日本の住まいを良くする無垢材研究会
木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 今朝は放射冷却の寒い朝でしたが、空は思いっ切り快晴の清々しい蒼空でした。日に日に、朝が早くなっていますね。 季節は青龍の躍る春ですが、福岡では桜が満開で、平日から公園では花見の宴会が見受けられます。 本居宣長の歌に、桜を詠んだ歌があります。 しき島の やまとごころを 人とわば 朝日ににおう 山ざくら花 染井吉野では、人間の体臭と酒の臭いがしますが、山桜のそばを通ると、良い香りが漂ってきます。 私たちが普段見かける桜のほとんどは染井吉野(ソメイヨシノ)で、葉より先に花が咲き、花が散ってから葉が出るサクラです。 山桜は、その逆で、春が来ると、それまで裸だった幹と枝を、黄緑色の若葉が覆うと、白や淡いピンクの花が一気に咲き誇ります。 ソメイヨシノは基本的に人造のサクラ。山桜は天然自生のサクラです。山桜には、自然本来の美しさがあります。それにドバーッと咲くのではなく、若葉を掻き分けるように出てくるので、目に優しく溶け込むようです。 見た目は染井吉野に比べて地味ですが、生命力ではサクラの中ではダントツの寿命です。春の山の中腹に点々と咲き誇る山桜の下では、サルや狸が花見でもしてるのかななんて、つい思ってしまいます。 さて本日は、朝から事務所から動けませんでした。理由は、我が愛車が、又してもトラブル。ヒーターホースに穴が開き、そこからラジエター液が噴出してしまった。昨夜に異変に気づいたのですが、なんせ暗すぎて原因が分かりませんでした。 幸いオーバーヒートまでは行かなかったものの、危ういところでした。ディーラーに電話はしたものの、火曜はお休みです、水曜でも昼からの引取りになります。それから部品があれば修理に取り掛かり、なければ取り寄せに数日かかります、と。 こちとらそんな悠長な返事を真に受けるほど暇ではありません。普通、故障箇所を特定するために、まずは現場に駆けつけるぐらいの対応はしてもらいたいものです。 こんな回答にもならない回答で済ます態度というのは、「あなたは内にとっては大切な客じゃないよ」と言っているようなものです。 親しいクルマ好きの大工さんに電話をすると、知り合いの修理工場の社長を紹介してくれました。電話から20分後には到着。故障箇所を特定するのに5分。修理は夕方までには完了するということで、即頼みました。 すると、昼過ぎに電話が入り、「修理、終わりましたから、今から持って行きますね」・・・ありがたいですね。 交換ホースも、ドンピシャのものがあり、ホース留め金具も新品に換えてくれていました。しかも安い! お客様への接遇とは、こうするものだよという見本を見た思いがしました。 その間、福岡の建築家から見積とサンプル依頼の電話が数本入ってきました。すべて新規です。 ゲインの主力商品ばかりでしたが、樅の木とレッドシダー、それに自然塗料。早速郵送できるものは梱包作業、見積は3件。クルマが修理されている間が、もっとも有意義な時間になりました。・・・面白いものです。 ある工務店さんからは、残念な電話(注文が流れたのではなく、集金が・・・)が一本入ったのですが、何とかカバーできそうなので、まあ良しとして、今日は天からググッと引き上げられたような一日になりそうです。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-30 15:26
| 不況克服
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木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 今朝はウォーキングをしていると、東の空が、まだ地平線の向こうにある太陽の光を浴びて、茜色になり、やがて雲のおなかを黄金色に染めていきました。 気持ちよく歩けました。自宅に戻り、ふと駐車しているクルマを見ると、・・・なな、何と・・・黄砂がよって固まり、黄色い斑点だらけ。洗い流さなければ、とても見られたモンじゃありません。 1月から黄砂が襲来していますが、今年はその量も頻度も圧倒しているようです。 とある設計事務所からの、初めてのお問合せをいただきました。かなりの規模の設計事務所ですが、ある公共物件の内壁に使用する不燃木材の見積って欲しいとのこと。 不燃木材は、ゲインの主力商品のひとつです。すぐに見積の取り掛かりました。工場に問合せをしたところ、「後藤さん、この見積、2月から出回っているやつですよ。関わらない方がいいんじゃないですか~」・・・という返事。 不毛なバッティングは、不毛な価格競争しか惹き起こしません。それは同業者同士が首を絞めあうだけの闘いです。依頼先は、消耗戦に勝ち残ったところと取引すればすむだけだから、楽といえば楽です。 これはある意味、現在の建築業界の荒んだ市場を反映しています。またローテクな業界であればあるほど、その消耗戦に巻き込まれるようになっています。 普通、見積依頼が来たら、そのまま粛々と回答作業を行うのですが、ゲインは無垢の木のプロ。コーディネートはもちろん、コンサルまで行っている企業です。 精緻に描かれた図面を俯瞰すると、・・・ありゃ!木の指定が間違っていることを発見しました。しかも塗装面の考え方も、・・・ 最近の行政は、建築基準法を段々厳格に適用しつつあるので、以前と同じやり方を踏襲していると、ある日突然煮え湯を呑まされることがあります。ゲインは、そういった事例を知っているので、すぐに修正と逆提案をしました。 相手の設計事務所さんは、初対面でもあるため、無視しようと思えば無視もできます。法律知識をご存じないのは、設計事務所さんのせいでもあり、あえてそこまで指摘する必要もないといえばない。 でも設計は、将来できるであろう建物の源でもあります。図面の完成度がすべてでもあります。 だからまだ日の目を見る寸前の図面には、いくらでも修正が利きます。むしろ今指摘しなければ、将来とんでもないトラブルを確実に招き寄せてしまいます。損得勘定ではありません。 提案した結果、相手の良心的で速やかな判断もあって、すぐに再検討ということになりました。これで予想されたトラブルは回避できました。 こんなことも、ゲインだからこそできる仕事の一環だと思っています。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-29 09:17
| 木 無垢材 自然
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木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 雨続きの福岡ですね。心が弛んでいると、雨雲の空を見て、気持ちが萎えてきます。・・・こげな時は、一発大声で叫んでみると、周囲の環境にくじけそうになる心を高ぶらせるには持って来いかも。 先週に引き続いて福岡を走る予定が、なしか?断続的なスポット問合せが、最悪のタイミングで飛び込んできました。 先方とは具体的な約束をしていなかったのが幸いしました。スポットとはいえ、すべてに丁寧に対応するのが私の信条です。あれやこれや対応していたら、瞬く間に朝が昼になり、昼が夕方になり、夕方が夜になってしまった。トホホッ、・・・ スポットのひとつは完全に当て馬でした。他の4件は、確率50%の渋滞物件。即注文ではないので、体が勝手に焦ってしまいます。予定通りに動かなくてはと思いつつも、一日は24時間、延長はありません。 今日の金曜日は、すべて北九州市内の用件が詰まっています。福岡市内に、予定では8件行くところが、2件しか消化できていません。焦る気持ちを切り替えて、「こんなときこそ、よく足元に宝が眠っていることがあるもんだ」と言い聞かせます。 今週は、そんなこんなで、火曜からぶっ続けで、すべてピンボールのような一週間でした。 こりゃ、私の意識が撹乱しているのかもしれません。自分で決めたことを、ちょっと先送りすると、何ゆえかハプニングが増え、どれもこれも場当たり的な対応に追われてしまう。 こんなのが良いわけがないのですが、消耗することが分かっていてもやらなきゃならない、・・・こんなときって、あるもんですね。 「人は鏡、万象はわが師」とは、倫理法人会の『万人幸福の栞』にある章のひとつです。 文字通り、その真理は現実にあると思います。今週のいろんなことを思い起こすと、まず自分の心の状態が、あることを期待するのは良いとしても、実際の現実的な行動に直結していなかったようです。 その結果、意識と現実が旨く噛み合わないために、ハプニングを引き寄せてしまった。 もっといえば、今やらねばならないことを見失って、今する必要のないことに意識を持っていってしまったために、現実の世界に混乱が起きたということでしょう。 ストレスの溜まるような人間関係が生じたときは、自分の気持ちが焦っていたり、不安感や怒りを無意識に持っていたことの証でもあります。 ことがスムーズに行かないときは、注意が散漫になっているから。その原因は、怠慢や油断に気づいていないからです。怠慢ではないとしても、無意識に心の潤滑油や燃料が不足していることが多い。 旨くいく時、旨くいかないとき、それぞれの現実には、それを作り出す自分の無意識の思考があります。 それを慎重に見つけ出し、捕らえ、全てが好転まで、別の本心から望むべき思考を集中的に注ぎ込んで、完全に置き換わってしまうまで、根気強い作業が必要です。それができたとき、自分とその環境がすべて一新されるようです。 人間の心、とりわけ無意識の世界は、強力な武器にもなれば、どこまでもお邪魔なブロックになります。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-26 13:48
| 成功と裕福
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木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 昨日に引き続いて、今朝も雨。しかもかなり冷え込んでいます。 もうサクラも5分咲きを過ぎて、そろそろ満開を迎えそうですが、その直前儀式のような冷雨のようです。 連休を過ぎると、一気に問合せや注文が舞い込み、外回りはしばらくお預けです。仕事はメリハリですから、各個撃破の白兵戦でやり抜くしかありません。 今日中には、デスク仕事を片付け、明日から猛然と走り回ります。 さて3月20日付の記事で、「木のモノ化」について、軽く触れましたが、この事態は、ホントは実に深刻なことなのです。 日本の政治家や官僚が、机上で決めたことが、どれほど日本の先行きを良くも悪くもするか。そして一旦動き出した振り子は、行くところまでいかなきゃ、元に戻りません。 その間にイケニエにされた産業や家庭が、歴史の肥やしにされて消えていきました。 たとえば農業と林業、いわゆる第一次産業に属する分野ですが、第2次や第3次をひいきして、補助金なしにはやっていけないような産業をつくる国の施策は、確実に国力を弱体化させてしまいます。 実際には消えていませんが、食料(つまり農業)の自給率が40%、木材(森林管理)のそれは20%という有様。先進国の中で、最低の実績の日本。それは必然的に国際競争力も劣化していることを表しています。 目も当てられません。 マネー資本主義の虚業優先策が、人間が拠って立つ根本を腐らせてしまうことは、すでに歴史が証明するところです。 そんな単純な事実に気づかず、いまだに従来の施策を踏襲するようでは、日本の将来はもうすでに風前の灯と言っても差し支えないでしょう。日本のごく一部の人々が頑張っても、それで火が点くような土壌は、日本国内にはないようです。 日本と日本人の大勢が、元々数千年の間に培ってきた根本に、再度気づき、再構築すべく心血を注がない限り、間違いなくこの日本は歴史の渦の中で、欧米や中国の波に呑み込まれてしまうでしょう。 “一燈照隅・万燈照国”の精神は、ここにあると思うのです。 ただし戦後の趨勢として、真理を無視した見せかけや虚業が跋扈してきましたが、そろそろ退場してもらわなきゃならないでしょう。 「木のモノ化」は、木という人間にとって、とりわけ日本人にとって遺伝子に組み込まれているといって言い過ぎではない木の存在に対して、この20数年間は、あまりに無頓着な流れが主流になってしまっていると思います。 木一本乾燥させるために、先人は木と自然を傷めつけない方法を採用していました。ところが今は、機械を使って強制乾燥することが中心です。 よおく考えれば分かることですが、数十年から数百年を経て成長した木を、たった数日間で乾燥させて市場に送り出す。これが建築業界の常識というから笑ってしまいます。木に対する敬意、自然に対する畏怖を忘れては、本末転倒というものです。 人一人が生まれるために、数百万人の先祖が係わって、初めて唯一の存在の「私」が誕生します。 それ自体が奇跡的なことなのに、そういった生命に対する謙虚な姿勢を忘れると、木に限らず食物や生物に対して同じ態度を取るようになるものです。 日本を取り巻く環境や人間社会状況は、そういったツケを払わされ始めているように見えます。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-24 09:35
| 木 無垢材 自然
日本の住まいを良くする無垢材研究会
木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 今朝は、霧雨の中ウォーキングを敢行。多少濡れましたが、爽快な一日の幕開けでした。 連休明けの火曜ということもあり、朝から電話が鳴りっ放しでした。やっと途切れたと思ったら、もう昼になっていました。 今日は、やることが満載のため、一日事務所に篭りっきりになりそうです。 昨日は、昼から友人のY氏が事務所を訪問してくれました。手には「金麦」と肴。遠くに見える満開のサクラを見物しながらの宴会の開始です。 昼のビールは効きます。でもバンバン飲んで、次は「活力の源 勝沼ワイン」。720ccを空けてしまいました。6時近くになっていたのですが、腹に納めるものが、セロリやジャガイモの炒め物、他は燻製練り物ばかりだったためか、腹が減ってきた。 三ヶ森駅の近くの居酒屋に向かいました。いつも同じところに行くのでは芸がない。「ゆれあ」という居酒屋の看板が目に飛び込んできました。 ポップ看板を見ると、一押しメニューに「丸腸鉄板」、次に「ネギ焼」、・・・おお、これぞ我々が探していたもの。Y氏と店に入り、しばし夕食を堪能しました。もちろん焼酎付です。・・・てなわけで、ほぼ半日、花見?の宴会で盛り上がりました。 しかもリーズナブルなお値段で済みました。 ゲインの事務所は、クルマ要らずの便利な場所にあります。筑豊電鉄の電車を利用すれば、黒崎駅までは10分、三ヶ森までは3分。いやあ、便利です。 友人のY氏は、炭素埋設のパイオニアでもあります。しかもその原理を生かして、電子水を製造しています。 この電子水を、当初はでかい設備で製造していたのですが、今は実にコンパクトなツールで、いともたやすく実現しています。 ただこのツールは、期間限定での販売のため、今年いっぱいで終わりです。この効力のすごさを知って、一部勘違いして利用するお客さんも出てきたため、かなり客層を絞り込んでいるようです。 このツールの名称は、私からは公開しませんが、どこに仕掛けがあるか分かりませんが、とにかくすべての物質に対して還元作用を発揮するようです。 還元反応というのは、私の拙い知識では、原子に対して電子を付加することによって安定状態をつくるのだと思います。 原子は、地球上の全ての存在の基本物質です。その原子ひとつひとつは、それぞれ電子数が決まっています。 その電子が減ると、「酸化」して、物質の老化、劣化、死、消滅をもたらします。電子が付加されて安定すると、その物質は永久にその状態を保ちます。理屈では、不老不死も不可能ではありません。 でも実際にはどんな存在にも寿命があります。終わりがあります。人間も、いずれ必ず死を迎えます。 いずれ必ず死ぬとはいえ、その時までは元気で健康でいたいものです。Y氏のツールは、それを実現してくれるようです。 具体的には、まず肉体の健康を、そして心の健康状態を高めます。 心は意識の世界ですが、思いというのは一種の信号・振動・波動でもあります。それを極限にまで高めるということは、ある意味人生を、文字通りの「思うまま」に実現することにつながります。善であれ、悪であれ、ですね。 人は、不運のときは人のせいにして、幸運のときはお蔭様というより独占したがる傾向が強い。 でもホントはすべて自分のせいです。ただ不運のときに人のせいにしている間は、自覚がないために、今後も同じ現象につき合わされます。 幸運に恵まれたときも、それを素直に受け取らず、「良いときは長くは続かない」と内心で思っていると、その通り、長く続かないどころか、予約どおりに、「次の不運」を呼び込んでしまう。 人間の持つ、そんな霊的意識を常に生かすには、やはり還元状態にある空間(場所)が必要不可欠だと思います。 それを考えると、この状態を作り上げる方法のひとつである炭の埋設は、人間だけでなく、その影響範囲内のすべての存在に影響するので、もっとも普遍的なやり方といえるでしょう。 他にもいろんな方法があるということです。でもそれから先は企業秘密らしいです。そんな還元状態の空間を生む、あるいは作る、または引き寄せるには、ひとつひとつのやり方があるそうです。 家づくりには、炭の埋設が、最も有効な方法ということでした。土壌の改善だけでなく、その土地のすべての生物と機械設備が健全化するだけではなく、人の運命まで好転させる力を持っている「炭素埋設」。 これからのホンモノの家づくりには、絶対不可欠なツールになるでしょう。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-23 14:35
| 成功と裕福
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木の住まい案内舎ゲインのゴトウです ![]() ひと足お先に、サクラ咲く!満開です! まるで福寿草のようなサクラが、ついに咲きました。 「踏まれても 根強く忍べ 福寿草 やがて 花咲く 春は 来たらん 」 ![]() 息子よ!親に相談もせずに、自分勝手に択んだ結果は、間違っていなかったな。少々フクザツ、・・・ 吉報を聞いたとき、カアーッと、なぜか自分のことのように嬉しくなりました。子どもが成長してくれることが、こんなに嬉しく頼もしいとは、なってみなけりゃ分からん、分からん。 親に迷惑のかけっぱなしだった当時の自分と比べれば、まあ小さいことは不問、よくやってくれました。おめでとう、ありがとう。 後は、親がすべきことをするのみ。子は学問に集中すべし。・・・とかいっても、大人の一歩手前の世界は、学問に限らず、是非肝胆相照らす良い友に巡り合い、心の領域を最大限に広げてほしい。 4年後に始まるはずの社会生活のリハーサルでもあり、これからの4年間に、何を知り、何を学び、何に心打たれるか、そしてどんな人と知り合うか。その経験の量と質が、その後の人生に大きく影響することを肝に銘じてほしい。 人生はモノじゃない、熱い血が通った生き様だから。多くの良友は一生の宝ですぞ。 昨日の春分の日には、墓参した折、全くの偶然で、数年ぶりの出逢いがありました。一分ずれていたらというタイミングでした。 姉とその三男防。三男坊は、目つきが治まり、以前と比べ物にならないほど成長していました。以前が以前だったからなあ、・・・ お互いの不肖の息子・娘の消息を話し、その夜には、その娘から、突然電話が入り、「おいちゃん、電話したかったんよ。アタシ、今度結婚するんよ。」だって、・・・ 昨日、意図せぬ時間と場所で、バッタリ出会うとは、しかもその後ろには、親父と妹の眠る墓があり、これを単なる偶然と捉えるか、それとも引き寄せならぬ引き合わせと捉えるか、・・・ これもフクザツです。 これですべて、私は私のすべきことにとことん集中できます。高い高い目標や野心もありますが、またつまらん現実の戯言にも付き合わなくてはなりません。生きている以上、避けては通れないお試しでもあります。 でも心の中はスッキリ。まったく揺らぐことのない芯が、心の中で輝いて見えます。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-22 12:06
| リッチな人生
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木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 嵐のような昨日と打って変わって、今日はのどかな春日和。近くの公園の桜も、遠くから見ると桃色に染まり始めています。 大量の黄砂と横殴りの雨で、汚れてしまった窓ガラスやクルマを、きれいに掃除してあげました。 今日は春分。彼岸の中日でもあります。今日から昼の時間が勝ることになり、まさに太陽の季節の入り口です。 今日は、何はさておき、先ずは墓参から始まります。25年前に世を去った妹、14年前に逝った親父が眠っています。そして私たちのご先祖様がおられるところでもあります。心をこめてお参りを済ませました。 そして春分では、太陽への感謝を表すために、近くにある一宮神社を参拝しました。そこには二の鳥居を過ぎたところに、王子宮の古代祭場跡があります。 ![]() 三の鳥居を過ぎたところに、蛭子(えびす)神社の御社があり、五の鳥居をくぐると本殿です。 お参りしたときは、本殿の上に太陽があり、境内を暖かく照らしていました。 ![]() 今日の一宮神社には、木漏れ日の中の静寂に神霊を感じました。「もうすぐだよ」と励ましてくれているようでした。 人として、日本人として、当たり前のことを当たり前に行う。常に感謝の心を以て接することが、自分も相手も幸せにすることが分かってきました。 感謝とは、自己卑下することではありません。謙る=へりくだることを、何かしら上下関係の服従的な意味で勘違いしている方がいます。心に不要なゴミをたくさん身に着けた人が陥りやすい心理的罠です。 感謝とはむしろ、接する相手に、愛を放射することにつながると思います。 仏教でいう三毒とは、私利私欲、怒り、愚痴といいます。この三毒にまみれると、人間はたちまち魂を穢してしまうといいます。それは人や自然をモノ扱いすることから始まるそうです。 だから地上だけでなく宇宙のすべて、とりわけ相対する人や生物に対して愛を以て接することが、愛に恵まれることにつながるのだと思います。具体的には、してあげたら、相手が喜ぶこと、助かることを行うことでしょう。 三毒を離れたら、後やるべきことは魂を磨くこと。これが難解で試行錯誤の連続です。でもこれができなければ、本当の成長につながりません。 散々迷ったり、壁にぶち当たって苦悶していたときのことでした。自分の立ち位置と目指すこととの距離が一向に縮まらず、焦りと自分への怒りに陥っていたときでした。 「もう、こんなことで悩むことはやめよう。いつ事が成るなんて、神様にしか分からないのだから、私がやるべきことは、明日を信じて、無心になって打ち込む以外にない」と、今の、何かにこだわって身動きが取れなくなっている自分に見切りをつけたときでした。 小さな自分を捨て、やるべきことに一心不乱になり切ること。というか、一心不乱になれれば、小さな自分なんか、あっという間に蒸発してしまうことが分かりました。 結果はいずれ現出します。自分が本心良心に恥じない行いであれば、お天道様がほっとくはずがない。 全てはつながっています。良いことを行えば良いことが起きます。悪いことを行えば、いずれ必ず三倍になって戻ってきます。それが見えない世界の仕組みです。 ゲインは日本国産の無垢の木を、より多くの人に使って欲しい一心で活動しています。この日本の木の原点が、どこにあるか。 学問的に分析することも必要ですが、日本と日本人の心の中に、すでにあると思っています。そしてそのルーツは、すべて伊勢神宮に辿り着くように思えてなりません。 ![]() ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-21 18:13
| リッチな人生
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木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 今日は春の嵐。相当な強風が吹いています。桜は、福岡はもとより、北九州のそこかしこに単独で満開状態の樹が見受けられます。 公園等では、まだまとまった咲き方はしていないようですが、空気はすでに春の匂いが漂っていますね。そんな中、強風に煽られながらも、何とかウォーキングを実践できました。 日の出が一日一日と早くなっているため、朝の5時ぐらいには歩いていないと、星を見ることができません。残念ながら、早朝の星たちとは半年ほどお別れのようです。 最近、親の子殺しが大きく報道されていました。しかも餓死させるケースが連続して、・・・。 子どもは無邪気です。この世で唯一の肉親を頼らなければ生きていけないことを知っています。だから少々ひどい目に合わされてもくっついていきます。 でもその養育される権利のある時期に、親から虐待されると、その子どもは喜びや好奇心で成長するのではなく、恐怖心と依存心の間で「洗脳」されて自立の芽を断たれてしまいます。 唯一の肉親から、満足に食事も与えられずに餓死した子どもが、この世の最後に見たものは何だったのかと思うと、胸が張り裂けそうになります。 親が、子どもを、血を分けた家族と思えずに、ただのモノ扱いしてしまう。愛情を与えるのではなく、子どもが言いなりにならなければ殺すことも厭わない。ペットでも、こんな扱いはしないはずです。 こういった親になってはいけなかった似非「大人」が、どうしてこんなに生長し増殖しているか。私の勝手な推測ですが、彼らも、おそらく幼児期に同じような虐待を受けて育ったのではないかということです。 人間は意識と魂の生き物ですから、一旦魂を穢すと、意識は自動操縦されて穢れた行為を繰り返します。すべての生物に共通しますが、とりわけ人間は、見えないものと見えるモノ両方を引き継いでいく存在です。 そして見えないものの中身次第で、見えるモノの質と形が決まります。 今生での限られた期間に、どう生きるかで、次の世代に渡すものが決まります。 犬畜生にも劣る似非「親」の親には、あるいはその親には、よほど罪深い人間がいたことが容易に想像できます。 良い意識は魂の癒しと喜びを高め、そうでない意識は魂を辱めます。この原因は、ひとえに愛の存在と不在の違いでもあります。 人間は愛のない世界では、犬畜生以下の餓鬼にもなれる存在です。 逆に、人間が、この地上で与えられた使命を全うするためには、この愛を絶対に手放してはならない。人間が人間である理由は、愛があるからです。 ゲインの主要な仕事のひとつに、一所懸命に頑張ってる産地が作る優良な無垢の木を、皆さんに紹介することがあります。 本気で、この世界に没頭し始めて、もう十数年が経過しました。その間、建築基準法が変わると、それに応じて、いろんなモノが変わります。設計の段階から、納品、施工の細部に至るまで、かなり厳格になりました。 厳格になったから良いのではなく、またその厳格な規則どおりに作ったから良いものが出来るものでもありません。これはあくまで役所の事なかれ主義をオーバーラップしたに過ぎないケースが多いからです。 そして末節にこだわるばかりに、本質。人の根元を忘れたかのようなことが起きています。 そのひとつに、戸建は特にですが、家の主要な部材(構造材といいます)に対する考え方が、著しく偏っています。 構造材に使用する主要な材料は、含水率18%以下というルールがあります。無垢の木は、人工的に5%ぐらいまで乾燥させることができます。 乾燥にこだわることは良いことですが、その無垢の木を台無しにする、つまり木の性能や機能を犠牲にすることには、大きな疑問を感じます。 草花に「ドライフラワー」がありますが、同じように木を「ドライウッド」にしている場合が、あまりに多いからです。 乾燥方法は、各国でやり方が異なりますが、木が違えば、乾燥方法も異なるのは当たり前です。応用はできても、その前にその地域での気象条件や土壌、伝統を鑑みなければ、ただの物真似に堕してしまうでしょう。 乾燥機の台数の多寡を自慢するという愚かな製材所や材木屋が見受けられます。でもそんな商流上の都合を除けば、「なぜ、そんなことまでして、木を傷めつけるの?」と問いただしたくなります。「木がモノを言わないから?」・・・ 木を人の生活の場面で生かすとき、木の育成から伐採、製材まで、人の想いが連綿と活かし続けてきた歴史があります。 木をモノ化すると、どうなってしまうのか。そして今どのような世界になっているのか。・・・ 次回、そのことについて述べたいと思います。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-20 11:00
| 木 無垢材 自然
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木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 昨日は朝からパッとしない天気でした。そのためでもありませんが、今日の面談予定が、急用が入ったためにキャンセルになったり、ドタバタしてました。 でも今日は、朝から爽やかそのもの。福岡市内をバリバリ走り回ります。天神や赤坂辺りを歩くと、この一週間で、女性の服装が少しカラフルになってきたような感じがします。 日中とはいえ、まだ寒暖の差が激しいので、厚着は当たり前ですが、春色がそこかしこに見受けられます。私も、ついその気になってしまう。いよいよ真剣に、いよいよ使命に燃えて駆け抜けます。 博多駅の近くにある住吉神社とその近くにある設計事務所を訪ね、その後は南区と東区の建築家と打合せです。 今朝は定例のモーニングセミナーに出席しました。「松下幸之助」氏のDVD学習でした。映像とはいえ、生の声を聴くことができ、氏の人となりを垣間見ることができました。 やっぱりこの方は、すごい経営者です。感服しました。 最近つとに思うことがあります。それは本当の情報に基づいた仕事をしているのか怪しい、カッコだけの自称材木コーディネーターがいることです。あってはならないことですが、これが自由主義経済の落とし子です。 何でもかんでもブランド化してしまえば、見かけだけの商売を、ホンモノの木を届けていると、完全に錯覚してしまっている業者もいます。 こういった似非業者がはびこらない健全な世界を作り上げるために、この現象はゲインの活動不足と反省しなおして、明日から3倍の行動量で頑張るしかありません。 私たちの力不足のために、多くの建築家やユーザーさんが騙されているのを黙ってみているわけにはいきません。 ゲインの戸建用構造材は、オビ杉と小国杉、それにアヤスギを使用します。それぞれゲインが指定した産地と製材所から出荷したものばかりです。 九州では当たり前の杉の材種ですが、製材所によって考え方やポリシーは大きく異なります。特に乾燥の仕方には、結果として大きな開きが生じます。 以前取引をしていた宮崎のM製材所さんは、なかなかの良材を供給してくれますが、ただ柱が下手でした。折角の良い丸太から取ったのに、表面が焦げたような黒ずみが、どうしても残る。 関西や関東では、オビ杉という名称自体がブランド化されて、ゲインからみればB級以下でしかない構造材を有り難がってる向きがあります。 同じオビ杉でも、ピンからキリまであるものです。ひとつの製材所に偏った宣伝には十分警戒した方が良いでしょう。 これは情報の量が限られているための弊害ですが、関東や関西の建築関係の方やユーザーさんは、地域柄十分な情報を得ていると思い込んでいる(思い込まされている?)方が多いようです。 地域材を利用するのだから、単に地域ブランドをありがたがるより、その地域を本当の意味で熟知している地元あるいはコンセンサスを一にする地域ブロックの販売会社に依頼しないと、どさくさに紛れてとんでもないB級材をつかまされることになります。 ゲインは、日本人の遺伝子として、全国の無垢の木をご紹介しています。ゲインが厳選した梁や柱などの構造材を、是非一度見ていただきたい。葉枯らし乾燥から天然乾燥を優先しながらも、人工乾燥した構造材であっても、新鮮な艶を持ったものばかりです。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
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| 2010-03-19 08:05
| 木の家 国産材 無垢材
日本の住まいを良くする無垢材研究会
木の住まい案内舎ゲインのゴトウです 昨日は、朝からスケジュール満杯。移動時間を考えながら、ひとつひとつ絶対に無駄にしない覚悟で臨みました。・・・ていうか、無駄な動きをすると、たちまちしわ寄せが、・・・それを思うと、待ったなしです。 自分で決めた目標だから、誰のせいでもない。自分で決めたことは、すべて自分できっちりやるしかありません。 人との約束より、自分との約束の方が重いと思います。自分との約束は、できなかった場合、誰も叱るわけではありません。でも心に「負け犬」が宿ってしまいます。しかもかなり卑屈な・・・、やっぱりこれじゃいかん。 自分を奮い立たせるのも、負け犬の自分に言い訳するのも同じなら、自分を褒めた方が良いに決まってます。怠け心には、絶対に負けてはいけません。 先日読んだ本に、『小さな人生論Ⅳ』があります。その中に、「執念」という章がありました。 稲盛和夫氏 「成功者と不成功者(敗北者といわないところが良いですね)の差は紙一重。不成功者には粘りがないのです。」 松下幸之助氏 「失敗はありますよ。しかし成功するまで続けたら、失敗はない。成功とは成功するまで続けることだ」 それを読むと、思い出しました。アフリカの勇猛果敢で知られる部族のマサイ族は、雨乞いで失敗したことがないということでした。その秘訣は、一旦雨乞いの踊りを始めたら、次に雨が降るまで、絶対に踊りをやめないということ。 人生論には、以下のように書かれていました。 「人がことをなす上で欠かせないものは、執念である。努力は誰でもする。その努力が執念と呼べるものになって、事は成る。」 「その執念を生み出す元は、仕事に対する愛情である。」・・・ 幸運の女神は、どこまでも粘り抜く者にほほえむ。 福岡の中央区O町の建築家Kさんに、ゲインのポリシーの塊りの「商品メニュー」をお届けした際に、いろんな要望をいただきました。10年前の私なら、対応できないような困難なリクエストです。でも今は、当たり前にできています。 これまでいろんなことがありましたが、ひとつひとつ必死で乗り越え、解決してきました。すると、「俺って、もうこんなことまでできるようになってるんだ」なんて、たまに驚くことがあります。 まだまだ道は途上です。もっともっと勉強して、見聞を深めて、向上あるのみです。ここまででいいなんて頂上は、まだありません。 最近独立したばかりの若手建築家Iさんと会いました。木を勉強したいけど、学校ではほとんど学ばなかった。建築事務所に就職したけど、そこでもほとんど木造住宅がないばかりか、合板ばかりで、木を知ることさえなかったといいます。 私は、彼の熱いまなざしを視て、「私の知っていることでいいなら、何でも教えるよ。」と応えました。・・・ふと気づきました。私は、いつの間にか人に「教える」立場になっているのか。バカのままでなくて良かった、・・・ とはいったものの、自然は無限と思えるほど広く深い。知っているつもりでいると、必ず自分の無知を思い知らされることがあります。 私は、今生に、限られた期間を与えられました。どこから生まれて、どこに行くのか。その間に、何をなすべきか。宇宙自然に謙虚でありたい。人に対しては、自分が役立つことがあるならば、全力で応えたいと思います。 ホームページ→ http://www.h3.dion.ne.jp/~yamaiti/ ▲
by MUKUZAIKENKYU
| 2010-03-17 08:22
| リッチな人生
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