日本の住まいを良くする無垢材研究会
住まいの木案内舎ゲインのゴトウです 昨日は、倫理法人会の総会でした。 久しぶりに、近くの繁華街に行きました。 宴会場は、中華料理店。 これも、久しぶりの中華料理で、なかなかの美味でありました。 そこでは建築家のYさんと、俄か打合せを開催。宴会の喧騒の中でも、じっくりと打合せができました。 いろんな職種の方が参加されているので、実に多くのことが学べます。 そこで、自己紹介代わりのそれぞれの仕事観などを語り合うのですが、そこで自分の立場が、改めてしっかり自覚できました。 ありがたいことに、皆さんから、「あなたの仕事は、材木屋じゃないよ。材木のコンサルタントとして、もっとはっきり自分の立場を鮮明にした方がいい」と、異口同音にアドバイスされました。 「普通の材木屋には頼むことはないけど、あなたには是非相談したいっていう人は沢山いるよ。」 嬉しいですね、ありがたいことですね。 さてそんな流れから、すごいことになりそうな予感が、・・・。 産地の方とは、ほとんど毎日、諸々の打合せをしていますが、そこで私がちょっとしたアイデアを出したら、あれよあれよという間に、ある新製品を作ることが決まってしまいました。 ネーミングは、すでに完了。 後は、どのような仕様で、どこまでこだわってやり切るか。入念な打合せが必要なため、再来月には、九州のある山地に出向くことになりました。 いやあ、ワクワクしますね。産地のS社長も、声が弾んで、すでに興奮状態です。 九州の山から、またひとつ素晴らしい「無垢の木」が誕生します。 詳しくは、まだ公開できませんが、来年には、どっか~んと打ち上げますよ。それまでお楽しみに。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-30 17:47
| 木の家 国産材 無垢材
日本の住まいを良くする無垢材研究会
住まいの木案内舎ゲインのゴトウです 最近は、朝が寒くなってきましたね。今朝なんか、思わず身震いしてしまった。 朝の5時前には起床しますが、初動は、窓を開けて外気を取り入れること。良い風と寒風の境目でした。 ゲインの主戦場は、福岡県内ですが、とりわけ福岡市内では、多くの建築家の方にお世話になっています。 ゲインの「無垢の木」に対する想いと独創的なシステム、それに携帯も通じない山の中に入って知り合えた産地の方々の作る上質な「無垢の木」を、一人でも多くの方に知ってもらい、同時に使ってもらう。 木の産地に、より多くのお金を還元することが、最も大切なことですから、使ってもらわなきゃ、何の意味もありません。 お蔭さまで、素晴らしい建築家の方々と知り合うことができました。 福岡市とその周辺を回り始めて、10年以上になります。 いろんな方に使っていただきました。 いろいろな想定外の障害に出くわすこともありましたが、ひとつひとつ確実に乗り越えてきました。 その障害のお蔭で、むしろゲインは、マイ オンリー ウェイを見出すことができました。 塗炭を喰うような日々もありましたが、今のゲインを形作るために必要不可欠な試練だったのでしょう。 今では、福岡は、日本で最も好きな街になりました。・・・ていうか、30年前には、数年間暮らしたことがある街なので、特別な愛着がある街なのです。 ・・・でもねえ、・・・でもねえ、・・・ 仕事柄、移動はほとんど車を使うので、市内の駐車場をかなり憶えることができました。 訪問先が、近くに集中している時は、その中心点にある駐車場にクルマを停めて、後は歩き回ります。 周辺は問題はないのですが、問題は、川端、中洲、天神、大名、赤坂、ケヤキ通りから六本松です。 昭和通や明治通り、国体道路に面した歩道は、歩行者にとって、実に危険な道なのです。 その原因は、チャリ、自転車です。 老いも若きも、野郎もオンナも、ほとんど歩行者を無視して、歩道をバンバン高速で走り回っています。 まともに歩いていても、自転車からぶつかってこられたら避け様がありません。 私も、この4年間で、3回ぶつけられました。すべて背後から突然のパターンです。 自転車は、クルマの位置づけなので、本来歩道を通行禁止のはずなのに、なにゆえか福岡では、皆歩道を走ります。 中途半端な行政が、元々歩道の中に自転車道を設けたことから、誤解が始まったのだと思います。 自転車を運転する方も、背後を気にしなくてすむため、歩道を走りたがるようです。 しかしそのために歩行者が、歩道を歩いていながら、自分の背後にいつも注意しなくてはならなくなってしまった。・・・どう考えても、おかしいだろ! 私の以前の趣味は、自転車でした。今のような変な帽子じゃなくて、普通のキャップ、鍔を起して、のんびり走っていました。 九州は元より、本州縦断、北海道縦断、・・・いろんな思い出があります。 でも今の交通状況では、安心して走れる場所は、ほとんどありません。 福岡を、安心して道を歩ける街にせんといかんバイ。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-28 10:12
| スローライフ
日本の住まいを良くする無垢材研究会改め 日本フォレス党(準)
住まいの木案内舎ゲインのゴトウです 今日は、久しぶりに「日本人論」、・・・といっても、そのまんまのコピペです。 あまりに的を得たコトバなのでね。 以下は、上甲 晃氏の言葉です。上甲氏の社会的な立場については、あえて明かしません。知ってる人は知ってるし、肩書きで色眼鏡がついては、真意が伝わらないこともありますからね。 ●まともな日本人 私が一番嫌いな日本人。 それは、「凛々しさを失った男、慎みを失った女」です。 古来、まともな日本人は、もっと誇り高い存在であったような気がしてなりません。 それも経済的な誇りではなく、精神的な誇りです。 人が人として生きていく上で、精神的な誇りを失ってしまったら、まことに醜い存在に落ちてしまいます。 そして、戦後六十年、日本人は、精神的には完全に堕落したような気がしてなりません。 さらに言えば、「精神的には滅びてしまっている」といっても過言ではないぐらいに、ひどい姿になっているようです。 もっとも、多くの日本人は、今の姿をそれほど堕落しているとは思っていません。 私はそのこと自体が問題であると思います。 もしも大多数の日本人が、「これは困ったことだ」と思っているとしたら、既に問題は解決の方向を向いていると言えるかもしれません。 『まともな日本人』とは、他人を思いやる心を持った人のことを言います。 精神的誇りとは、他人のために惜しげもなく力を差し出すことのできる心であります。 「自分の言動、自分の立ち居振舞いによって、他人に迷惑をかけないでおこう」と考え始めただけでも、大変身です。 わがゲインも、日本人として誇りを持てる「無垢の木」をバ~ンと前面に押し出しています。 日本は、高度成長期に入ってからというもの、大量生産と効率、つまりはコストダウンが至上課題であるかのように、工業的安物を住まいの中に持ち込みました。 その結果、どうなったか? 木造でありながら、木一本見えない住まいとなり、仮に「木目」が見える内装であっても、そのほとんどが突き板のラップ加工品ばかり。 下地は、フィリピンやマレーシアのラワン材でできた合板。 それらを成型するために、大量の接着剤を使いました。 無垢の木のほとんどが、壁の裏側に追いやられて、見掛け倒しのみすぼらしい内装材で覆われた似非住宅が、日本中に蔓延してしまいました。 そうやって生まれたのが、日本独特の深刻な病気、「化学物質過敏症」という新たな公害を生み出してしまった。 日本人としての“誇り”や“思いやり”を失くした日本人が作った大量の化学建材によって、さらにそんな日本人を再生産している。 このことも、日本人が、日本人の精神性を失い、日本人の美しい生活様式を自ら破壊してしまったツケというしかありません。 今のままでは、日本は確実に滅亡に向かって突っ走っていることは明白です。 これじゃイカンと気づいた人々だけでも立ち上がり、敢然と日本人としての潔さと見識に基づいた住まい造りを実行しましょう。 一点の火花が、燎原を焼き尽くすという喩えもあります。一燈照隅は、誰にでもできることです。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-27 08:01
| 木の家 国産材 無垢材
日本の住まいを良くする無垢材研究会
住まいの木案内舎ゲインのゴトウです 9月は、25日と、いよいよ押し迫った感があります。 今月は、普段とはかなり変わったひと月になりました。 それは、ユーザーさんからの問合せが、二日に一回は入ってきたのです。 大体一週間に1回あれば良い方なのに、遠くは岩手や宮城から、近くはもちろん福岡から、その内容も多岐に渡るものでした。 「マンションのリフォームをしたいが、どんな木が良いか教えて」 「子どもがアトピーだけど、害のない無垢材を知りたい」 「床暖房をしたいけど、無垢の床材でもホントに大丈夫なの?」 「おばあちゃんと同居しているけど、足に気持ち良い木はどれ?」 「化学物資過敏症なんだけど、いろいろ試したけど、全部ダメだった。何かこれなら大丈夫という無垢材があれば、是非教えて欲しい」 「掃除やメンテに手がかからない無垢の木があれば紹介してください」 ・・・、まだまだ沢山のリクエストがありました。 この9月に限ってのことなのか分かりませんが、ゲインのホームページからのアクセスで、1ヶ月間に13件の問合せは、久しぶりでした。 この問合せの内、4件のユーザーさんとは、今後連絡を取り合いながら、ゲインの無垢の木を使っていただくことになりました。 他の9件の内、3件は図面が上がったら連絡が入ることになっています。 その他の6件の方は、ただの好奇心、相談のための相談、価格調査、・・・でした。 今日は福岡へ。 あるイベントに参加後、帰りには、ユーザーさんとの臨時相談会を行う予定です。 マンションリフォームばかりですが、依頼した工務店が持ってくる大手の建材メーカーのカタログやサンプルは、高いばかりで、中身がないからダメということで、ゲインに、わざわざ相談に来られた方です。 一件は福津市、もう一件は宗像市。両方とも、福岡からの帰り道上なので、何とか間に合いそうです。 一燈照隅を実現できていますが、まだまだ、です。もっともっとやらなきゃ、せめて福岡全体ぐらいは照らしたいと思います。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-25 10:07
| 木の家 国産材 無垢材
日本フォレス党 住まいの木案内舎ゲインのゴトウです
いやあ、毎日毎日、あっちに行ったりこっちに行ったり、…やっと落ち着きました。 今週は、墓参から始まりました。 汗だくでやり切りました。 いまだに暑い日が続くためか、何か体調がおかしい。昨日は32度でした。 本日は、父親の祥月命日です。嫌でも墓参します。墓参しました。 …この日に亡くなった親父の執念を感じます。「忘れんなよ~!忘れんなよ~!絶対忘れさせんからなあ~!」みたいな、・・・(笑) 今週はまともな稼働日が3日しかありません。 だから外回りの仕事が、普段の倍のスケジュールで集中してしまっています。 まずとてもじゃないけど、予定通りにこなすのはほとんど不可能な状態です。 お客様に提示するプレゼン用のレジメを、2週間かけて制作できたのはいいけど、…プリンターのノズルが詰まってしまったせいか、青い線が混入してしまう。 何度クリーニングしても、電源を抜いて半日置いても、一色だけは回復できませんでした。 修理に出しても、二三日はかかるようで、スケジュールに間に合いません。 20日に墓参。21日は福岡近郊。22日は久留米でした。 明日から、発送の段取りや諸々の調整。それが終わったら、25日・26日は、あるイベントに参加するため、事務所は空っぽ。 悪友の「おうい、今晩呑もうや」という魔の手がかかってきても、ゆっくり呑む気持ちになれない。 しかしあの酒好きだった親父も、ちょっとの間だけど、この世に帰ってきているはずです。多分、ギリギリで、私を利用して呑みに出るでしょう。…こりゃ口実ですかね。 さて今年の中盤は、若干偏りはあるものの、突出して利用していただいたゲインの製品があります。 ①杢魂(もっこん) RC型枠用浮造り板 ②北のから松 床と壁 ③水性ナチュラルホワイト 壁用塗料 ④道産アサダ 床 ⑤皇杉 床 ゲインのもうひとつの新製品「オーヒノキ」を完全に立ち上げるために、産地と再度打合せをしなくてはなりません。 が、今の状態じゃ、いつ行けるのか予定が立たない。これじゃいかんのだが、なんせ「オーヒノキ」の産地までは、半端な距離ではありません。 どう頑張っても、1泊はしなくてはならない。でも途中の大いなる関所(秘密の場所)も伺わなくてはならないので、間違いなく2泊はかかってしまうでしょう。… 10月以降も、皇杉や北のから松、それに自然塗料の指定予約を、沢山いただいています。この内、ゲインの完全オリジナルは3点。いい感じで行ってます。 10月からは、今年の温めに温めていた懸案物件が、多少五月雨的ではあるけど、連続して動き始めます。 それに10月は、全国建築家協会の全国大会が、北九州で開催されます。 ゲインも微力ながら、陰からお手伝いをさせていただきます。 10月は、お蔭さまで、スケジュールが真っ黒です。 11月からは、ゲインの製品を愛してくださる多くの建築家へのコミュニケーションが、再び濃厚になります。そのための準備を怠らないように、今から着手しなくては間に合いません。 それにゲインの製品を作ってくださっている「無垢の木」の産地を訪ねなければならない。 どげんしたら、ヨカとじゃろうか?じっくり熟慮しなくては、・・・。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-23 18:34
| 木の家 国産材 無垢材
日本フォレス党 住まいの木案内舎ゲインのゴトウです
昨日は、九州の中央構造線についてお話をしました。 日本の、この特殊な地層帯は、西は熊本の八代から、東は千葉の霞ヶ浦あたりまで延びています。 伊勢神宮までは、よく知られていますが、その東は湾を横切って豊橋へ。 そこから天竜川沿いに北上。頂点は長野の諏訪湖で、そこから秩父へと湾曲しています。 この湾曲は、俯瞰すると、まるで富士山を回り込むように走っています。 静岡の糸魚川からはフォッサマグナがあります。 ていうことは、元々あった中央構造線上の地帯が、フォッサマグナと富士山の地殻変動で、大きく湾曲した。…と、勝手に解釈しました。 その北限の頂点に諏訪湖が位置することに、何か深い意味を感じ取りました。 豊橋から諏訪湖に至る間は、本来谷があるところですが、そのルートはすべて天竜川です。 天竜川、…名前の由来に関心が湧いてきますね。 ここからが本題です。 私たちが通常神域と呼ぶ場所があるのは、この中央構造線上に位置しています。 でももっと観察すると、実際にはその線の南側直下に位置していることが分かります。 中央構造線は、太古の地層がぶつかる形で、巨大で長い地溝帯を形成しています。 日本の原型が大陸から離れ、とりわけ中央部が大きく押されて、そこではアルプスを形成し、約1200万年前に、今の日本列島の形が生まれたといいます。 北側ほど古い地層が多く、中央構造線では、約1億年前の白亜紀と呼ばれる時代の地層で画されています。 この白亜紀の地層には、何かあるに違いない。日本の有名な霊的な場所のほとんどが、この上にあるからです。 地磁気が高いのが共通していますが、おそらくこの線上は、今でも大陸からのエネルギーと太平洋側からのエネルギーが衝突して、恒常的に蓄積されている場所のようです。 ある人に言わせれば、日本列島は龍の形そのものであるということです。 私たち日本人が、その龍の上に生まれ、活かされていると考えると、日本の歴史や日本人だけが持つ特性が必然的な結果であることが理解できて来るようです。 日本書紀や古事記が、単なる天皇家の神話というより、日本が日本になるべく運命付けられたことを象徴する古文書なのだと分かってきます。 日本の国土に生まれ育ったすべての動植物には、意味があります。 日本独自の木である杉(スギ)は、龍の鱗のように見えてきます。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-20 11:21
| 木 無垢材 自然
日本フォレス党 住まいの木案内舎ゲインのゴトウです
九州の山々は、他の地域と比べて、多くの変化に富んでいます。 それだけではなく、神秘的な地域も多い。 その理由は、おそらく中央構造線を挟んで形成されているからではないかと思います。 ひとつは臼杵~八代線 もうひとつが大分~熊本線。 北は九重・阿蘇山系。南は祖母・傾山。 面白いことに、そのどちらにも、途中に「高千穂」と呼ばれる地域があるということです。 北のそれは、活火山が一列に並んでいます。由布岳・鶴見岳・九重、そして菊池渓谷・ 南は、弊立神宮・高千穂神社・天岩戸神社が、要所を治めています。 中央構造線とは、いわゆるマグマだまりの在り処を示すのではありません。これは火山帯です。 そう考えると、九州における中央構造線は、臼杵~八代線が妥当ということになります。 九州山地の中心は、この構造線上にあります。北は大分と熊本の県境あたりから、南は小林辺りになるでしょう。 そこは実に多様な種類の木々が生長しています。良質な木は、ほとんどこの地域内に集中しています。 北は、アヤスギ。南は樅や栂、クリやコナラの広葉樹が豊富です。 松は、ここから更に南の地域に多く成長していましたが、林野庁の無策がたたり、松くい虫被害にあって絶滅寸前です。 でも何といっても、九州でありながら、九州の域を超えた存在である屋久島は、九州の山々を見下ろし、まさに神々の棲まう山といえます。 ![]() 上の写真は、屋久島の原生林です。 これを同じくらいすごい原生林は、富士山の周辺にありますが、今や人間が「自殺」という行為で穢されてしまっています。 屋久島の自然は、やはりすごい。 ![]() ここから九州の自然や木々の源を語ることができるということは、九州に生まれた者として、実にありがたいことです。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-19 15:48
| 木 無垢材 自然
日本フォレス党 住まいの木案内舎ゲインのゴトウです
今週に入って、つるべ落としの夕暮れの早まりに、今年の狂乱猛暑が去ったことを実感しています。 朝の4時ごろは、ほとんどの方が、まだ眠っているかもしれませんが、夜空を見るにはいい時間帯なのです。 西の空には、孤高にギラギラと輝くカペラ。その90度反対側の東の空には、オリオン座とシリウス。 その下には、ふたご座のカストルとポルックスが並んでいます。 本来冬の星座と呼ばれているこれらの星座は、今の季節では、夜中の4時前後から、暁前の5時過ぎまでしか観ることはできません。 でもオリオンの三連星を見ると、なぜか懐かしさを覚えてしまう。 今週は、懸案物件の見積の後半から始まり、そして今日あたりから、もう1件の懸案が始まります。 ![]() 上の写真は、「肥後クリ」。 これまでも何度か紹介してきました。 クリは、一般建材流通では、輸入材の中国産が多く出回っていますが、はっきりいって全部ダメです。 木目があまく、木肌がまるで南洋材のように赤くて、こんな材を床に貼ったら、トラックの荷台のようになってしまうでしょう。 クリの産地は、全国に3箇所ぐらいしかありませんが、どれも独特の個性を持っていて面白い。 九州の「肥後クリ」は、ゲインの独占販売ですが、九州山地の照葉樹林帯の中から拓伐されたもので、すべて天然林産なので、木肌の輝きが違います。 ![]() 九州モンなら、九州の無垢の木ば使わんで、ドゲンすっとね? 欲こいて、突っかかりもっかかりしてん、ヨカこつのナカばい! 昨日、福岡県内のある大工さんから、たまたま懸案物件からの見積の流れから、お電話をいただきました。 数年前まで、九州のクリを好んで使っていたのだが、3年前に、その製材所が廃業してしまい、クリが手に入らなくなってしまって困っていたということでした。 今物件の是非はともかく、末永く付き合っていけたらと言っていただきました。 …こんなときです。歯を食いしばって、やってきて良かったと、心から嬉しさがこみ上げてくるのは、…。 うまくいくときもあれば、いかないときもあります。でも、そんな時こそ、初心を忘れないこと。 事業を始めた時の初志を思い起こすことは、新たな勇気と決意を取り戻させます。 いつ如何なる時であっても、「無名有力の人」たれ!とは、安岡正篤師のお言葉です。 福岡でも、全国の無垢の木の産地の、熱いハートを持った人たちとスクラムを組むことはできます。 そしてより上質の無垢の木を求められているユーザーさんや建築家に伝え、お届けすること。 ゲインならではのお伝えお届け方法は、誰にも真似ができません。 だからこそできる、「一燈照隅」なのです。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-17 11:18
| 木の家 国産材 無垢材
日本フォレス党 住まいの木案内舎ゲインのゴトウです
日本各地にある著名な社寺仏閣が、とんでもない危機に遭遇しています。 それは外来種である「アライグマ」による侵略、侵食です。 この北米から持ち込まれた「アライグマ」は、見掛けは可愛いのだが、やることは、どうにもならないほど悪質です。 元々樹上生活が得意な動物であるため、社寺の柱や板壁を、その鋭い爪で引っ掻きながらよじ登り、天井裏に住み着いてしまう。 それまでの住人?であるねずみや蛇を食ってしまい、そこは夥しい糞尿場に変貌してしまう。 国宝級の社寺仏閣にも侵食しているといいます。 これでは、日本フォレス党として看過するわけにはいきません。 日本と日本人にとって心の故郷ともいえる木造の建築物を守るためには、「アライグマ」は根絶すべき動物です。 たとえどんな理由であっても、ペットとして飼った飼主が、持て余して、近くの森林に捨てていったのが原因であっても、結果がこうなれば、アライグマはとことん駆除するしかありません。 そのときの日本の行政が、将来的なヴィジョンを持たずに、単なるモノの商取引として扱ったことが原因であるならば、それを認可した役人あるいは立法化した政治家の処罰も含めて、緊急に改めなくてならないでしょう。 日本の国宝級の木造建築物は、一旦傷つけられたら、補修するしかありません。 復元は不可能です。 ましてや天井裏の糞尿のために、鎌倉や江戸で描かれた天井画が、天井板と一緒に腐れ、朽ちてしまっては、手の打ち様がありません。 アライグマだけを狙い撃ちにする退治方法を、誰か知っていたら、被害を受けている社寺やそこの行政府に、是非進言して欲しい。 こんな現状も、日本人が日本人たる恥を忘れた結果です。 公の精神が後退すると、出てくるのは、自分勝手な解釈と合理化だけで、やりたい放題をする愚劣な日本人だけです。 今でこそ、あまり注目されていませんが、かつての厚労省と社保庁は、そういった輩の巣窟でした。今なお生き延びているやつもいます。 政治家や行政にも、多くいますが、今少しずつではあれ、真の日本人の精神を取り戻すべく頑張っている者が生まれつつあります。 立法化や世論起しも必要ですが、建築物は日に日に腐朽が進行しているのです。今できることからという以上に、今やらねばならないことからやるべきです。 それが被害にあった社寺仏閣の浄化と外敵からの防衛措置であり、アライグマは見つけたら直ちに駆除することです。 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-16 10:41
| 木の家 国産材 無垢材
日本フォレス党 住まいの木案内舎ゲインのゴトウです。
9月に入って、やっと過ごしやすくなったようです。今朝の気温は23度でした。 しかし部屋の中は、何かしら暑い。空気の抜けが悪いのかも、… で、早速部屋中の窓から玄関まで開け放ち、しばらくすると、おう!快適じゃネエか。 ここ数日、事務所に篭りっきりでしたから、換気が悪かったんですね。 空気が悪いと、脳みその回転も悪くなります。 これまでは、外気が30度以上あったため、朝の数分間しか換気してなかったのですが、これからは毎日じっくり換気できそうです。 さて案件の一部が、本格的に始動し始めました。 この1週間、ある見積に追われて、ほとんど毎日潰れていましたが、やっと解放されたようです。 今回は、ある老人ホームの床のコーディネートを任されました。 老人ホーム、実はゲインでは、この10年間に、40数件の福祉施設に、「無垢の木」たちを納めてきました。 その都度、要望だけではなく、外観とのマッチングや用途に応じた提案、そして実際に使用を開始した後のメンテナンスや普段の手入れなど、丁寧にお伝えしてきました。 そのせいなのか、いろんなところから相談が舞い込んでくるようになりました。ありがたいことです。 今回の内容は、施設の外観は南欧風で、それに見合った内装材の提案を要望されました。 車椅子などを使用するので、磨耗に弱い無垢の木は使えません。 とはいっても、ご老人が転んだ時に、体を痛めない程度の弾力のある物が必要です。 でもここで一番肝心なのは、ご老人が、そこにいて楽しくなる、あるいは元気になることです。 そして絶対にヒートショックを起させないことです。 スリッパでの歩行が当たり前といっても、ご老人が裸足になって歩きたくなるような床が、健康にも良いに決まっていますからね。 …ただ摺り足ばかりだから、汚れも付きやすいかもしれません。 メンテが比較的楽で、サッと洗えるような「無垢の木」がベストということになるでしょう。 …最適な提案を練っています。 あらゆる知識を動員して、想像力を働かせなくては、…何より、ご老人たちに「こん床ば、気持ちヨカ~!」と言ってもらえること。かなり微妙な提案、複合提案、… 住まいの木案内舎ゲイン ▲
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| 2010-09-15 10:55
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