人が四季を通じて過ごしやすいように工夫された空間芸術ともいうべき造作がありました。

 鴨居、敷居、長押、欄間、漆喰、障子等々、こういった造作にはすべて意味があったのですが、・・・

 住まい空間が洋風化されていますが、それは果たして真実でしょうか?

 洋風化と言っても、実際には「和」を使わなくなっただけで、合板製のフローリングと塩化ビニールの壁クロス、樹脂製あるいは樹脂シート張りの枠材に覆いつくしただけの、工業製品化でしかありません。

 たまに無垢の床と称して使用されているフローリングを見ることがありますが、表面にウレタン塗装やuv塗装を施していました。これじゃ、無垢の触感は望むべくもありません。こうしたニセモノがあまりに多すぎます。

 日本は、日本を捨てた代わりに、西洋でもなんでもないグロテスクな日本的工業化住宅を大量生産してしまったのではないでしょうか?

 またそのために国産の木を使わなくなったために、日本の木の産地が廃れるだけでなく、森林も荒れ放題になりつつあります。・・・これではイカンでしょう。

 こんな体たらくを、後世に伝えることなどできるわけがありません。

 この30年間で、日本の林業技術は格段に進歩したのですが、本当の意味での利用価値を周知するには至っていないようです。

 ゲインも、零細企業の末端なので、本当はしっかりと宣伝と啓発を続けていきたいのですが、資金がそんなにあるわけでもないため、忸怩たる想いをしています。

 1億円ぐらいあれば、日本中の木の家の文化を高次元で取り戻す自信はありますが、如何ともしがたいですね。微力ではあっても無力ではないと思ってはいますが、いざ先立つものには無力を痛感せざるを得ないようです。

 でもゲインは諦めません。必ずこの二三年以内に、このニセモノだらけの工業化「住まい」文化に、風穴を開けて見せます。


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by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-22 11:15 | 木の家 国産材 無垢材

ヒノキの話をちょっと

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 今日は木曽ヒノキについて

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 あるサイトの写真を、ちょっと拝借しました。

 桧は、日本では杉に次ぐ蓄積量を誇る代表的な木のひとつです。北海道を除いて、日本ではどこでも見られますが、やはり日本は南北に長い国土のためか、育つ気候や土壌によって、その性質や姿がかなり異なります。

 桧の特徴は何といっても、その香りです。ヒノキオイルとして市場でも販売されていて、その芳香は、呼吸器系を癒して、部屋中を爽やかな空間にしてくれます。

 家屋では、土台や柱に利用されていますが、そのヒノキオイルが害虫や菌の忌避効果を発揮するため、昔から風呂桶やいろんなところで重宝されてきました。

 これからもバンバン利用すべき木ではあります。それを小さな木片を接着して、土台や柱の形状に成型した集成材とやらで販売しているところがありますが、これははっきり言って「邪道」です。

 こんなことをすると、桧の良さを出してこその桧なのに、小さな木片と化した桧では、どこで育ち、どのくらいの樹齢かも、辺材か芯材かも不明のために、ごまかして使うには持って来いですが、無垢の木としての良さは皆無と断言できます。


 冒頭に木曽ヒノキと題しましたが、産地は全国に広がり、ここ九州地域でも球磨桧が利用されています。

 人によっては、本州と九州を分けて、ホンヒノキとサクラヒノキと呼んで峻別する向きもありますが、大した意味はありません。

 育つ場所が異なれば、できる姿も異なるのは当たり前。どちらの方が良いなんてのはナンセンスです。

 ただ九州のそれは木曽ヒノキに代表される岐阜地域の桧とは、かなり様相が異なります。

 建築材としての利用価値から言えば、はっきりいって木曽桧に軍配が上がります。目の詰まり方、樹脂の多さでは、木曽ヒノキが断トツでしょう。

 それは気候風土が違うから仕方ない。でもその土地土地では、身近にいつも利用されてきた木です。優劣はありません。


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by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-20 15:54 | 木 無垢材 自然

内観の時代

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 今日はいつものMS(モーニングセミナー)の日、・・・でした。目が覚めたら、なにゆえか午前3時30分。目が覚めたので、いそいそと準備にかかり始めて、ふと時計を見ると、・・・んん?

 4時30分ではなく、3時30分、・・・なんでこんな時間に目が覚めたのか?こりゃイカン、あと1時間も寝られるのにと、再び床に入りました。そして・・・次に目が覚めたら、軽く6時を回っていた(汗)

 まあ、こんなこともたまにはあるさと、自分に言い聞かし、窓を開け、空を見上げると、おう!清々しい蒼い空ではないか。出だしはこけたけど、今日も、良いことが必ずあると確信しました。


 日本の政治や経済、社会の行方には暗澹たるモノが渦巻いています。これは今に始まったことではない、ただ政権が変わっても、メディアは相変わらず「人の足を引っ張る」ことばかりを報道して、国民を不安の坩堝に陥れようとしています。

 たしかに改善の兆しが、いまだに見えてこない。でもね、過去の自公政権までに、日本国の背骨や腰骨が、どこまでダメージを受けてきたか。でもそれを責めても、日本は良くなりません。

 まあ下野したからと、自公さん、じぶんたちのやってきたことを棚に上げて、現政権を槍玉に挙げるやり方は、私から見れば醜悪でしかありません。穢土の使い手にしか見えません。

 本当に日本国の将来を憂う士の一人であることを自負するならば、批判ではなく、全面協力するぐらいの器を見せて欲しいものです。それでこそ株が上がるというものです。

 今火急の課題は、この迫りくる危機を乗り越えなくてはならないということです。そのためには、日本国民全体がひとつとなって、お互いの幸せを共有できる世界を築き、造りあげるしかありません。


“楽天知命”という言葉があります。  天を楽しみ、命を知る  『易経』

 私の愛読書、『小さな人生論Ⅳ』。藤尾秀昭氏の解説でした。

 「天とは、与えられた環境、境遇。その中で楽しみを見出し、自らの使命を知り、その使命を果たしてゆく。」
 「天は人にさまざまな禍福吉凶を与えるが、その流れを天の道理と知り、天を恨まず、人を咎めず、誠を貫く生き方をせよ」と、筆者は解説しています。

 その章の最後に、ある方の詩を紹介されていました。


 一隅を照らすもので 私はありたい

 私が受け持つ一隅は どんなちいさい

 みじめな はかないものであっても

 わるびれず ひるまず いつもほのかに
 
 照らしていきたい


 20年前にバブルが弾けて以来、日の本にあった企業の姿より、失われてはならないものが失われ、現れてはならないグロテスクな人食い企業が跳梁跋扈するようになりました。

 その結果、経済的に貧困な人より、人と助け合うことができない本物の貧困層が次々と生まれてしまいました。

 でも日本全国に、志高く黙々と使命を全うする個人はもとより、企業や団体が、少しずつではあれ、人や社会から必要とされ、頼みとされ、求められる時代になりつつあるようです。

 悪や劣を責め咎めるのではなく、自分の信じる善と愛に奉じることの方が、世のため人のために役立ちます。


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by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-19 10:28 | リッチな人生

競争は無意味ですよ

日本の住まいを良くする無垢材研究会  木の住まい案内舎ゲインのゴトウです


 久しぶりに蒼空が見える朝を迎えました。残念ながら、星空を見ることはできませんでしたが、何かしら気持ちの乗るウォーキングを満喫できました。

 私の場合は、一日の開始とメリハリをつけるのがウォーキング。昨日までの心の垢を、汗と一緒に流しきります。


 昨日は、北九州市の若松区にある特養老人ホームの増築工事現場に、納品した床材をチェックしに訪問しました。

 ゲインは、材木屋ではあるものの、巷にある材木屋とは全く異なる仕事が中心です。それは無垢の木コンサルティングです。施主や建築家の要望を汲み取り、それを全国の木の産地から選び出す。それを今度は現場での施工方法について入念に確認。

 最後は、施主さんに、日頃のメンテナンスや緊急対応の方法について、しっかりと説明を果たします。ここまでやるのが、ゲインが考える材木屋の常識的な仕事の範疇です。

 ・・・ところが、実際のほとんどの材木屋がやっていることは、ただの木材ブローカーか下請根性に染まってしまっている。

 やっていることは、施主と顔を合わすことがない、ずっと手前で終わってしまっています。

 これまでは、「なんじゃあ、これは~!」と怒り狂っていました。でも考え方を変えました。

 それはそれでええじゃないか、と。ゲインはゲインです。ゲインのスタイルは、真似できそうに見えて、実際にやってみると、真似は不可能な領域です。


 ゲインはゲインの行く道にしか興味はありません。だって、この世は一見競争しているように見えていても、実は無限の豊かさの中にあることを知っているからです。

 不足と欠乏の恐怖心に駆られて、〇〇競争に勝ち残ろうと必死になる企業は、それで頑張れば良いのです。ゲインには興味のないことですが、・・・。

 もし本当に世のため人のために役に立つ仕事をしているなら、一番関心があることは、如何にしてお客さんに喜んでいただけるか、どんなことをして喜ばせようか、なのですから、競争なんて入り込む余地がないのです。

 「安かろう、悪かろう」は、悪しき競争の結果に出たメタンガスです。こんな世界が、日本でも圧倒的に多いことは知っています。

 でも数が多いから正しいとは限らない。集団心理で、みな出口の見えない奈落で焦り、騒ぎ、喘いでいるだけなのではないでしょうか?

 その世界に嵌まっている企業は、幸せでしょうか?自分のことを幸せに感じられない企業が、人や社会を幸せにできるはずがないでしょう。


 今ある姿は、過去の思考とその習慣の結果です。それは間違いないのですが、だからどうしたというのか?そんなことを訳知りの顔をしても意味がありません。

 むしろもっと大事なことは、過去と未来は一緒じゃないということです。過去は記憶となりますが、未来は記憶から造られるものではありません。そのときの思考から、何を考え、何を切に求めているかで、常に変化します。

 考えるときは、確かに過去の記憶を参考にすることもあります。でも記憶は記憶であって、何かを生み出すことはありません。良い記憶だけは役立ちますが、不愉快な記憶は百害あって一利なし、です。

 真剣に考えないから、未来が変わらないのです。真剣に考えるということは、自分の全存在を賭けて考えるという意味です。

 ただこの「全存在を賭けて考える」には、どうすればいいか?これがそう簡単ではない。でもそれができた人はたくさんいます。世に傑出した人や社員もお客さんも大切にして成長する企業の経営者は、ほとんど「全存在を賭けて考え、行動」した人々ではないかと思います。

 変化とは、そこでは創造という結果になります。それは、自分の中に在る本当の力に気づき、その力をコントロールして、最大のパワーを発揮した結果です。

 それまで見えなかった自分自身の魂を元々そこに在ったことを自覚したから変化できると思います。

 だから、・・・ゲインは、無意味な競争の罠に拘わることはしません。常に人々の幸せのために何ができるかを考え、創造する道だけを一直線に進みます。


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by MUKUZAIKENKYU | 2010-02-17 10:13 | 富裕層